人生100年時代の下り坂をどう生きるか?真面目にライフプランを考えてみよう!

リンダ・グラットンが『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』が世の中に出てから、一気に人生の長さに対する考え方が変わりました。

想定していたより長い人生があるからこそ、どう生きるのか、を問われているような気がします。

また、現在の延長線で未来を考えすぎる傾向と現実に起こる未来、双方をしっかり考えてみたいと思います。

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元気もりもりで100歳まで生きられる保証はない!

自分や周りの寿命が100歳まであると捉えると、現役バリバリの世代後に訪れる時間をどう過ごせばいいのか、思い悩むのは仕方がないものです。

だって、リンダ・グラットンに言われるまで、100歳まで生きるのは特別なことで、金さん・銀さんの双子の姿しか思い浮かばなかったのですから、当然です。

そもそも、元気もりもりで100歳まで生きられる保証なんて、全くないのですから。

人生の後半戦の下り坂をどう生きるのかを捉えられているのか

子供の頃であれば、学校というスキームで年齢の区切りで、環境や友人も変わり、学ぶこと、楽しむことも増えていく、ワクワク感(もちろん、生きづらい子ども、若者が多いのも理解できますが)に溢れていたはずです。

当時から見れば、大人になったら、こんなことができる、やってみたい、という無限に広がる未来があり、そこに向かって突き進めるのは上り坂なので、大変かもしれなけれど、勢いがあります。

一方、現役バリバリの世代を超えて、年金がいくらもらえるのだろうか、とシミュレーションするようになってくるシニア世代になってくると、人生の後半戦になっているので、どうしても、成長度合いよリは、保守的で守りになりがちで、下り坂になってきていることを感じざるを得ません。

最近は、シニア向けの本、テレビ番組なども増えては来たものの、下り坂を受け止めるというのは、喜ばしいとはいえず、どう捉えればいいのか、思い悩むのではないでしょうか。

下り坂のロールモデルが引退・隠居というイメージの固定概念が頭の片隅に残っているからでしょう。

健康上の不安、生活の不安、予測できない最終ゴール地点

なぜ、下り坂を考えると気が重くなるのか。

健康上の問題が発生し、病院にかかったり、薬を飲んだり、体力が衰えてくるという老化との戦いは不可避です。

同時に、経営者や家族での仕事(ファミリービジネス)などをしていない限り、働く時間も減り、時間は自由になるものの、生活を維持するお金の問題も出てくるので、生活の不安が消えません。

その前提となるのは、自分の終わりという「死」というゴール地点が見えないからなのではないでしょうか。

マラソン大会に出ても、42.195kmというゴールは設定されています。

残りの距離、制限時間などが見えているので、どう取り組むべきかが想定しやすいのではないでしょうか。

では、人生の場合、このゴール地点は、自ら死を選ぶのでない限り、いつ訪れるのかはわかりません。

予測できないゴール地点に向けて、進み続けるというのが、実は、しんどいものなのです。

突然の死も、長い療養生活も、介護される自分もシナリオに含むことができるのか

社会的つながりを大切にし、家族との時間を楽しめる、人生の後半戦の下り坂タイムも、突然の死(寿命を明確にわかる人はいない)、大病からの長い療養生活も、誰かに介護されなければ生活できない厳しさも、何が訪れるかわかりません。

そのどれもが、ワクワクするとはいえない未来として想像できてしまうのが、人生の下り坂の局面なのだと思います。

もちろん、健康を維持したり、資産を維持し、可能な限り働いたり、さまざまな工夫をした取り組みは個人として行っていくのは間違いありません。

でも、何年でこうなるという上り坂に比べると、どうしてもわからないゴール地点に向かっている感覚は避けられないでしょう。

あの有名人を最近、見かけなくなった、みたいな話題が出た際に、明らかなる衰えを受け入れて、表舞台ではなく、ひっそりと暮らしているみたいなことを想像しやすいものです。

人生後半は下り坂であることは避けられないからこそ

大事なのは、やってみたいこと、やれそうなことは一通りチャレンジしてみたという経験値が積み重なった状態で、人生後半の下り坂に突入しているという現実です。

定年退職したら、世界一周旅行に行って、みたいな話をする人も少なからずいますが、この願望を達成したら、その先には何があるのでしょうか。

下り坂だけに、自分より若い世代が世の中をリードいていく姿を見ていきながら、自分には何ができるのか、最終ゴール地点までやりたいことは何か。

実は、生命保険会社と終活の展開以外で、この話をちゃんとする機会が少ないのです。

それだけに、今の延長で未来を想像してしまったり、下り坂シナリオをちゃんと描けないのはライフプランやライフビジョン設計の大きな問題だと感じます。

あなたは、今を楽しみ、過去を振り返るだけでなく、未来のゴール地点まで向けて、どう生きるか考えられてますか?

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。