たんぱく質と鉄分不足が子供の発達障害の原因として考えられる!

昨今、発達障害の子どもたちが増えているという話は耳にしますが、加えて、大人の発達障害(つまり、子供のころから発達障害児だった)も発覚しているというニュースを聞いて驚きました。

精神疾患を伴うような発達障害は投薬だけでは治療しきれないのではないでしょうか。

糖質オフスイーツ・家庭料理研究家のともだかずこさんと心療内科医の藤川徳美さんがまとめられた1冊『食事でよくなる! 子供の発達障害 (たんぱく質と鉄分の不足が子供を蝕む)』を読んで、たんぱく質と鉄分という栄養素の不足問題が原因だったとする内容に驚かされました。

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鉄分とたんぱく質の不足は大問題!

子どもの発達障害が年々増えている原因は、生活習慣全般や環境などに起因しているように思われています。

アスペルガー、ADHD、自閉症、学習障害など多様な症状・障害を抱えて生きづらさと育てづらさを感じる家族が増えている現実。

心療内科や精神科に出向いても、結局は、投薬による治療になるものの、大幅に改善されたという事例は耳にしません。

隠れ貧血はフェリチン値の低下で判明!

ともだかずこさんはご自身の子育てや健康について振り返り、情報を調べた結果、藤川先生のたんぱく質と鉄分不足という気づきをえて、食事を変えて、症状や状態が好転したそうです。

献血の前には血液検査を行いますが、ここで測定するのはヘモグロビン値だけです。藤川先生によると、ヘモグロビン値が正常でも、鉄分を貯蔵しているたんぱく質の量を示すフェリチン値が低下していると、鉄分不足の症状が出るそうです。これを「隠れ貧血(潜在性鉄欠乏症)というそうです。

血液検査をしても、ヘモグロビン値しか気にしないのが普通の感覚、フェリチン値って言われても、何のことだか、わからないですよね。

フェリチン(ferritin)は、鉄の貯蔵および血清鉄濃度の維持を行う蛋白です。
フェリチンは、球状のアポフェリチンの中に鉄を貯蔵する分子量約44万の可溶性タンパクで、組織中の鉄濃度により変化するため、鉄欠乏性貧血などの鉄代謝異常の指標とされます。
田中消化器科クリニック No.037 鉄不足発見の為の検査項目「フェリチン」より引用)

貧血って、立ち眩みがする程度ではなくて、様々な病気・症状を持ち合わせています。

貧血による鉄分不足だと下記のような症状があるそうです(閉経前の女性に多い)

・疲れやすい
・風邪をひきやすい
・便秘や下痢
・吐き気がする
・胸が痛む
・冷え性
・神経過敏
・髪が抜けやすい
・アザが良くできる
・顔色が悪い
・肩こり、腰痛、背中の痛み
・むくみがある
・食欲不振
・動悸、息切れ
・頭痛、頭重
・月経の異常
・注意力低下、イライラ
・歯茎の出血
・湿疹ができやすい
・のどの不快感
・立ちくらみ、めまい、耳鳴り

このあたりまでは、想像できる鉄分不足ですが、なぜ、子どもの発達障害と関係があるのか不思議です。

ともだかずこさんの糖質オフスイーツ工房

ともだかずこさん(Twitterアカウント)

鉄分不足とたんぱく質不足の食生活になると、明らかに、身体の状態に影響を及ぼす

日本人は欧米人よりも肉の摂取量が少なく、主食である、米、パン、麺類を過剰に食べ過ぎているために糖質過多なうえ、ダイエットを意識して、菜食中心に軸足をもった食事をすれば、確実に、タンパク質と鉄分は不足します。

母親が妊娠した時点で、既に鉄分不足があれば、赤ちゃんにもその状態が移り、食生活としても、鉄分・たんぱく質が足らず、糖質と脂質が多めというバランスが良くない状態が普通になっています。

食事でよくなる! 子供の発達障害 (たんぱく質と鉄分の不足が子供を蝕む)』を読み進めると、明らかに改善が見られた子供が複数名取り上げられています。

発達障害のレッテルを貼られて投薬だけで治療とされるのでは、あまりにも人生がつらすぎるのは明白で、その割合が増えているとしたら、この食生活・栄養こそが重要なのは納得できます。

今ならば、食事で足りなければサプリメントなどで補給する方法もあります。

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遺伝子組み換え食材や環境ホルモン、添加物などの昔は存在しなかったものによって、影響を受けつつも、接種すべき栄養が足りなければ、心身に何らかの影響が出るのは間違いありません。

食生活の改善により、発達障害児から普通の子ども、社会で活躍できる人材に

たんぱく質と鉄分をより多く取る食事のレシピも本の中には取り上げられています。

糖質オフの食材を選びつつ、タンパク質(肉・魚・大豆)を増やしながら、鉄分の摂取につながるメニューという点でしたが、料理をするうえで難しすぎたり、味が落ちるというものではなさそうでした。

知らないがために、現代に提供されている、食事を食べ続けてしまうと、私たちは不健康と栄養不足に陥ってしまい、家庭での食習慣は子供にダイレクトに影響を与えます。

事例に取り上げられている子どもたちが、抱えていた症状が落ち着き、普通の生活が営めるようになれば、将来は社会で活躍できる人材になるかもしれません。

健康や発育などに問題を抱える子どもたちが増えることで、家族は苦しんでいます。

日常の食事で改善できるならば、今すぐにでもアプローチできる方法でした。

発達障害では?という悩みを抱えている子育て中の親世代には、一度、読んでみて欲しい一冊です。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。