【レビュー】『AI時代の人生戦略 』成毛眞

私は「STEAM」を知らない奴でした

元・日本マイクロソフト社社長をされていた、成毛眞さんの本は、新しい気づきが刺激的なので好きです。

私とはタイプが違う方なので、面白く読めているのだと思います。

AI時代の人生戦略 成毛眞

今回のキーワードは、STEM(STEAM)という言葉。

サイエンス(科学)の「S」
テクノロジー(技術)の「T」
エンジニアリング(工学)の「E」
マセマティックス(数学)の「M」
アート(美術)の「A」

頭文字を並べてのフレーズという点は、よくある話。ただ、どれも、理数系と美術系のワードが並びます。

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文系肌な自分には理解が厳しいのかもしれないと思って読み始めました。

確かに、最近のトレンドであるAIを考えれば、科学、技術、工学、数学などは必須な要素なのはわかります。どれもハードルが高そうですが、成毛さんは、丁寧に語りかけてくれます。

これからの時代を生き抜くためには、AIに使われる側ではなく、使う側でなければいけない。この主張には危機感も含めて、引き込まれました。

世界で戦い抜くために、科学的な分野への基本的な理解は誰にとっても必要なもの。日本人の場合、大学受験に向けて、私大文系を選んだ瞬間に理数系から離れるという点の指摘も、私自身のことなので、ドキっとさせられました。

子供のころから、理数系が嫌いなわけではなかったはず。

連立方程式までは楽しく解けたものの、二次関数のグラフが美しく書けなかった瞬間から、自分は数学から離れてしまったと思います。

理科も実験は好きなのに、公式や定義の理解が出来ずに、物理で挫折。

その後、理系出身の小説家の本を読むと引き込まれるので、私は、完全に理系脳を持っていないわけではないと気づかされました。

堀江貴文(ホリエモン)氏や鈴木寛氏(文科省大臣補佐官)との対談により、イノベーターと教育制度などの視点で理解を深めながら読み進めることができました。

残酷な10年後に生き残るために身につけなければいけないことを痛烈に続きます。

日本の労働人口の49%が、10~20年以内にAI(人工知能)やロボットに置き換えられる可能性が高い。AIが人間の能力を超える「シンギュラリティー」の時代も、予想以上に早く到来するかもしれない。

成毛さん本は、脅すだけでなく、知識を得るためにオススメの書籍まで紹介してくれる親切さには頭が下がります。

ラストに向けて、ゲームを楽しまないような奴はダメだ!VRを味わえというメッセージは、心に響きました。

新しい技術に積極的に食いついていく人間でないと、これからの時代は生き残れないと納得させられました。

私同様に、危機感はあるけども、まだ、具体的に新しいものにアプローチしていない人には、是非、読んでほしい一冊です。ビリビリと響いてくるのは間違いありません。

 

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。