「力量が足りないのではない、意志が足りないのだ。」
という名言を日常のフレーズに変えるならば
「スキルが足りないんじゃない。やる気が足りないのだ!」
となるのではないでしょうか。
よく耳にする言葉になりましたが、本当に意思の力があれば、乗り越えられると断言できるのでしょうか。力量というスキル・能力が伴わないと、どれほど強い意志があっても、うまくいかないと思いませんか?
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「力量が足りないのではない、意志が足りないのだ。」
この名言は、フランス・ロマン主義の詩人、小説家、政治家の、ヴィクトル・ユーゴーのものです。彼は『レ・ミゼラブル』の著者として知られています。
一度決めたことをやろうとするとき、うまくいかないことがある。力が足りなかった、と自分の心に言うのはいい。しかしそれを他人に向けて言うときは、言い訳になっていないか注意しなくてはならない。多くの場合、それは力量不足ではなく、何が何でもやり抜くという意志の不足だからだ。ヴィクトル・ユーゴーの名言は、そのことを的確に言い表している。
確かに、ヴィクトル・ユーゴーの言葉は正しいと思う反面、どこか、引っ掛かりを感じてしまうことは否めません。
結局、意思の問題で片付けていいのか?力量を越えることはできるのか!
意思がなければ何も前に進まないというのは当たり前の話です。
では、意思さえあれば、力量(スキル・能力)なんて不問と言ってしまうのは、違和感がありますよね。
意思の力(やる気や根性とか、今の若い世代が好きではない言葉)があれば、個人の力量は高まっていくという話で考えれば納得できます。
逆に言えば、力量があっても、気持ちが伴わなければ、朽ちていくというのは事実。
天才と呼ばれた子供や若手が、ある日、表舞台から消えるのは、このような理屈が成り立っていると想定できます。
もう一つ大事なのは、意思が強くとも、どれだけ踏ん張って努力しても、乗り越えられない力量(スキル・能力)の壁、いわゆる才能というものを無視できないという現実です。
「意思」というと、精神論と思われてしまう名言
昔は、気合と根性などの精神論、意志の力を促される機会が多かったように思えます。
私の子どもの頃は、周りの大人たち(現在は高齢者になられています)は、とにかく、「がんばれ」「やる気を出せ!」を連呼していました。
何をやるにも、自分の意識や意思を高めて挑むことで乗り切ろうという雰囲気。
今の時代には合っていません。
もっと楽に、無理ぜずに、ほどほどでやってうまくいけばいい。
だからこそ、誰もが、コスパ(コストパフォーマンス:費用対効果)やタイパ(タイムパフォーマンス:「かけた時間(タイム)に対する満足度」を指す俗語)が良い方法を探り、遠回りで時間がかかることは無駄だと感じます。
結果を出すために、意思の力に頼らずに、無難にうまくやれればいい、できれば楽をして。
この時代の流れや空気は止まることを知りません。
当然、力量も自力ではなく、他力を使ってしまえば楽という考えも併存しています。
力量だけなら超一流でも、意思がなければ超一流にはなれない
力量は、個人の才能やポテンシャルとして発揮されると考えていませんか?
もちろん、天賦の才能という、持って生まれたものもあるかもしれませんが、実際のところ、何度も繰り返して、身につけた力量・スキルというものは誰にだってあるものです。
例えば、とても美しい姿勢を保てる人も、最初のうちは意識をして、その姿勢を保つことを継続して、自分の型として定着させたのはいうまでもありません。
意識をして、力量(スキルや能力)を高めることを鍛錬したからこそ、一流の領域に達している人が多いと思いませんか?
もちろん、面に見える状態でない影の努力を重ねている人たちとも言えるのですが。
毎日、全力で強い意志を持ち続けることはできなくても、意志の力がルーティーンの日常になってしまえていると、圧倒的に力量(スキル・能力)は高まります。
スポーツの世界などで、若手の頃、才能の塊だった天才児たちが、そのまま、エリートコースを歩み、超一流選手として活躍できるタイプと、消えていくタイプの2種類に分かれています。
活躍するタイプは運も味方につけていますが、確実に、自分の力量・個性を磨いて、実績を出すために工夫を続けてきた存在です。
消えていくタイプは、自分の力量に慢心して、意志に期待などせずに周りに追い抜かれていきます。(大怪我をするなどの理由も、スポーツ選手はありえますが)
この2種類のタイプを分けた根本は、力量のようで、実は、意志の力だと感じます。
毎日、練習を繰り返すこと、油断せずに自己研鑽を続けること、もっと良い結果を出すために、貪欲だったこと、などの差が結果に結びついていると思います。
力量を高めるにも意思の力は不可欠です。
結局、個人の持っている能力の差なんて埋めらないもの。
諦める人たちは必ず、力量(スキルや能力)の差を認めて、自分には無理だと決めつけて、言い訳をしてしまっています。
結果として、他者との力量の差は大きなままかもしれません。
では、自分自身の力量は、以前と今では変わらないのでしょうか?
少しでも自らを高めようと思う気持ち、意志を持っていれば、成長を遂げているのです。
程度の差こそあれ、ブレイクスルーするタイミングが訪れて、一定水準までは力量は高まります。
それを支えるのは、強すぎる必要はないですが、意志の力なのです。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。