一体、自分が何歳まで元気に働くのだろうか。
どんな仕事ならば自分は活躍できるのか、社会に貢献できるのか、収入を得られるのだろうか。
人生100年時代は明るい話ではなく、不安な要素が残るのは、自分の人生後半戦をどのようにデザインしていくのか。
定年前後から、どんな風に働いていけばいいのか、というモデルこそ、大杉潤さん自身です。
大杉さんの新刊『定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業』をじっくり読んで学んで実践しましょう。
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「トリプルキャリア」を実践している大杉潤さんの熱い自己開示本
フリーの研修講師、経営コンサルタント、ビジネス書作家などの顔を持つ、元銀行マンの大杉潤さん。
私は、ブックハウスカフェでの出版記念イベントをプロデュースする大杉さんとお会いして、読書会やイベントでご一緒させてもらい、著書も読ませていただきました。
57歳で起業・独立をした大杉さんは、合同会社を立ち上げて、奥様を社長にして、個人事業主のフリーランスとして働いています。
ビジネス書を10,000冊以上読んで、書評をブログ記事に書き続けてきたことに、尊敬の念を抱いています。(お酒を飲まない分、本代に投資したとおっしゃってます)
4冊目の著書『定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業』を出版されて、ご自身の経験と考え、学び実践してきたビジネス書のエッセンスと、事例を提供できる方の話をまとめた、充実の一冊をじっくり読ませていただきました。
老後が長いのだからお金の不安を解消するしかない!そのためには働こう!
『定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業』を大杉さんが書かれたのは、前々作『定年後不安 人生100年時代の生き方 (角川新書)』の内容をより具体的に書いて、多くの定年を迎える世代に伝えたいという情熱が背景にあります。
ご自身が、サラリーマンとして30年以上働き、そのキャリアを定年前に切り上げて、自分ひとりで取り組めるビジネスを用意して、フリーランスとして独立された実話を中心に解説されています。
人生100年時代ならば、60歳定年で安定して、老後を過ごせるほどお金に余裕があるわけではないという現実と、人生を楽しむために、自分ができる仕事に特化して歩もうとする姿勢。
今までの経験・スキルを棚卸しして、自分の得意なこと、仕事になることを見出して、コンテンツを作り上げ、仕事にしてきた、大杉さんのライフスタイルとワークスタイルが全面に出ている一冊でした。
定年延長や再雇用で、細々と働くよりも、自分を生かせる道を見つけて、突き進めるのは、大量に読んできたビジネス書と交流された方々からの影響を受けて、チャレンジをされています。
定年後をのんびり楽しむには、健康とお金が必要
定年後は退職金と年金で悠々自適な、のんびりライフを楽しむという発想は、平均寿命が70代だった昭和までの牧歌的な話です。
今、80代、90代を越えて長生きするようになった以上、残された人生の時間を有効に使うためにも、健康とお金は不可欠です。
よほど恵まれた環境や処遇で過ごした方を除けば、高齢者になって生活を切り詰めすぎるにも限界があって、働いて何らかの収入を得るしかありません。
実際に、現在の年金制度を踏まえた考察を交えながら、70歳、そして、75歳からの年金支給をシミュレーションして語るあたりは、理知的な元銀行マンの姿を感じられる内容の本でした。
健康とお金のためにも、60歳という定年区切りを越えて、どうやって働くのか。
しっかりとした準備・計画をしていなければ、うまくいく保証はありません。
大杉さんは自らのプランと状況、今後について、出し惜しみせずに書かれています。
組織に頼らない働き方・生き方へのシフトチェンジ
サラリーマンであれ、公務員であれ、基本的に個人商店規模でなければ、複数名の働くメンバーを抱える組織として、企業や団体で働く生き方をするもの。
結果として、組織のルールや決め事に従って働いていると、個人の意向は無視されてしまうもの。
組織の一員なのだから、妥協と我慢をしてでも働いて給料をもらうという考え方は定年後のワークスタイルでは求めないのがベストです。
老医師は最後まで親切な人だった
私がお世話になった老医師(個人病院)は、お亡くなりになる直前まで、町医者として地域の方々の健康のために、淡々と働いていらっしゃいました。
自分の体調が優れければ、不定期に休んでしまうという困った病院でしたが、一人ひとりの患者と向き合い、ゆっくりしたペースで診察を行っていました。
自分の理解が及ばない症状であれば、躊躇せずに適切な他の医療機関を紹介してくれて、足腰が弱ったお年寄りには、訪問診療までするという親切な人でした。
病気を治すというよりは、患者の話を聞いて楽になるまで付き合ってくれるペースは、今の時代にはそぐわないほど、のんびりしていましたが、ちょっとした風邪などの体調不良であれば、老医師のもとに足を運びました。
亡くなる直前まで、一人の医師として働き、診療時間や日数を減らして、自分に無理のない生き方をしていた姿を思い出します。
昔は、ある分野で、有名な医師だったと知ったのは、亡くなって数年後のことでした。
元々は、バリバリの医師だったにもかかわらず、自分の経験を生かしながらも、体力などを踏まえて、小さな個人医院で最後まで役割を全うする生き方を思い浮かべると、人生の意味、働くことの価値を考えさせられてしまいました。
定年後に元気を失った人たちの共通点
定年後に、自分の経験を生かして、好きなことでやりがいを持てる、スモールな仕事を担う方々の表情は、とてもにこやかで、楽しそうに仕事をされています。
収入面では、現役バリバリの時ほど稼ぐことは求めず、自分を弁えて、世の中に貢献できるもので、少しばかりの収入を得て生きていく姿。
この反対側にいるのが、定年後、仕事から全く手を引いて、悠々自適を目指した方々です。
彼らは、40年近く働いたことに飽きていて、義務を果たしたのだから、権利として楽をしたいという気持ちが100%全面に出ています。
ところが、お金がらみのトラブルであったり、健康問題などで、人生の終盤戦を浮かない表情で過ごしていく彼らの姿。
どう見ても楽しそうではありません。(表現は微妙ですが、覇気がないのです)
『定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業』の著者の大杉さんのように、生き生きと毎日を充実している雰囲気と比べると、どちらの人生を選択したいのか、自分の未来を想像させられてしまうものです。
◆ 大杉潤氏の定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業の書評 (徳本昌大さん)
◆ 定年ひとり起業を読んで(大杉潤著)(堀口英太郎さん)
「定年ひとり起業」で人生の後半戦に向けて走り出せ!
無茶なビジネスに取り組んで失敗したり、気乗りのしない再雇用でしがみついて、定年間際では苦しいもの。
「定年ひとり起業」に取り組んで、人生の後半戦に、スモールビジネスを楽しみながら働きながら生きる人生。
キャリアデザインとして、右肩上がりのプランしか描けないようでは、人生の後半戦で迷ってしまいます。
どんなゴールを求めて、自分の未来をプランニングできるかどうか。
未来に不安を感じる暇があるならば、「定年ひとり起業」ができるような準備をしていきましょう。
まずは、『定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業』を読んで、自分の場合はどうなのか、と考えてみて、自分で一歩行動するしかありません。
大杉潤さんの著書
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。