【映画】『真夏の方程式』を見て、身代りになる人生を問う

天才ガリレオ:湯川学という当たり役を得たことで、福山雅治の存在感を圧倒的に高いものにしましたね。

キャラクターと俳優がぴったりとはまることで、東野圭吾の作品の良さを引き立てた作品です。

今回、映画化された「真夏の方程式」をAmazonプライム・ビデオで視聴しました。
(映画館でも見に行ったのが懐かしいです)

「容疑者Xの献身」よりも、切なさは残らない!海と家族の悲哀を感じる

ガリレオシリーズの中でも直木賞を受賞した『容疑者Xの献身 』及び、その映画作品「容疑者Xの献身」の秀逸さは、切なさが残るだけに、圧倒的な作品です。

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比べてしまうと「真夏の方程式」は、No.2の作品だと認めざるえません。

違いとしては、海と家族の悲哀を感じる点が印象に残る作品です。

事件のトリックもガリレオらしい科学的なもの。

今まで、子どもが苦手だった湯川が少年と向き合う姿。

そして、明らかな田舎と海。

親子関係というのは信頼関係なのか、血縁(DNA)なのか。

ガリレオシリーズの映画化作品で共通しているのは誰かの代わりに罪を被れるのかって話

東野圭吾のガリレオシリーズ、「真夏の方程式」「容疑者Xの献身」の映画化された作品の中で共通しているのは、誰かの代わりに罪を被れるのかという点です。

ネタバレに近づくので、詳細は控えますが、この誰かの代わりに罪を被るという生き方を選べるというのはどういう人なのか、を考えてみます。

無実の罪で、罰せられることを冤罪といいます。

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冤罪当事者になれば、不遇な人生に追いやられているというのは誰でも理解できます。

この逆に、誰かの罪を代わりに罪を被るっていう行為は、単純に尊いとは言えるのでしょうか。

事実を隠して、嘘をついてまで何かを守るために、誰かの罪を被る。

子どもの代わり、親の代わり、恋人の代わり・・・。

大事な人のために、身代りになるって、半端な心がけではできません。

自分の人生を賭してまで、誰かを救おうなんて、普通の人にはできませんから。

でも、身代りが尊いとだけ言えないのは、事実を隠ぺいしてしまうことに尽きます。

人が人の身代りになるのは、気持ちはわかってもできないもの。

せめて、お守りに身代りになってもらうしかないじゃないですか。

身代りのお守りたち

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感情を押し殺した物静かな演技と見守る思い

映画「真夏の方程式」では、俳優・福山雅治の感情を押し殺した物静かな演技が秀逸です。

喜怒哀楽が薄く、真実を知りたいだけの変人科学者らしいのに、どこか、不遇な相手を見守るような思いを伝えてきます。

見守るって、簡単な言葉ですが、実際は奥深いものです。

私が、「真夏の方程式」を作品として認めたいのは、この「見守り」ということを考えさせられたからです。

あなたは、「真夏の方程式」を見ましたか?もしくは小説を読みましたか?

機会があれば、この作品には、もう一度触れて、「見守り」ということを考えてみてください。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。