映画「月の満ち欠け」を見てから、原作本が気になり、図書館に予約してから半年近く経過して手元に届きました。
映画を見ながら、不思議な世界観を感じていた作品だけに、佐藤正午という著者の存在も気になって読んでみることにしました。
なかなかボリューム感がある一冊でした。
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「岩波文庫的」というのは何故なのか?
まず、『月の満ち欠け』を手にとって驚いたのは、「岩波文庫的」という扱い。
確かに、岩波文庫といえば、古典の作品は収録されているが、現代作家のものは含まれないイメージが定着しています。
◆ 「岩波文庫的」な直木賞小説 岩波が異例のパロディー装丁(産経新聞)
遊び心を持って、「岩波文庫的」という装丁で本を作ったというところに、まず、注目すべきです。
生まれ変わりと前世の記憶と関係者のつながり
ネタバレ的になるので、あまりよろしくないのですが、『月の満ち欠け』の世界観は、時代、世代を超えて、人の生まれ変わりと前世の記憶を持つこと。
そして、その状態で関係者が不思議とつながること。
幸せな人生を歩んだから、というよりも、どちらかというと不幸なオーラを纏いながら、前世とは直接関係のない人として現れる。
でも、実際は、目の前にいるのは他人に過ぎない。
もし、自分の身に同じことが起きたとしたら、どうなるのだろうか。
私は誰かの記憶を引き継いでいるのか、もしくは、私の記憶や想いは、未来の誰かが引き取ってくれるのだろうか。
自分の人生を歩みたいならば、誰かを引き継ぎたくはない
生まれ変わりとして生きるといいうのは、自分の人生を歩むというよりも、誰かを継承して生きるということになります。
それって、自分の存在価値がわからなくなると思いませんか?
ましてや、周りや相手が理解してくれるかどうかは、難しいので、生きづらいはず。
誰かを引き継ぎというのは、思いや事業などとしてあり得るものの、人生そのものを引き継ぐのは希望しないのではないでしょうか。
親戚で言われたりする「誰々そっくりだ!」の世界
昔、親戚の集まりが会ったときに
「◯◯は誰々の生まれ変わりやないか!そっくりや!」
みたいなことを言う大人がいたような記憶があります。
これって、正直いうと見た目の話なので、DNAを考えれば近いルックスになるのは当然の話。
ここで、もし、その似ている相手の記憶にある話をし始めたら、気持ち悪いと思われてしまうでしょう。
『月の満ち欠け』とは異なるし、そこに、暗い背景を落とし込むならば、「月のように死んで、生まれ変わる」なんてことは望みません。
生まれ変わり先が人間じゃなくてもいいけど、前世を引きづらないで生きたい
私個人の意見としては、自分が死んで生まれ変わるとしても、人間になるとは限らないと思うし、新しい人生を歩んでいきたいので、前世を引きづりたくありません。
オリジナルな人生で先がわからないから、今を全力で生きたいと考えているので。
もちろん、『月の満ち欠け』という作品自体は、ファンタジーで愛のある作品なので、直木賞を受賞したことに不満はありません。(映画化されたのも納得です)
最近、タイムマシーン的な時代を前後する作品が増えたので、読者としては、いつの出来事なのかを気にかけて読まないといけないですよね。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。