我が子のスマホ利用について、頭を抱えている親は世の中にたくさんいます。
(石戸奈々子・著)は、そんな中でも、スマホを使いこなす賢い子とはどのような子どもであり、周りの環境の問題は何があるのかを掘り下げてくれる一冊でした。
スマホに限定しない内容からすると、本のタイトルが少々ミスマッチな気がします。
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「バカとハサミは使いよう」という、ことわざが応用できる世界観
「バカとハサミは使いよう」
はさみは上手に使えば切れるが、下手な使い方をすると切れるものも切れなくなる。 愚か者はどうにもならないようだが、やはり使い方しだいで役に立つことがある。
スマホなども使い方次第でいくらでも役に立つし、個人の能力を高めることもできるのではないでしょうか。
スマホやタブレットを使いこなせるのも能力の1つ!
赤ん坊の時から、スマホで動画を見させられていた子どもたちが、成長に伴い、自分のスマホやタブレットを所有するようになると、当然、自由自在に親よりも使いこなします。
むしろ、親が子どもに使い方を教わるような場面も増えているはず。
もはや、彼らは友人たちから新しく便利なテクニックを吸収しながら、応用を聞かせて、自分で楽しめる機器として使いこなしています。
さらに、SNS、LINEなどのコミュニケーションとゲームなどのエンタメ性が盛り込まれていたら、当然ながら、中毒のようになってしまうのは避けて通れないもの。
大事なのは、その便利な道具をどう使うかを、本人も、周囲も考えて取り組ませられるかどうかにあります。
遊んでいるだけ、時間潰しと捉えられてしまう
大半の子どもたち(大人も同類ですが)は、スマホやタブレットを使い、SNS、動画視聴、ゲームなど遊んでいることに時間を消費しているのが現状です。
暇つぶしならまだしも、やらなければいけないことが様々あるのに、無意に時間潰しをして、受け身な状態で過ごしてしまうのは、脳を活用しているとは言えません。
昭和の昔なら
「テレビばっかり見てないの!!」
と言われていた子どもたちが、今の親世代になっているわけです。
よほど厳しい躾をされて、テレビやラジオの制限を強いられて守ってきた子以外は、多かれ少なかれ、同じような環境に育っています。
スマホをどう使いこなすのか、という点をポジティブに切り替えられて、積極的に情報を吸収し、展開して、自分の武器に変えるような行動につながるかどうかが大切です。
我が子も、デバイスは使いこなせるが、受け身な点が気になる
我が家でも、新型コロナウィルスの騒動以降、学校でタブレットが支給されたこともあり、自由自在に使いこなせるようになりました。
一番最初にプレゼンテーションの資料を作るときは、サポートしたものの、今は、クオリティはともかく、オリジナル風(大体は、何かの情報を加工、コピペしていますが)に気取って仕上げています。
本当に、自分の頭で考えて行動しているのかは疑問です。
それ以外でも、SNSやメール・電話などのコミュニケーション場面を除けば、動画視聴やゲームなどに使うため、どうしても受け身になります。
自ら考えて、動画を作成するわけでも、ゲームを自作するわけでもないので、クリティティブな要素はゼロと言ってもいいと思います。
もっとインタラクティブなものとして、生成AIなどと壁打ちをやりまくってくれたら、もう少し、発展形になるのに、と親心としては考えますが、本人たちは楽しいことに夢中になるので、抜けられません。
スマホもタブレットなどを盛り込むことに遅れている日本教育の問題
でも語られている通り、世界では、日本よりもデジタルツールを使いこなす教育を早々に取り入れて、個人差のある環境で学習に取り組めるものを用意してきたようです。
日本の教育は、学校のようにクラスという集団で受け身で学ぶか、マンツーマンの個人塾になりがちです。
なんとかグループワークをさせようとしても、積極的にリードする子とそれ以外の子に完全に分離している様子と聞きます。
もし、個人の学習進度や理解度に応じて、個別カスタマイズして、得意分野、苦手領域をクリアにして、不足分を丁寧にフォローし、得意分野は学年関係なく上に進めるような、本当のカスタマイズの教育ができたら、個の成長につながるのでしょう。
成績も他者との比較による成績表よりも、領域・分野によって、個人の理解度を明確にすることで、得意分野を伸ばし、苦手分野をどこまでも平易なところから解説するようなコンテンツスタイルになれば、大半は自習スタイルで進み、どうしても理解が追いつかない部分だけ、個別のマンツーマンでプロフェッショナルな教育者が指導すれば済む話。
偏差値、平均点という世界で成績の競走を促してきただけだと、優等生的な秀才は作れても、天才は作れない国が日本なのだと言われてしまう実態に気づきます。
賢い子にこそ、もっと自由自在に使わせて、個人の成長を促せるようなデバイスとコンテンツが整うことで、理解度や知能の格差は広がるかもしれませんが、世の中の課題を解決するような人物が誕生する可能性を消して欲しくないと考えさせられました。
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。