本嫌いだった編集者・岡本雄太郎さんの『本嫌いの原因は勘違いが9割』を読むと、意外なことに気づく!

本嫌いだった人物が出版社で編集者になるなんて信じられない話ですよね。

ところが、岡本雄太郎さんは、本嫌いだったのに編集者として活躍されています。

岡本さんの『本嫌いの原因は勘違いが9割』をじっくりと読んで考えてみました。

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筋金入りの本嫌いが編集者として生きる

岡本雄太郎さん自身とは、以前、お話したこともあり、彼がライター経験もある、編集者というのは知っていました。

ただ、本嫌いだったという過去は、この本を読むまで知りませんでした。

しかも、筋金入りの本嫌いとご自身で仰るほどとは意外でした。

本嫌いは勘違いと断言できる7つのポイントとは

本嫌いの原因は勘違いが9割』の胆である勘違いは第2章で述べられています。

勘違い①「本=小説である」
勘違い②「本は絶対に読んでおくべき」
勘違い③「本はすべて読み切って理解しないといけない」
勘違い④「本は書かれている順番の通りに読むべき」
勘違い⑤「積読は良くない」
勘違い⑥「本を読む量は多いほうが良い」
勘違い⑦「本を読むスピードは早いほうが良い」

7つのポイントの中で、⑤、⑥、⑦は、本を読む人でも勘違いして、悩んでいるケースがあります。

勘違い②「本は絶対に読んでおくべき」

これがユニークなポイントです。本を月1冊も読まないという日本人が50%以上になったという情報を知り、この言葉は現実だと理解しました。

本なんか読まなくても、誰かのレビューを読めば想像はできるし、面白ければ映像化されるだろうし、読んでいなくても生活に困ることはないのです。

本=神様

みたいな考えを持てば持つほど、読まなくなるという逆説的な真実ですね。

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本の読み方なんて、習った記憶はない

考えてみれば、紙芝居や絵本を大人に読み聞かせてもらい、自分が好きなものを楽しく読んでいる(眺めている)頃は、本を読もうなんて明確な意思はなかったはず。

学校では、国語の授業でまとまった文章を読むようになって、図書館で本を借りて読もうと進められる。

夏休みに読書感想文の宿題を出されて苦しむ。

このあたりで、本嫌いは加速しているでしょうけども、そもそも、岡本さんが指摘するような意味での、本の読み方なんて、誰も習っていなかったのです。

読書リテラシーなんて、勝手に個人で作るもので合って、自然と身に着くか、身につかないまま、大人になっているのでしょう。

本嫌いにこそ効く5つの読書テクニックとして解説してくれているような話をまともに教えてもらったことはありません。(読書術の本やセミナーでは教えてくれるかもしれませんが)

■「はじめに」「目次」「おわりに」だけ読む
■目的を明確にしてから読む
■「なぜ読み」と「ツッコミ読み」
■その本を読む時間を設定する
■本以外の情報をシャットアウトする

漠然と本を読もうと思っても、自分がのめり込む要素がないと、途中でストップしてしまい、その先を読み進められないことは多々あります。

この本をなんで読みたいのか、どのぐらいの時間を読むのか、などを整理すれば読めるのです。

私も、読書会があれば、直前まで必死になって、課題書を読み切ります。

読んでから参加しないと面白いと感じないので、読まざる得ない状況に自分を追い込んでいます。

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私も本を読まなかった時期がある

私は、この【サードプレイス】ブログでも、書評風の記事が本数が最も多いので、ずっと読書家だったと勘違いされがちです。

高校生の頃、陸上部で汗を流す青春を送っていた私には、本を読む時間も体力も余っていませんでした。(年1冊読んだかどうか怪しい)

したがって、多感な青春の時期に読みそうな本は時期をずらして読んでいますし、素通りした本もたくさんあります。

そんなときでも、陸上競技の技術的な解説書だけは、むさぼるように読みました。

必要に迫られれば、誰だって読むのです。

本を読む目的や動機があれば、誰だって読める!

結局のところ、本を読んで知識を得たい、感動する空想の世界にはまりたい、好きな著者を追いかけて読んでみたい、など、何らかの動機があれば、人は本を読むのです。

もちろん、今は、スマホでニュースや情報を得られますから、Tipsやノウハウなどは本で読むことはないのかもしれません。

ただ、1冊を作るための著者、編集者(出版社)、書店(流通)のことを考えれば、安い価格で手に取って、自分のペースで自由に読めるなんて、最高の贅沢な話です。

本嫌いの人が、この『本嫌いの原因は勘違いが9割』を読んでくれるのかという疑問は残りますが、もし、あなたの周りで本嫌いがいたら、気楽に読めるのでお勧めしてはいかがでしょうか?

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。