【サードプレイス】をつなぐブロガー@安斎 輝夫 です。
「アイアンマン 」(2008年公開)をAmazonプライム・ビデオ
あんまり集中せずに、ながら視聴をして、何回に分けて見るというスタイルをとったのは、石ノ森章太郎原作の「仮面ライダー」の設定と似ていると感じたからです。
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本人の意図ではなく改造人間にされることで使命を感じるの?
映画「アイアンマン 」の設定になる部分は、映画解説が巧みな記事を見かけたので引用します。
巨大軍事企業スターク・インダストリーズの社長であり、天才科学者のトニー・スターク。最新兵器ジェリコの商談のためにアフガニスタンを訪れたトニーは、テロリスト集団テン・リングスの襲撃を受け拉致されます。
同じく拉致された医師インセンの介抱を受け一命をとりとめたトニーでしたが、目覚めたとき心臓にはバッテリーが取り付けられていました。襲撃の際に心臓付近に刺さったミサイルの破片を固定するためであり、バッテリー無しでは生きられない身体になっていたのです。
大事なポイントは、目覚めた時心臓にはバッテリーが取り付けられて、という部分です。
もし、あなたが、何らかの事故に巻き込まれて、意識を失い、眼が覚めると、元の体とは変わっていたとしたら、どうしますか?
そこで、仮面ライダーになった、本郷猛の設定(TVシリーズ)を確認してみます。
城南大学の生化学研究所の学生で、知能指数600にしてスポーツ万能という、頭脳・肉体ともに類稀なる優秀な能力を持つが、そのために悪の秘密結社・ショッカーに拉致され、改造人間にされてしまう。しかし、脳改造の直前に脱出してからは、人間でなくなったことに苦悩しながら、人類の平和を守るために仮面ライダーとなってショッカーと戦うことを誓う
(Wikipedia 「本郷猛」より引用)
トニー・スタークも本郷猛も人間として、優秀な上に、改造されてしまうわけです。
2人とも本人の希望ではなく、後戻りできない状況に追い込まれて、悪と戦う正義のヒーローとなって活躍していきます。
明らかに時代は違うし、石ノ森章太郎の仮面ライダーとは時代も設定も違うアメリカン・コミックの実写版ではありますが、どうにも類似性を感じませんか?
人間の姿をしているのに、変身して、ものすごい能力を持って戦える存在になる。
これって、何なんでしょうか?どんな背景があって、こういう作品設定になるのでしょう。
自分を高めたい!能力開発を突き進めると、異次元なモノになる
人間は、自分の能力、技術を高めるために、必死に勉強をしたり、トレーニングをして体を鍛えたりしています。
ただ、普通の人間の範囲では、超えられない壁があります。
本郷猛のように知能指数600なんてありえないわけで・・・。
もっともっと、高めようと突き進むと、結局のところ、普通の人間ではいられなくなり、改造人間になって、姿・カタチも異質なまでに変身しなければなりません。
普通、子供から大人への成長というレベルではなく、オタマジャクシがカエルに変わるほどの大変化が必要な話です。
それって、非現実的だけど、憧れを持って空想したことにより、アイアンマン・仮面ライダーも誕生してくるわけです。
彼らは、普通の人間ではなくなっていながらも、ロボットとは違います。
人間としての姿や心を失ったわけではないのです。
この絶妙なところが、変身願望と能力開発への夢をフィクションとして作り込むと、キャラクターになっていくわけです。
「アイアンマン」も「仮面ライダー」も漫画からスタートしているが実写タイミングが違う
「アイアンマン」のコミックがスタートしたのが、1968年
「仮面ライダー」は特撮テレビ番組に向けた漫画の連載スタートが1971年
私の仮説、「仮面ライダー」をリスペクトして「アイアンマン」を作ったのでは、というのは間違いだったようです。
両者の設定として近いものがありながら、最初から特撮として考えられていた企画の「仮面ライダー」は、映像になることがベースにあった点が特徴です。
「アイアンマン」は原作コミックがあっても、実写化するまでに40年もかかっています。
おそらく、アメコミの世界なので、撮影技術としても実写化なんて無理だったというのが結論だと思います。(現在の「スパイダーマン」もシリーズも同様なのではないでしょうか)
その点、日本では、特撮映画の技術を生かして、怪獣映画やウルトラマンを作ったように、仮面ライダーも作られたわけです。
当時のコスチュームや設定、諸々は、現代から見ると稚拙なものではありますが、当時、あのレベルの内容のものを毎週放映していたことを考えると、特撮技術って、CGのない時代に日本が頑張っていた証拠のように思えますね。
映画「アイアンマン」の評価は?
私個人としては、アメコミ原作の作品は、スパイダーマンが最強説を信じているので、「アイアンマン」は、1〜2ランク落ちてしまいます。
何故ならば、人間が変身して戦うという設定を用いるには、登場人物のキャラクターがしっくりこないからです。
天才科学者が自らが変貌して戦うならば、おそらく、コピー的な2号機などを戦わせるのではないだろうか、と考えます。
そこまで追い込まれた泥臭さ、使命感が主人公に芽生えた印象を感じられなかったのが、最大のポイントです。
エンターテイメントとしては楽しめますが、公開当時に見たいと感じなかった理由は、映画「トランスフォーマー」と同じように、感情移入が弱いと予想したからです。
あなたは、映画「アイアンマン 」(シリーズ)を見ましたか?
どんな感想をお持ちですか?よかったら、教えてください。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。