炎上を演出する人、炎上で困惑する組織、炎上をどう考える?

炎上って、勇気のある言葉や行動から生まれている

年齢で物事判断する人はサッカー知らない人。

サッカー日本代表の長友選手がTweetした言葉が炎上した。今回、代表選手の平均年齢が28・3歳であるというニュースや批判を受けて、現役代表のメンバーとして、一言つぶやいた。

賛否両論が出て、ファンとアンチで盛り上がった様子。こういう状況を炎上として、社会は取り上げます。発言者・行為者への多様な意見がぶつかり合い、ヒートアップします。

知名度のある人の発言であれば、堀江貴文氏(ホリエモン)でも、キングコング西野亮廣氏なども、狙ったような炎上発言を繰り返しています。

彼らは、炎上を予測して、批判にされされたり、議論が巻き起こることを予測した上で言動をしているとしか思えません。

なぜならば、どんな声を受けても冷静に対応し、ある程度、受け流しています。

社会の見ず知らずの人に叩かれたらどうしよう。

本当のことを言葉で発するのは怖い。

そういう人のカウンター的な存在として、彼らは、自由に思うがままに発言を広めます。

正々堂々としているからこそ、応援者も現れることになり、盛り上がる熱は高まっていきます。

不特定多数から批判される「炎上」を怖がってはいけません。万人に受け入れられるような書き方は、八方美人でつまらないものになりがち。それより、自分の個性をさらけ出して情報発信した方が、会社のファンを生み出せるでしょう。トラブルが起きたら、相手とコミュニケーションしながら解消すればいいのです。(岩上貴洋氏)

セルフプロデュースの手法として、炎上を引き起こすのは、常套手段であり、ネットで検索されたり、話題になるという意味で、宣伝効果的な要素は著しいもの。

個人として、炎上をマネージメントできる人たちは、影響力があると認められる人たちなのでしょう。

組織が関わる炎上をどう捉えるのか

一方、組織が介在する炎上はどうなのでしょうか?

個人の場合、仕掛けて盛り上げている要素が高いですが、組織の場合、ある失敗・失態に端を発して、その後の対応や展開で世の中の批判を浴びるというケースが多くなります。

相手が個人でないと思うことで、誰もが批判をするのが容易になります。

炎上の火種が飛び火して、組織の膿みを出し切るように、いろんな切り口でさらされていきます。

組織も個の集まりに過ぎないのですが、個が組織を尊重するあまり、本音を言えずに、事実をねじ曲げたりしながら、世間に伝えてしまうので、ブレーキが効きません。

つまり、留まることを知らず、誰もが一方向に向かって圧力をかけるような状況に陥ります。

組織の関わる炎上の場合、当事者が複数いること、受け身の形で展開するため、留まらずに延焼していきます。

本来ならば、組織の中の責任者が前に出て、早い段階で、正しく対応をすれば収まるはずなのです。

組織の論理の中で、ダラダラと結論を先延ばしすることで後手後手にまわり、アンチな思いを代表するマスコミや発言者が容赦なく、畳み掛けてきて、周りも同調傾向が増してくるので、徹底的に叩かれる形で炎上していきます。

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私は、炎上容認論の立場

世の中は平穏無事なのが安心できるのはわかっていますが、私は、あえて、炎上容認論の立場を取ります。

言いたいことを言える社会でなければ、居心地よく過ごせないと信じているからです。

無責任で無理解、無知な言葉であれば、スルーすればいいのです。そこに被せる発言や人物が出てくると、事態の本質を無視して、枝葉の議論になり、好き嫌いの話題に変わってしまいます。

むしろ、稚拙な煽りの言葉を吐く人たちも受け入れて、多様な立場と意見に耳を傾けること、自分の考えに幅を持たせるチャンスだと考えています。

もちろん、宣伝目的など、自らの都合の為に、炎上を促す行為は、いくら見事であっても好きにはなれません。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。