名セリフ「正しいことをしたければ、偉くなれ」(和久さん)の新しい意味!

名セリフ「正しいことをしたければ、偉くなれ」の新しい意味

私は、「踊る大捜査線」の大ファンです。

大好き過ぎて、映画にエキストラ出演をするほどですから。(笑)

「踊る大捜査線」には名セリフが多かったのですが、「正しいことをしたければ、偉くなれ」という言葉を、今朝、寝ていた夢の中で聞きました。

和久平八郎(いかりや長介)の名セリフは忘れられない、存在感が抜群だった

時代や環境が変わり、言葉の意味を変えて理解するヒントが湧いてきました。

「自分が信じる道があるならば、自分の生き方を貫け」

という解釈です。(だいぶ逸脱してますが)

生き方、働き方など多様性が広がる時代に、絶対的に共通の正しさ、正解を求めるのが難しくなっています。

結局、自分個人が何を信じて道を進むのかを決めなければいけません。常識や普通というものが不明確になっているです。

誰もが迷うことがあり、失敗もするからもしれないけれど、自分で腹をくくり、前に進み続けよ、と。

今は、強すぎる組織は世の中から、減り続けています。強い組織に見えても、強い個人の独裁的影響力に頼る、依存しているものばかり。あるきっかけを受けて崩壊するというパターンを形を変えながら、何度も見てきたと思いませんか?

組織の不祥事は明るみに出ても、経営者、トップの問題にされていますが、意見を言えない圧力を理由にしがちです。

それは、正しいのでしょうか?

「青島正しいことをしたければ、偉くなれ」と和久さんが言ってた意味(当時)

大ヒットしたテレビドラマ・邦画「踊る大捜査線」ですが、もう知らない世代も増えてるのでしょうね。

湾岸署を舞台にした刑事ドラマ。織田裕二演じる、青島俊作が警察組織の中で、何を大切にして生きるのか。

エンターテイメントとしての出来栄えと、当時の近未来的な街、お台場。

ストーリーに加えて、脇役陣も素晴らしかったです。

柳葉敏郎、ユースケサンタマリア、深津絵里、水野美紀…。そして、故 いかりや長介。

青島を育てるベテラン刑事、和久平八郎の姿は印象深く残っています。

「正しいことをしたければ、偉くなれ」

この名言のインパクトを当時の若者、組織で生きるビジネスパーソンに届いた名言、名ゼリフでした。

組織の末端、下っ端で、正論を吠えても、何も変わらない。もし、信念を持って、自分が正しいことを目指すならば、組織の中で、意思決定の権限を持つ立場につかない限り、実現できない。

もし、自分が、その立場に立たないならば、同じ思いを持つ人を信じて、支え続ける生き方もある。(作品の中で、主人公の青島が、柳葉演じる室井慎次との信頼関係)

だから、刑事ドラマではなく、ビジネス上の組織論ドラマとして、多くの方の気持ちを引きつけたのだと思います。

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なぜ、私がこの名セリフの新しい解釈を語るのか?

名セリフの前提となる組織の意味、存在が変わってきました。強いリーダーが信念を持って、道を切り開くスタイルについていけるフォローワーが減ってしまい、ささいなことで、ハラスメントとして、トラブルを生み出すことで、委縮してしまい、疑心暗鬼的に、相手を気づかうというよりも、深入りしないように注意していないでしょうか。

一方で、好きなことをしろ!得意なことをしろ!会社や組織に頼らず、自分で生きろ!みたいなムードの書籍、言葉が増えています。

もちろん、誰もが強く生きられないので、寄らば大樹の陰のようなスタイルが向いている人もいるのは否定しません。

我慢して、組織の論理や矛盾に押しつぶされるぐらいならば、自分のやりたいことを見つけて、夢中になる時間・労力を増やしたほうが楽しい。結果として、その趣味みたいな世界が仕事になるかもしれない時代なのだから。

これも、サードプレイス的な生き方だと考えます。

私は、誰にとっても、サードプレイスの場所(空間)、仲間(コミュニティ)が必要になり、

「自分が信じる道があるならば、自分の生き方を貫け」

ということを誰もが納得できるようになれば良いのではないでしょうか。

AIで仕事が奪われるとか、シンギュラリティ(技術的特異点)を迎えると言われる2045年の未来とか、気になることはたくさんあるかもしれません。

「自分が信じる道があるならば、自分の生き方を貫け」ということを前提に、目の前の何に集中するか、何を止めるのかが見えてくれば、私も、あなたも、たった一度の人生を有意義なものに変えられるはずです。

最後に、リスペクトしているので、もう一度だけ

「正しいことをしたければ、偉くなれ」

偉くなるのも悪くないか。(苦笑)

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。