『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』の自伝から彼の生き様・情熱を感じました

ラグビー日本代表を世界で戦えるチームに変えた男、エディー・ジョーンズ。

日本代表のヘッドコーチ時代しか知らないと、彼の存在は記憶から消えかかっているかもしれません。

エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』を読んで、彼のラグビーへの情熱が、人生を変えて、コーチとして長年第一線で活躍できる理由がわかる内容でした。

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約500ページに及ぶ自叙伝は、知らない海外ラガーマンとエディーの人生を語る

久々に、ここまでボリュームのある本、自叙伝を読みました。

ラグピーのプロフェッショナルコーチ、エディー・ジョーンズの人生を語る一冊を読むには、相当な時間がかかりました。

正直、よほどのラグビーファンでない限り、この本に出てくる選手の顔と名前を一致させることは難しいでしょう。

異常なほどの勝利への貪欲さこそがエディー・ジョーンズの全て

「エディーのもとで、もう一度、やるのは嫌だ」

2015年のラグビーW杯で日本代表の躍進を支えた指揮官、エディー・ジョーンズの元でハードなトレーニングを続けた選手たちの本音として聞いたことがあります。

異常なほどの勝利への貪欲さに溢れる人物である、エディー・ジョーンズは、『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』の中で、現役選手として、ワラビーズ(オーストラリア代表)に選ばれなかった過去について、自分の力量・サイズの問題だったと正直に述べています。

彼は、自分たちがどうすれば勝てるのかについて、必死に考えて、プレーヤーとして試行錯誤とチャレンジをして挫折し、学校の運営・教育者を経て、プロのコーチとして大成していきます。

その過程に描かれたストーリーは、フィットネスを鍛え上げるために選手たちの身体を徹底的に鍛え抜き、勝てるためのアイデアをコーチ陣に求めて、どこまで、ハードワーカーなエディー。

今時、そんな経営者やリーダーが、ビジネス現場でいたら、パワハラだとか、ブラック企業だと言われるレベル以上のことを課しています。

さらに、口を使っての口撃まで仕掛けるのだから、どこまでも、勝負を仕掛ける男だと、1冊を通して味わいました。

彼の下でハードワークをしたら成長はするだろうけども

先程の日本代表のラグビー選手のコメントにもある通り、エディーの下では、ハードワークをこなすのが当たり前の世界。

徹底的に身体をいじめぬいて、戦術も身にしみて、相手に負けないメンタルを鍛える。

ハードワークにも程があるだろうと感じる方は多いはずです。

そこまで追い込まないと、世界のスポーツでは勝てないと断言されてしまえば、それまでの話なのですが、選手たちも身体を壊さないスレスレのところで鍛え上げていくわけです。

その上、選手たちの状態を見て、誰を起用するかの判断も行うのだから、責任感とプレッシャーは尋常ではありません。

勝利のためにできることを全部やる姿勢と行動と結果

勝てるためなら、なんでもやるという姿勢、行動を続ける姿は、ビジネスシーンでも役立ちのかもしれません。

ただ、エディー自身は、今現在までは、自分が指揮したチームが世界一になってはいないのです。

W杯の決勝で負けてしまう側にいて、あと一歩が届かない。(準優勝で大会を終える)

だからこそ、あくまでも、他のスポーツ分野のコーチに教えを問い、自分自身を磨き続けて、選手たちの能力を伸ばして、勝ち抜くメンタルを築いていけるのがエディーです。

もちろん、彼と共に歩むことで成長を得られるでしょうが、生半可な意識ではついていける存在ではありません。

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プロのラグビーコーチとして彼が目指しているものは

プロのラグビーコーチは、一流の経営者に負けず劣らず、ハードワークで、強いメンタルと行動力が必要なのが伝わってきます。

どこまでも、強いチームを作ろう、選手を育てよう、相手に勝てる作戦・戦術を磨いていこう、とする貪欲さのゴールは、普通の人には理解できないのかもしれません。

イングランドのチームを託されて、2023年のW杯まで走り続ける姿は見えています。

その先は、どこに向かうのだろうかと考えてみます。

ナショナルチームではなく、ハイスクールレベルの選手と一緒に頑張っていくのも悪くないのかもしれません。

どこまでも、ラグビーに取り憑かれるように、人生を終える、その日まで、チャレンジし続けていく男こそ、エディー・ジョーンズなのだと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。