Akihiro Nishino『ほんやのポンチョ』を読むと、本に残す「しるし」の価値を感じる

本は丁寧にきれいに扱うもの。

本は、どんどんメモをしたり、線を引いたり付箋を貼るのが大事。

読書する際に触れ合う本の付き合い方は両極端です。

Akihiro Nishino『ほんやのポンチョ』(2018年発刊)の絵本を読むと、答えは後者なのでhないかと考えさせられました。

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自分の本ならば汚していいんだ!メモや線、付箋に価値がある!

キングコング・西野亮廣さんは、吉本のお笑い芸人という枠を超えて、自分の会社を持ちながら、自由な活動を行っている。

彼が、コツコツと続けてきたのが、絵本を描くこと。

<にしのあきひろの絵本>

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Akihiro Nishino『ほんやのポンチョ』を手に取って、じっくりと読んでみました。

本屋のポンチョは、なかなか売れない本屋さんで働きながら、大好きな読書をしている。

自分の読んだ本に「しるし」を残してしまうキャラクター。

当然、売り物としての本に「しるし」で汚してしまうと売れないもの 。

ところが、その本をせかいに1つしかない特別な本『しるしぼん』として喜んでくれる女の子が現れて、ストーリーが展開されていく絵本です。

本に、様々な印をつけて読むのは、大事なところをマーキングしたり、自分の考えなどを付与していくための方法なので、じっくりと本と向き合う読書スタイル。

同じ本を読んでも、人によって、しるしの残す場所やポイントは異なるもの。

だから、世界に1さつしかない『しるし本』が生まれるわけで、価値があるという発想。

同じ本であっても、読み手によって個性が残る読み方だから

現在のビジネス書は、最初から、太字などで強調されていたり、章ごとにまとめが入るという親切な設計なので、あえて「しるし」などを残さなくても、本の内容は理解しやすくなっています。

ただ、これだと著者や出版社がとらえたポイントしか印象に残らないもの。

本来であれば、書き手の伝えたいポイントのどこが、読者の胸に刺さるかは、人によるもの。

個性があふれた「しるし」の残し方にこそ、その本と向き合った証になるという。

同じ本が100冊あって、100人が読み「しるし」をつけたら、すべて違うものになる。

それを第三者が見ることで、新しい気づきがあるという物語には説得力があります。

学生時代の論文の時は、下線やメモをやり放題だった

私個人は、最近、本を汚して読むことが少ない人間です。

電子書籍だと気になった個所をマーキングをするものの、紙の書籍は丁寧に扱いたいタイプ。

振り返ってみると、学生時代のほうが、教科書の文章に線を引き、マーカーを引き、メモを加えて、汚していました。

大学時代の論文に向けては、関連する書籍を読んで、気になる個所は、どんどん「しるし」を残して、そのあとで、文章にまとめる作業を厭わなかったと記憶しています。

1冊の本やテーマと向き合う時間がゆったりと流れていたと言われれば、それまでですが、丁寧でぜいたくな時間が流れていたことだけは間違いありません。

借り物の本はきれいに!売りたいならば新品のような形で!

一方で汚せない事情もあります。

図書館で借りたり、人から借りた本は、元の状態のまま返却しないといけないものです。

また、とにかく読んでしまったら、部屋の本棚の量を見ながら、売ったり、人にあげることを考えると、きれいな新品に近い状態で残しておきたいという心情も残ります。

ただ、「しるし」をつけるよりは、印象が薄くなってしまうという難点があり、そこを埋めるために、私は、必死になって書評風ブログ記事を書いているのかもしれません。

本の読み方は個人による!記憶に残るなら汚してもいいよ!そのほうが価値がある

本の読み方は個人によるので、どんなスタイルで読んでも構いません。

ただ、この「しるし本」を中古本のやり取りという展開にしてしまうのが、西野さんやオンラインサロンメンバーのすごいところです。

しるし書店として、展開しているのは、この絵本の世界が現実につながっている感覚があります。

参考サイト

◆ しるし書店(誰でも古本屋を出店できるプラットフォーム)

意図的に本を汚してはいけませんが、本に足跡を残すように「しるし」を残す読み方は悪くないと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。