後藤達也さんといえば、元日本経済新聞記者であり、2022年からフリージャーナリストとして、SNSやテレビなどで経済情報を発信しています。
デビュー著作『転換の時代を生き抜く投資の教科書』は、王道でオーソドックスでありながら、基礎からわかりやすく解説してくれる一冊です。
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偏りのないスタンスは新聞記者的なジャーナリスト
後藤達也さんは、インターネット・動画配信系コンテンツの中で、丁寧に冷静に話す経済情報をわかりやすく解説してくれる存在です。
彼自身の目指す考えをnoteの紹介文に下記のように綴っています。
経済ニュースを「わかりやすく、おもしろく」。経済や投資になじみのない方を念頭に、偏りのない情報発信を目指しています。国民の金融リテラシーの健全な向上に少しでも貢献できればと思っています。
時に、慎重に言葉を選びすぎているのではないかと、感じてしまえるのは、彼の信条からのスタンスなのでしょう。
投資が必要な時代に、平易な表現で伝えられる強さ
資産は、個人で投資・運用しなければいけない時代になり、誰もがマネーリテラシーが必要になっています。
日本は、デフレな時代(失われた30年の時代)を生きてきた私たちにとって、現金こそが最強であり、価格が安いことが全てでした。
世界では、戦争や紛争などがあっても、確実に経済は成長・拡大を遂げてきたと言われています。
結局、アメリカの株などへ投資した人たちは、この期間中に資産を増やすことに成功していたわけで、視野がガラパゴスで日本の目の前のことだけを捉えていた人たちは、確実に貧乏になっていったのは事実。
https://teruo3.com/1324-2/
アベノミクスから10年以上の時間をかけて、株価は上昇傾向にあり、物価も上昇してインフレを肌身に感じるようになりました。
単純に株に投資して儲けようではなく、社会への貢献も大事だと語る、後藤達也さんのメッセージは、優しく誰にとっても飲み込みやすい、 『転換の時代を生き抜く投資の教科書』は、読んでおいて損がないし、わからない経済用語も、おおよそは理解できるようになっています。
経済の基本を知らなければ、資産運用なんてうまくいかないから
世の中に騙される人というのは、楽して、自分だけ儲けようという邪な気持ちがあり、その隙を突かれて、大きな損害を得る人たちがいます。
リスクを取らなければ、リターンは得られないという資産運用の鉄板的法則を無視して、ノーリスク・ハイリターンという夢物語を信じてしまうのは、経済の基本を知らないまま、大人になってしまった現代日本人の悲しい現実なのだと認めるしかないでしょう。
経済を動かすのは、一部の人たちではなく、私たち一人ひとりの消費や生産・労働も含めたものであり、その結果、価値を生み出し、未来への期待が高まれば、株価も上がるわけですから。
その上で、個人がどのような知識を得て、何に資産運用するのが最適なのかをしっかりと考えるべきなのですが、この知識を持っていない人が多いと言わざる得ません。
かつては、証券マンに騙された!と嘆きながら、虎の子の貯金を大幅に減らすような憂き目にあった人もいらっしゃいました。
専門家・プロに任せれば何とかなるという発想こそが、思考停止の原型であり、日本人の意思決定の他力本願を物語っています。
『転換の時代を生き抜く投資の教科書』を読むことで、株価の変動には、どのような観点が必要なのか(虫の目、鳥の目、魚の目)を知ることで、視野が広がることは間違いありません。
さらに、中央銀行の存在、金融政策ということの意味を理解して、ニュースを追いかけていけば、自分もその流れを見ながら、投資をしていこうと考えられるようになるはずです。
後藤達也さんのnoteを読んでいるうちに、経済の流れがわかってきた
大学時代の授業で、マクロ経済学や金融論の基礎みたいなものを受けたことがあるけど、個人的には興味はあったものの、理解が簡単に進まなかったことを覚えています。
もちろん、実体経済なんて理解できない学生の立場で学んだところで、机上の空論みたいなものだから、苦手意識が芽生えるか、金融機関や経済分野の官庁に勤めない限り、関係のないことのように思われがちです。
この後藤達也さんの著書『転換の時代を生き抜く投資の教科書』に加えて、有料のnoteで最新の経済情報の解説を読み込んでいくと、着実に経済に関する理解が深まってきます。
経済って、こんな仕組みで動いているんだという、実は集団心理みたいものも働いているということを思い知ると、きっと楽しい世界と感じられるように変わるのでしょう。
客観的で冷静な情報を正しく解説してくれる存在をパートナーに選べ
様々な情報は、立場や考え方が入り乱れて、正反対のものもあれば、異端なもの、王道なものなどが数多く存在しています。
それだけに、何を信じるのか、どう理解するのかは、個人に委ねられてしまい、盲信するものを間違えると、人生を間違った方向に進みかねません。
特定の商品・手法だけをアピールする、尖った経済論者の説に飛びつきたくなる気持ちもわかりますが、あくまで冷静に、自分自身で考えられるような知識と知恵を入手していくべきなのです。
全てを完璧に理解できなくても、世の中の流れ、経済の動きというのを把握するだけで、資産運用に関するリテラシーは高まり、自己判断のもと、前に進めるようになっていきます。
もちろん、後藤達也さんを盲信すればいい訳ではなく、彼の与えてくれる情報を咀嚼できるような力を身につけていくことが、これからの時代に生きていく人には不可欠なのだと思います。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。