アイデアの掘り下げ方:煮詰まった状態を打開する!

煮詰まった状態から、アイデアを出すためには

何かの企画・アイデアを練ろうとすると、自由な発想で箇条書きを書き出したり、仲間内でブレインストーミング(ブレスト)を行うことは、あなたにも経験があるでしょう。

なかなか、斬新で、新しい企画やアイデアって出てこないものですよね。

最初は、ポンポン自由に考えているつもりでも、固定概念やイメージがあると、煮詰まるまでの時間は、お湯が沸く程度の数分間のレベルで発生します。

煮詰まった状態から、アイデアを出すためには、ずらす&真似る しか突破方法はありません。(天才的な人は、ご自由にアイデアを出してくださいね、これは普通の人向けの方法論です)

サードプレイスな生き方をしようと思っても、袋小路に陥る人がいる

例えば、私が提唱する、家庭でも職場でもない第3の居場所としてサードプレイス を拡張させようという考え方も、おおよそは理解してもらえるのですが、早々に立ち止まってしまう方が多い状況です。

・仕事が忙しくて、自分の好きなこと、新しいことに時間もお金もかけられない

・家族との時間、役割も考えると、自由勝手気ままなことをやる余裕はない

・そもそも、何をしたらよいのか、思いつかない

世の中の風潮が、「自分の好きなこと、得意なことをやっていれば、ハッピーになれる」と信じ込まされようとしています。

これは、裏側のメッセージとしては、「嫌なことなんか無理してやるな、逃げ出してしまえ!」ということになりますね。

正直、自分にとって、今までやっていないこと、掘り下げたいことを考えても、日常に忙殺されると疲れ切って、何も浮かばなくなる人は多いものです。

とりあえず、美味しいものを食べて、お酒を飲んで過ごそう、となったり、テレビやインターネット(SNSや動画コンテンツ)を見て受け身で時間を潰すことで、納得しようとしがち。

自分の人生なのに、これでいいのだろうか、仕方ないと諦めて、袋小路に陥ってしまい、メンタルをやられてしまう人があなたの周りにも多いのではないでしょうか。

だからこそ、私は、サードプレイス を提要して、人生を拡張させようと訴えているのですが、あくまで、何をやるのか、目指すのかは個人に委ねています。

私は教祖やオピニオンリーダーのような、祀られる存在を目指していないので、伝わりにくいと認識しています。

袋小路な状況、煮詰まった状況を打破するには、サードプレイス を意識しなくてはいけない、ということはわかってもらいたいと考えています。

企画・アイデアを出す時には「ネーミング」を突破口にしよう

私自身、最近、とある企画・アイデアを出すミーティングに参加しました。

自由な意見、発想を求めて、集まったメンバーたち。

早速、テーマに沿った企画・アイデアを出そうとするのですが、どうしても無難な、当たり障りのないものばかりが列挙されていきます。

どれも、面白くないし、新しくない!!

メンバー全員が、ここに気づいています。

我々は凡人だから仕方ないという空気感が漂ってきました。

ここまでは、何も特別な話ではなく、よほどのクリエィティブなメンバーや天才が集まらない限り、発生する煮詰まった状態、いわゆるマンネリで、普通の常識的なものがまとまるパターンです。

「ネーミングだけでも自由に考えてみましょうよ」

私が、企画・アイデアの煮詰まり状況を打開したい時に、突破口として、ネーミングを決めることに意識を向けるようにします。

スタート時点で、無責任で遊べる要素があるのがネーミングです。

ネーミングを考えることは、言葉遊び、思考のシャッフル行為です。

最初は、どうでもいい、つまらないものが並びます。

次に、少し発展したものが出てきますが、イマイチ。

ここで、深呼吸をして、脳みそをリセットするぐらいの気持ちで考えると、おかしなネーミング、表現が浮かびます。

ここで、ネーミング確定すると、ようやく企画・アイデアのコアな部分が明確化されるという本当の効果が生まれます。

これは、赤ちゃんの名前を決める作業と似ています。

画数、漢字の意味、苗字と組み合わせた響き、など試行錯誤する時間は長くなりがち。

あれこれ考えて、ようやく固めてみると、その名前に愛着が出ますよね。

赤ちゃんの顔を見ながら、何度も名前を呼んでみます。

名前が決まったことについて、当の赤ちゃん本人は理解できていないはずなのですが、人生のスタート地点としては、大事な瞬間の一つです。(胎児の時点で名前を決める方もいますが)

どんなものであっても、ネーミングって、大事なものであり、途中でコロコロ変えてしまうのはよくありません。

ネーミングをすることで、企画・アイデアもブレイクスルーが生まれるケースが多いのです。

企画・アイデアを練っても、うまくいかないなら「ずらす & 真似る」をしよう!

ネーミングにも行き着かない、この企画・アイデアそのものが失敗しそうなオーラが感じられる瞬間に出くわしたことは何度もありますよね。

この時は、企画・アイデアを作る方法として、完全なる新規のものは諦めると決めましょう。

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せっかくの新規の企画・アイデアなのに、と残念がる必要はありません。

イノベーションにならないし、つまらないと批判もしないでください。

最近の新しいと感じる商品・サービスは、既存のものをシフトして設計されていると気づかないでしょうか。

例えば、メルカリというサービスは、本来、フリーマーケットでやっていたことを手軽にいつでも簡単に個人間で売買ができる仕組みを提供したものです。

グーグルの検索だって、辞書や百科事典のスピードアップ版と捉えることができます。(情報量とスピードが格段に違いますが)

今あるものを少しだけ、ずらしてみるということに企画・アイデアを出すヒントがあります。

日本で売っていない商品を海外から輸入して販売することで成功を収めたビジネスは山のようにあります。

とすれば、日本でしか売っていない商品を海外で販売してみる。(着物をネットで外国に販売するイメージをしてください。)

いきなり海外展開なんて無理だから、日本にいる外国人観光客向けにニーズを探ってみる。

とすると、漢字・ひらがなの商品名を英語・ローマ字表記に変えてみる、というアイデアが浮かびます。

次に、観光施設やホテル、民泊先などの協力を得られたら、ターゲットと触れ合う機会が生まれます。

お持ち帰りやお土産として提供できれば、彼らは自分の国で家族や友人に配るかもしれません。

ここで大事なことは、少しだけずらしたことと、真似をしていることです。

某アジアの大国について、模倣品ばかりで質が良くないという意見がありますが、日本も昔は同じような存在だったのではないでしょうか。

あの国の人々は無意識に、日本のかつてのやり方を「ずらす&真似る」ことで、成長を続けているのです。

もっと、身近な例をあげれば、スマホ、アップル社のiphoneだって、日本のメーカーの技術やアイデアを組み合わせて、ライフスタイルや価値の提供を行ったことで大成功に導いています。

完全なコピペはダメでも、「ずらす&真似る」という観点で、物事を考えれば、結果として新しい企画・アイデアが生まれて、ビジネスであれば、商品・サービスに展開できる可能性が生まれるのです。

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まとめ:「ずらす&真似る」をスタンダードなやり方として自分に取り込もう

「ずらす&真似る」ということを日常の中でもスタンダードにしましょう。

本を読む、誰かの話を聞くなどのインプットをして、とりあえず、自分も真似をしてみる。

同じことはできないから、少しだけアレンジして自己流を試みる(ずらす)。

これだけで、企画やアイデアだけでなく、個人の人生も面白さが広がってきます。

是非、日々が退屈でつまらないと感じている方、このままの人生なんて嫌だと思われている方、私と一緒にサードプレイス な生き方をしてみませんか?

あなたも私も、Expand(拡張)することで、イキイキできることは間違いないとお約束させていただきます。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。