予備知識ゼロの状態で、「こすぎの大学」という地域勉強会に参加してきました。
武蔵小杉駅構内を歩いて感じた感想を、白紙のプレゼントいう形で展開しました。
その経緯を、このブログ記事に書かせていただきます。
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武蔵小杉駅の構造、雰囲気が気になることからスタート
友人・大村信夫さんの活躍の中で、「こすぎの大学」の登壇は、数ヶ月前から耳にしていました。
師走だけに、忙しくて無理かもしれないと思っていたのですが、参加できました。
私は、数年前の師走とは違う日常を送っているようです。
会社関係者、同僚、同期、お客様、学生時代の仲間、地元の知り合い、家族・親戚などが中心に忘年会の日々。毎日、どこかで楽しく飲むだけ。
この数年は、盛り上がっている興味のあるグループ、イベント、コミュニティに参加して、自分との違いを感じながら、新しい知り合いを増やすことがスタンダードになりました。
知らない世界に飛び込むことが怖いという人は多いと思います。
自己紹介をしなくてはいけないし、相手がどんな人かわからない。不安はゼロになることはないでしょう。
それでも、可能な範囲で参加するのは、今まで知らなかった世界を知れることで、幅や深みが広がる感覚が楽しいことに尽きます。
今回、「こすぎの大学」は、予備知識はほとんどないまま参加しました。
武蔵小杉と言えば、2010年3月に、横須賀線の新駅ができるまでは、地理的にも接点が少なく、降りたのも数度程度。街の印象は、ほとんどありませんでした。
数年前、知人が新居を構えたのを機会に出向いたのが最後で、建築中の高層な建物が散在されて、開発が進み出した頃だったのでしょうか。
今回、横須賀線の駅ホームを使うのは初めてで、中原区役所近くの北改札に歩きました。
これが歩いても、歩いても、改札のゴールが見えないほど遠くまでの道のりでした。
10分近くは駅構内を歩いても、改札までたどり着けそうになくて困りました。
新設された横須賀線の武蔵小杉駅との導線に問題があるのは間違いありません。
また、遠く感じた理由は、殺風景な雰囲気にも課題を感じました。
都内でも、大手町、渋谷、新宿などのターミナル駅は入り込んでいて複雑ですが、歩いていて退屈することはない設計になっています。
この違いは大きい。
日常で、この駅を利用する人たちは大変なのかもしれない。
(駅構造を知っていれば問題ないのかもしれないけれども)
この前提となる部分が、自分が参加す、る「こすぎの大学」の中でアイデアに繋がるとは思いませんでした。
「こすぎの大学」は学びとコミュニティを変える存在なのだろうか?
中原区役所の会議室を使っての「こすぎの大学」は、2013年秋に誕生した、大人から子どもまで、武蔵小杉に住まわれている方、勤められている方、地元が大好きな方たちが集まる、自由で広く楽しく学んでつながる、“学び舎”との情報があります。
地域コミュニティなのは確実。果たして、「武蔵小杉」と接点のない私が参加しても大丈夫なのだろうか、という一抹の不安を捨てて、楽しく参加することに集中しました。
主催しているのは、企画編集ユニット「6355」
キーマンとなるのは、岡本克彦さんは、本業を大手電機メーカーのサラリーマンということで、私は、シンパシーを感じて、スタート時点で入り込みました。
詳しい話は、岡本克彦さんのインタビュー記事を参照ください。
このインタビューに出てくる岡本さんの語る「虚無感」は、私の数年前と共通する感覚です。
地元のコミュニティに参加しようと行動することと、会社内の活動を外に広げようという発想力が原動力。
そして、一人ではなく、仲間と広げていくというのは素晴らしい巻き込み力を発揮して、60回の開催まで継続された力も、魅力に溢れています。
今の私には参加する価値があったのだと納得して、大村さんの片付け論を伺い、自分の片付け力を高める必要性を痛感していました。
当日の模様については、「こすぎの大学」のブログがしっかりとまとめています。
大村さんのお話を聞いた後で、グループワークをスタート。
縁もゆかりもない面々と始めるのは緊張感があります。アイデアを出して、付箋に張り付け、模造紙に書きだしてまとめる。よくあるワークショップ、グループワークのゴールの定型でした。
私の所属したグループは意見が出ない時間が長かったのです。
「ここ(武蔵小杉)をどう片付けるかって聞かれても、特にない。」
「何を書けばいいんだろう?」
私に振られても、基本はアウトサイダーな立ち位置なので困ります。周りは盛り上がり、グループワークが進んでいる様子。正直、焦りました。
街がごちゃごちゃしていて、未完成。駅が混む。週末は中心部の車の渋滞が激しい。
「今、武蔵小杉に必要なのは、何にもない広場やスペースなんじゃないですか?!」
その言葉をきっかけに、ワークを一気に仕上げようとするものの、言葉になりきれず。
「空き地やスペースに何もない方がいいんですよね?白紙でいきませんか?」
こんな展開で発表、プレゼンができるのだろうか?
試験の答案ならば白紙というのもわかるものの、プレゼンが白紙というのは、経験がない話。(普通に考えれば、準備不足だと笑われます)
時間の締切が来て、他のグループのユニークで、切実な発表が続きます。
私たちのグループと同じ展開は、どこも用意していない。当たり前ですが。
白紙の模造紙を広げてのプレゼンを実施。最高に面白かったです。
こういう何もない場所って、街の中には絶対に必要なのです。
隙間を失くすことに意識が向かいすぎると、カオスになるだけ。何らかの災害があった時にも、この空白の場所は必要になります。
表彰などはないのですが、意外性という点では、本当に楽しめました。
即興で作られたチームの盛り上がり感もあり、場が和むだけでなく、参加できる喜びを得られる機会でした。
こういう地域コミュニティをプロではない先生が登壇して、一緒に学ぶというのは、斬新な切り口だし、参加者が入れ替わりながらも、ある程度の規模で定期開催できるのは、立派なリーダーである、岡本さんの存在が大きいのだと伝わってきました。
地域コミュニティを軸にして、コミュニティを楽しませる空間をつくり出せる時点で、「こすぎの大学」は、地域型の「サードプレイス」として成立しています。
私が、シンパシーを感じたのは、この作り込みの発想と取り組む姿勢にあるのだと思います。
大学院で専門的に学ぶ、アカデミックな領域を攻めるのも嫌いじゃないですけど、やはり、足元に近いところで、ワイワイ楽しめることって大事なものです。
他の地域にも、色々なコミュニティが運営されていると聞いています。
古いタイプの町内会でもなく、バーチャルで距離感を問わないソーシャルメディア上の関係とも違い、リアルに顔が見れる関係性は、これからの時代、ますます必要になってくるのではないかと、私は思います。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。