「道」をつけて、日本文化として成立させているものには、「茶道」「花道」「柔道」など様々なものがあります。
個人の趣味ではなく、一つの文化まで押し上げて、後世に残していけるものは素晴らしい。
では、日本の「お風呂」文化は、この「道」として考えられないのでしょうか?
そんな着眼点を土台に作られた「湯道」というエンタメ映画を楽しく見ました。
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お風呂は、身体をキレイにするだけでなく、心も整えられるのか
お風呂といえば、基本は、身体の汚れを落とし、キレイにすることが最優先。
風呂に浸かることでのリラックス効果で心も整えられるといえば、その通りですが、まずは、日常の生活習慣の1つにすぎないとも言えるでしょう。
「湯道」を学ぶ、おじさんたちの眼差しが最高!
「湯道」って何と思って、Googleで検索すれば、当然、映画「湯道」が上位表示されますが、少し下がると、湯道文化振興会のホームページを発見します。
日本人にとっての入浴という行為は、
世界でも類稀なる生活文化であり、
その精神と様式を突き詰めてゆくことで
一つの「道」になるという想いに至りました。
私たちはそれを「湯道」と名付けました( 湯道|湯道文化振興会ホームページより )
何はともかく、映画の中では、「湯道」を学ぶ、おじさんたちの眼差しが最高すぎます。
この表情を見るだけでも、幸せが伝播してきますね。
「温泉」と「銭湯」の境目はお湯の質にあるが、一人でない点は共通
映画の中で、「温泉」と「銭湯」の違いについて専門家が熱く語る場面があります。
もちろん、温泉は、地中から湯が湧き出している現象や場所、湯そのものを示す用語であり、銭湯は、湯銭(ゆせん)を取って入浴させる浴場という違いがあります。
お湯の質が異なることが前提ですから、掛け流しなのか、沸かし直すのか、などといった細かい定義付けでぶつかるのは避けられませんが、この「湯道」の世界では、問わないとい印象が残りました。
温泉と銭湯は、人間が基本は裸で、入浴する場合、一人ではない点が共通です。
自宅の風呂場は、基本は一人です。(一緒に入るとしても家族止まりのはず)
一人でないという意味では、他人と交流できる場所という意味では一緒だと思います。
お風呂の入り方に厳しかった、銭湯のおじさんたち
私は、青年期まで銭湯に通っていた(家に風呂がなかった)ので、毎日、足を運んでいました。
子どもだったので、マナーがなっていないとか、うるさいとか、銭湯にいた当時のおじさんたちには、よく怒られました。
一番厳しかったのは、お風呂への入り方の作法と、水で薄めることへの拒絶感だったのを覚えています。
作法だけじゃなくて、いろんな話をしてくれた人もいたし、今ではNGなタトゥー(刺青)の方も、たまにいて、世の中にはいろんな人がいるんもんだと実感したのを覚えてます。
決して、上流な人々との上品な付き合いではなかったものの、人間味溢れる、裸の付き合いがとても懐かしく感じます。
エンタメ作品としてよくできていたのは出演者の個性のバランス
最近のエンタメ作品全般に言えることですが、とにかく出演者でセリフを伴う方々が多い。
逆を言えば、一人当たりのセリフ数も限られてくるし、キャラクターが極端であっても、ストリー全体にインパクトは残さない傾向が強くなっています。
本来は、出演者を絞り、素人みたいな役者さんや、エキストラを使うことで、メインキャストたちをスターとして扱ってきたのが映画という世界だと思うのですが、いつの間にか、スターは減り、多くの作品に出演することが多い、顔馴染みが増えすぎた印象があります。
高倉健さんや、吉永小百合さんの出演する映画にはありえないでしょう。
もちろん、スターがエンタメ作品で、突拍子もない役を演じることもないのですが。
「湯道」という映画としては、メインにならない入浴・風呂というシーンを中心に添えて作り上げたという点(衣装がいらないという意味ではないですが)は、過去にないのではないでしょうか。
是非、日本人なら共感してもらえる作品だと思います。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。