琉球王国が、日本の沖縄になり、第二次世界大戦後、アメリカの占領下に置かれて、という複雑な歴史を辿ってきたことは、おおよそ理解できている日本人は多いでしょう。
ただ、沖縄と本土、沖縄とアメリカ(占領軍)の関係性の中で、彼らが苦しみ、耐えてきた歴史は当事者以外には理解が及ばないのかもしれない。
映画「宝島」は、戦後の沖縄史を知る意味で、見ておく価値がある作品だと思います。
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直木賞含めて三冠の原作『宝島』を映画化
受賞作品だから素晴らしいかどうかは、受け手の価値観によって左右されます。
真藤 順丈の『宝島』はAmazonで下記のように紹介されています。
しのびこんだ米軍基地で突然の銃撃。混乱の中、故郷(シマ)いちばんの英雄が消えた。英雄の帰還を待ち望みながら沖縄(ふるさと)を取り戻すため立ち上がる、グスク、ヤマコ、レイ。長じて警官となり、教師となり、テロリストとなった幼馴染たちは、米軍統治下の時代のうねりに抗い、したたかに生き抜こうとする。第160回直木賞、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞、三冠達成の傑作!
ただ、私は原作は数ページでギブアップしたので、沖縄の言葉を文字で読もうとすると理解が進まないと思い、映画でチェックしようと決めました。
戦後の沖縄史を知るには良作だが、長い作品!(3時間)
原作の『宝島』をギブアップしたのは、沖縄の言葉がすんなりと文字として頭に入って来なかたから、という前提があったので、映画館で見るのも、言葉としてヒアリングができなかったり、理解に苦しむかもしれないと予想していました。
Amazonプライムビデオまで待って、邦画なのに「日本語字幕」をつけて、見ようと決めていました。
太平洋戦争末期、壮絶な戦いを乗り越えて、アメリカに占領され、独立まで時間がかかった沖縄。
彼らが、どんな思いで、日本(本土)を見ていたのか、アメリカ占領軍を見ていたのか。
今でも、残る米軍基地とトラブルの数々。
その原点を知れるという意味では価値がある映画ですが、3時間は長かったです。
私は、Amazonプライムで分割して、何日かに分けて見ました。
同じ3時間の「国宝」とは違う感覚がしたのは何故なのでしょうか。
妻夫木聡、広瀬すず、など若手・中堅を見事に投入しているのに
沖縄の言葉を使いこなす、俳優陣、妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝の演技は光るのに、どうしても何かが足りないと感じてしまう。
こんな素晴らしいメンバーを投入して、大友啓史監督のリアルな作風。
テーマの重さも含めて、もっと刺さってきてもいいはずなのに、何かが足りない。
もっと、対立軸の背景がクリアにしないと、伝わらないのかもしれない。
暴動につながる導線、背景をもっと描かないと現代を生きる日本人には共感が得られない部分が残るのではないでしょうか。
そして、役者たちが、当時の沖縄人を演じるのに、時折見せる、彼らの素の表情が違うように思えてならない。
政治的な要素を盛り込みすぎないバランスを考えると、ここまでが限界値なのはわかるものの、何かエッセンスが足りなくて、どこか物足りなさが残ってしまう。
対立軸に本土との関係が足りないのでは?
少々暴論になるがお付き合いいただきたい。
当時の沖縄、今の沖縄も含めて、対立軸として、沖縄内部の対立もあり、沖縄と本土(北海道〜九州)との対立軸もあるはずで、占領していたアメリカ軍との諍いも、トラブルの背景は描かれているものの、もう一歩ツッコミが欲しいと感じました。
私自身は、沖縄という土地も、彼らのこともわかっていない上で書きますが、おそらく、古き良き沖縄を愛する人たちと、環境の変化に適応している沖縄の人たち、そこに関わる周囲の人たち(本土、駐在米軍)、それぞれの思惑があり、感情も、金銭も含めた、込み入ったものがあるのではないかと推測します。
単純な善悪の二項対立でもないし、深く難しい関係性を元に、作品にするならば、「宝島」のような設定とストーリーにせざる得ないのは理解します。
ただ、もう一歩、踏み込まないと、どこか大味なのに薄味みたいな印象が拭えないのです。
この作品の関係者の皆さんに怒られてしまうかもしれないし、ドキュメンタリーじゃないのだから、と非難も受けるのは承知の上で、もう一歩、何かが欲しかったとだけは伝えたいです。
観光地としての沖縄にとって、この作品はどうなのか
日本人に限らず、バカンスとして観光地になって久しい沖縄は、生活文化も大きく変わり、日本の中で長寿地域だったというポイントも消えかけていると聞きます。
この作品を、沖縄の人たちはどう見るのでしょうか?
やっと、映像化されたと喜ぶのでしょうか。
単なる地元エンタメとして納得するのでしょうか。
この辺のことがよくつかめません。
ただ、話題作ではあったので、原作本が読みにくく、挫折した私のような方は、一度、映画を視聴してみることをオススメします。
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投稿者プロフィール

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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。



