セミの成虫の寿命を調べる地道な調査を行った高校生の話を聞いて、こんな粘り強い高校生がいることに驚き、その調査方法と労力に敬服していました。
そこで、なぜ、彼が、この幼虫セミの寿命は何年なのかという定説に挑んで、調べていくことができたのでしょうか。
実際、定説よりも長生きする昆虫とされたセミは、どんな時間を地上で過ごするのか、不思議に感じれる感覚を持てたらば、今まで見えない生態、真実が浮き彫りになるのではないでしょうか。
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通説や常識なんて、実は大きな勘違いに過ぎない
世の中の通説や常識と呼ばれるものは、ただの勘違いなことがあります。
宇宙の中心は地球と考えられていた天動説が、宇宙の中心を太陽と考える地動説に変わったような変化なども、大きな勘違いがベースにあります。
この地動説で有名なコペルニクスは、地動説の測定方法や計算方法をまとめて、1年の長さなどを測定できるようにしました。
誰かが常識を疑い、緻密に調べて検証すれば、間違いに気がつくのに、当たり前のことだと深く考えることもなく、信じ込んでしまうと大事なものを見誤ってしまいます。
いつの間にか信じこまされていた話を疑わずに受け入れているので気づかない
子供の頃、周りの大人から信じ込まされた話を素直に聞き入れることで、間違いに気づかないで時間を過ごしてしまいます。
教科書に出ていたから正しいと信じていれば、その記載内容に間違いがあったとしても受け入れてしまう。
結果として、事実ではないことが共通認識として固定してしまうと、個人も、社会集団も、盲目的に正しいと決めつけていく。
もし、異端の論があっても耳を貸さない状態に陥ってしまいます。
いわゆる非常識というレッテルを貼られて追いやられるのは嫌なので、通説に従うことで、社会にフィットさせようとしてしまうのです。
地道な調査の結果、高校生が、セミ成虫の寿命が1週間という説をくつがえした
最近、セミ成虫の寿命1週間は俗説! 笠岡高植松さんが生物系三学会最優秀賞(山陽新聞)の記事を読んで驚かされました。
セミは幼虫の間、長く地中生活をして、地上に出ると1週間程度で死んでしまう昆虫。
これは、セミの生態に関する常識として長年、誰もが普遍の事実だと思い込んできました。
調査手法は、捕まえたセミの羽に油性ペンで番号をマーキングして放し、後日、再捕獲を試みるというもの。植松さんは2016年の7月中旬から9月中旬にかけて、笠岡市内の住宅地や雑木林など4カ所でほぼ毎日、この調査を繰り返し、アブラゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミなど計863匹にマーキング。15匹を再捕獲し、4匹を再再捕獲した。
植松さんは「なかなか再捕獲できず、調査の効率は非常に悪かった」と笑うが、調査の結果、アブラゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミの3種で10日以上の生存を確認。最長生存確認記録はアブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日間だった。
このニュースの主役である、高校生の植松さんは、毎日、セミを捕まえて、863匹にマーキングを行っています。
ここは大事なポイントです。
863匹もセミを捕まえる時点で、天才なわけです。
再捕獲、再々捕獲と繰り返すことで、セミの地上での命の長さの定説を変えてしまいました。
疑って、立ち向かい、地道に調べ上げる行為は尊いものです。
常識が間違っているかもしれないと仮説を立てて、実際に調べると真実がキャッチできる
今回の成虫のセミの寿命のように、本来、誰もが信じて疑わなかった説を、自分の労力を使って調べることで、真実をつかむことができます。
信じているものを全て疑えばキリがないですが、本当なのかどうかを自らの行動力や確認作業としての実験などを実施すると、結果は驚きの真実を見いだせるという展開も生まれます。
冷静に考えて、ありえないとか、矛盾があるとか、納得できないのであれば、もう一度、大前提を調べて何が正しいのかを検証することが大切です。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。