ポジティブ全開な人って、羨ましいと思いませんか?
どうして、あそこまで自分が大好きなんだろと不思議に思うほどに。
でも、実際のところ、自己肯定感があるかどうかって、ものすごく大事なことだと思いませんか?
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自己肯定感の第一人者が10歳の子どもに向けて書いた
心理カウンセラー、自己肯定感の第一人者、中島輝さんが子どもに向けて「自己肯定感」をシンプルにわかりやすく書いた一冊、を一気読みしてみました。
なるほど、子どもの頃は、もっと自己肯定感の塊で構わないと実感するし、この頃の経験・理解がその後の個人の考え方を左右するのも納得できました。
自己肯定感をどうやって育てていけばいいのか
の冒頭で、自己肯定感を支える6つの力をピックアップしています。
自己肯定感を支える「6つの力」
① 自尊感情 → 自分を大事に思える力
② 自己受容感 → 「自分は自分のままでいい」と思える力
③ 自己効力感 → 「自分にはできる」と思える力
④ 自己信頼感 → 自分を信じられる力
⑤ 自己決定感 → 自分で決められる力
⑥ 自己有用感 → 誰かの役に立てる力
おっしゃる通りではあるものの、漢字が5文字程度の言葉を、日常で使う頻度は少ないので、子どもにとっては、矢印以降のことを理解できるかがポイントです。
どこまで行っても、自分に対して自信を持てるかどうかが重要というスタンスは納得できます。
やはり、周りがどう見ても、本人が自信満々でやっていることは、褒め称えて、伸ばしてあげようという環境や言葉がけが大事ですから。
自己肯定感の低さは、点数だったり、他者との比較から生まれている
人間である以上、一人で生きていくことは難しく、集団の中にいれば、序列がついて、上下の関係、優劣の差は避けて通れません。
ここで重要なのは、自分自身がどう考えているのか、という点なのですが、どうしても他者比較が入ってしまうと、絶対的なNo.1を示せるような特別な存在でない限り、どうしても自信を失ってしまうもの。
自分の日常の些細なことを喜び、満足して、いいなあと思えるかどうか、その環境を周囲が作り出し、伝えられるかどうが分かれ道です。
実際は、比較の嵐な社会で、全てがコンテストになりがちな日本社会。
そして、自信を失い、そのやっかみから、批判やクレーム、炎上に繋がっているのではないでしょうか。
私は素直に、すごいね!を受け止められた子どもだった
私が10歳だった頃、自分をどう思っていたのかといえば、できること、できないことの差は理解していました。
ただ、周りからすごいね!と褒められる些細なことに喜びを感じたし、自分ができて小さなことを嬉しいと感じて、少しずつ自分という人間への自信を深めていきました。
もちろん、人と比べてできないことも山ほどありますが、そこに目を向けても仕方がないと諦めていたのかもしれません。
むしろ、自分が好きで、できることにエネルギーを割いて、結果として、自分という人間の自信を積み重ねていきました。
大人になると、この自信が揺らぐような場面は増えます。
上には上がいますし、どこまで行っても欠点や弱みを無視できないので。
それでも、自分は、ここは長所だ、得意だという思いだけは常に胸に秘めて過ごしています。
10歳の子どもに自信を身につけさせるために
思春期一歩手前の10歳ぐらいの子供になれば、周りと自分の差を感じることでしょう。
その時に、できないこと、苦手なことを強制したり、叱るのではなく、頑張っている小さなことに目を向けて、背中を押したり、応援してあげる言葉を投げかけて、少しでも、自信を作ってあげるのが大人の役割です。
もちろん、大人の社会でも、相手を認め、リスペクトする姿勢は必要で、上下や優劣にだけ意識を向けてしまわないように生きるのが大事なのですが。
やっぱり、せっかく生まれてきた以上、自分を肯定して、自信を持って生きていきたいですもんね。
の本は、小学生のお子さんにも読んで欲しいですし、親御さんにも読んでほしい一冊です。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。