人生100年時代を迎えて、何歳までどう生きるのか、という問題は誰にとっても避けて通れません。
特に、ビジネスパーソンとして働き、定年という区切りを60歳、または、65歳として、その後、どんな生き方をすればいいのか。
このテーマについて、『定年ひとり起業』という著書を世に出し、多くの方の賛同を得て、3部作として『定年ひとり起業 生き方編』をこの春に出版された、大杉潤さんから、本のエッセンスを語ってもらう機会を用意しました。
(2023年7月18日開催)
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「定年後」をどう生きるのか
大杉潤さんを著者としても講演家、研修講師、コンサルタントとしても活躍しているのを存じ上げていますが、数年お付き合いしている中で不動なのが「定年後の生き方」に関わる話であることは間違いありません。
今回も、定年ひとり起業の三部作目の『定年ひとり起業 生き方編』をベースにしながらも、大杉さんが学び、自ら実践してきたことをベースに構成されたお話を伺うことができました。
人生100年時代だからこそ、定年後という時間をどう生きるのか、は誰にとっても関心があり、重要なテーマであると感じています。
2拠点生活の実際 〜さいたま市×東伊豆町〜
さいたま市に住居を持ち、東伊豆町で執筆とオンライン講演をされる、2拠点生活をされています。
年中無休で働きながら、この生活をエンジョイしているのが素晴らしいと感じます。
東伊豆町の地元メディアやイベント登壇などもスタートされながら、場所を問わずにできる仕事を、居心地の良い環境で自分のペースで働けるなんて、理想的すぎます。
完全に移住するのではなく、自宅ともう1つの拠点を持つことで、気持ちも切り替えながら、自由に過ごせている話は、これからのライフスタイルのモデルとして捉えられます。
もちろん、地方創生、地域活性化という考え方にとっても、都会や都心で働いてきた人の刺激を受けることが大切なのです。
トリプルキャリアで生涯現役
大杉さんの「トリプルキャリア」という考え方と実践は、中高年のキャリアとライフにとっては、現実的な取り組みなので、再現性もあると言われてます。
65歳の壁(完全定年)、75歳の壁(体力面)を乗り越えて、自分がどんなキャリア・働き方をしていくのか、を戦略的に考える点に特徴があります。
50代近くになると、誰もが、自分がいつまで、どんな風に働くのかを思い悩むものです。
漠然とした不安を持っていても何も解決はできません。
ビジネス書を読み、学び、実践してきた、大杉潤さんスタイルの「トリプルキャリア」に挑めれば、誰もが生涯現役に近いスタイルで活躍できるのです。
特に、時間術、コミュニケーション術(サードプレイスの活用)、情報リテラシー、健康法の4点にポイントがあることは、著書『定年ひとり起業 生き方編』の中でも詳しくまとめられています。
「3つの専門性」の組み合わせで自分のキャリアを作る
リクルート出身の藤原和博さんが提唱している、「クレジットの三角形」理論の活用について、大杉さんも参考にしながら、自らのキャリアを作られました。
100万人の1人(1/100×1/100×1/100)の希少性を出すために、自らの専門性を高めて複数を掛け合わせることの価値のある存在になれるという話です。
大杉さん自身は、多彩な発信力(ブログ、SNS、執筆、YouTube、音声メディア)×ビジネス書(多読・実践)×財務戦略(銀行員のスキル)という組み合わせにより、自らの希少性を作り出し、世の中に認められています。
ここで重要なことは、どのスキルも、短期的に学んだり、資格というものではなく、10年以上コツコツと続けた経験の組み合わせである点に注目しなければなりません。
どうしても、退職後の仕事は、今までやりたくて出来なかったことにチャレンジしがちな方が多いのですが、そのためには、事前に準備をしておくことを怠ってはいけないのです。
リスキリングの本命はICT活用
大杉さんが、さまざまなリスキリングを目指してきた結果、結論としては、ICT活用ができることが最大の価値を生むと語られています。
確かに、パソコンを複数台利用しながら、スマホも活用しながら、stand.fmのラジオ配信も行い、常に自分に必要となるスキルを学んで、実践しています。
大杉さんの年代でもパソコンやICTに詳しい人はいますが、本来は専門家ではなかったはずなのに、今、もっとも自分を支えており、誰もが必要になるのは、ICTだと仰っているのですから、苦手意識がある方も、少しずつ身につけていくべきでしょう。
人生設計に「幸福学」を
今回、仕事の幸福、人生の幸福を見越して、人生設計をすることが大切だという点です。
前野隆司さんの「幸福学」にも感銘を受けて、幸せの4つの因子として、自己実現と成長(やってみよう)、つながりと感謝(ありがとう)、前向きと楽観(なんとかなる)、独立とあなたらしさ(ありのままに)という点を意識しながら、日々を生きていくのが望ましいそうです。
健康寿命よりも貢献寿命を意識することで、幸福度は高まっていくのは事実です。
自分のことだけでなく、他者への貢献までしっかりと取り組めるかどうかは人生の幸福感には直結するのは理解できます。
自分を常にアップデートし続ける背中を見せることで勇気を与えてくれる存在
大杉潤さんに出会って、出版記念イベントを主催され、サードプレイス・ラボとしては後援・協力という立場で関わらせてもらっています。
大杉さんは、ビジネス書を読み続けて、ブログを執筆し、自分の専門性を高めて、ひとり企業をされるという、キャリアスタイルとして中高年の方々には支持者が多いのも納得できます。
特に、素晴らしいのは、学び続けて、アップデートを続けている姿を見せてくれることです。
SNS、ブログだけでなく、「大杉潤のyoutubeビジネススクール」にチャレンジされただけで飽き足らず、2023年からは音声配信stand.fm 「大杉潤の出版応援ラジオ」に取り組み始めました。
大杉さんの聞きやすい喋り方は、音声配信・ラジオ向きだと感じていたので、現在、着実に、リスナーとしての新しいファン層を広げています。
年齢を考えたら、新しいことにチャレンジするのは躊躇する方も多いだろうに、積極的に取り組まれていきながら、変化を遂げ続けるのは、いくつになっても人はアップデートできる存在なのだと勇気をもらえて、背中を押してもらえる方です。
▲当日のアーカイブ動画です。お時間がある時に見ていただきたいです。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。