人がたくさん集まって混雑しているような状態を「密」というようになったのはコロナ禍以降です。
ただ、以前から、混雑状態を嫌う人がいたのは事実。
混雑とは何なのか、混雑のない生活を選ぶ生き方はどうなのかを考えてみます。
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混雑するのは人間が増えたのだから仕方がないって!
観光地や人気スポットに行けば、結局、人が多すぎて楽しめないという話は耳にします。
そもそも、人が集まることで効率的なビジネスが生まれているのであり、自分も足を運びたい、参加したいという集団参加(乗り遅れたくない)の欲求があるのだから避けられません。
そもそも、混雑するってことは、人間がこの地球上に増えすぎたのだから仕方がないと割り切ることができればいいのですが、なかなか難しいものです。
混雑のない社会は快適なのだ!密集は不快なのだから
そもそも、混雑とはどんな意味なのでしょうか?
1 物事が無秩序に入りまじること。
2 たくさんの人が集まって込み合うこと。
3 もめごとがあること。ごたごたすること。また、いざこざ。
コトバンク:「混雑」より引用
混雑のポイントは、「無秩序」と「たくさんの人が集まってる」という2点に絞って捉えてください。
例えば、学生が遠足で集団で行動している姿を想像してください。
これは、混雑とは言いません。
彼らは、学校の先生などにより秩序を保たれた行動をしているのです。
一方で、さほど広くない公園に、多くの子供が集まって、体がぶつかってしまうほどの状況を想像してください。
これは、混雑している状態です。
一人やグループが無秩序に動き回り、周辺の人に対して配慮などを行わない状況だからです。
では、通勤電車の混雑はどう捉えればいいでしょうか。
一人一人の行動は目的地に向かうという意味では一緒ですが、乗り込む駅も、降りる駅も、バラバラです。
電車内でのポジションが指定されているわけでもなく、カオスな状態、つまり、無秩序なので、混雑しており、不快を感じているのでしょう
一人一人の距離が近くなり、無秩序な状態に近ければ混雑となり、人は穏やかならぬ気持ちを抱えてしまいやすいのです。
混雑を気にせずに過ごせないから困っている
ただ、混雑している状況に対して、涼しい顔で過ごしている人がいるのも事実。
彼らは、混雑をどう受け止めているのでしょうか。
混雑という事実は変えられないので、音楽を聴いたり、妄想・空想などのイメージを広げたり、といった行動をしているようです。
混雑の中にいるのに、自分の世界に浸れる人は、不快に感じないのです。
自分の世界にいつでも没頭できるスイッチを持つ人は、落ち着いて清々しい表情をしています。
ただ、このスタイルは、誰もが体得するのは難しいため、テクニックとして身につけるのは難しいのです。
混雑を避ける方法を選ぶ、俯瞰するというテクニック
では、混雑を不快に感じる人はどうすればいいのか。
イベントでもレジャーでも、繁華街でも構いませんが、人が多すぎて、ガヤガヤしすぎる混雑の場所を思い浮かべてください。
このような状況が好きではないのですから、まず、混雑する場所に身を置かないことが最優先すべき点です。
最初から、混雑する場所には足を運ばないか、混雑する曜日や時間帯を避けるだけで、大いに改善されます。
良い例が、オフピーク通勤や在宅勤務などが当てはまります。
誰もが同じ時間に一定の場所に向かおうとすれば、混雑は避けられません。
場所か時間の分散を自ら図る選択肢を持てる状態にすることが鍵を握ります。
それでも、混雑する場所に行って楽しみたい、やらなければならないことがあるという人もいるでしょう。
この場合、自分を離れた場所から俯瞰するイメージを持ってください。
少しだけ意識を、混雑の真っ只中に置かれた自分から切り離すのです。
すると、冷静な気持ちで周囲を見たり、全く別のことを考え出すことができます。
悟りでも開かない限り、「無」の状態にはなれないけれども、この切り替えを行える自分スイッチを複数持てれば、混雑の中に身を置いても、落ち着いた状態を保てます。
究極的には、人がいない場所に移動するしかない
色々試みても、混雑そのものを避けられない、我慢ができないという人はいるはずです。
混雑=不快
この図式を変えられないのであれば、混雑しない場所に身をおくしかないのです。
都会よりも田舎・地方で暮らす。
ぎゅうぎゅうなほど混んでいるオフィスでの仕事を辞めて、在宅ワーカーになりきる。
人里離れた場所で暮らした方が、居心地がいいのであれば、ライフスタイルそのものを切り替えてしまう道を選ぶのが、究極的に、混雑を避ける生き方だと思います。
サードプレイスが、各個人にとって「居心地が良い居場所」であることは求められていますが、誰もが同じ場所に一斉に集まる混雑は不要ですから。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。