【映画】「亡国のイージス」(2005年公開)は、パニックにならない国防問題作品

国防を守る存在の自衛隊関係者のなかに、離反者が出た場合、どんな問題が起こるのか。

市民には見えない危機的状況が起きた際に、誰が、国家国民を守るのか。

この大きな命題に向けて作られた映画作品「亡国のイージス」をアマゾン・プライムビデオで見てみました。

created by Rinker
¥3,347 (2024/11/22 16:59:38時点 Amazon調べ-詳細)

お知らせ

毎週火曜日発行のサードプレイス・メルマガ(まぐまぐ)月額800円(税抜)

【週刊】サードプレイス・メルマガ 登録は こちら >>

オフライン・オンラインで色々な人に会って、一緒に学べる場です。
定期参加も、スポット参加も歓迎します。

毎月開催【サードプレイス・ラボ】の詳細は こちら>>

護衛艦の中での死闘の迫力に引き寄せられる

戦争ではなく、危機的状況を伝える作品には、国家を守る存在の自衛隊関係者が活躍する映画作品は意外と多いものです。

護衛艦という限られた空間の中で、死闘を繰り返す迫力は、非現実的だからこそ、引き寄せられます。

「亡国のイージス」を見ながら、国家を守るということが戦争ではない状況下でも、大変なものであると実感させられました。

この作品に自衛隊が協力を得るまでは大変だっただろう

2000年に映画化する予定だった作品が、「現職の海上自衛隊護衛艦艦長が叛乱を起し、最新鋭護衛艦を乗っ取り、日本政府に対して脅迫をするなどという内容の映画には、一切協力はできない」と防衛庁(現・防衛省)から強く拒否された話は有名です。

自衛官が叛乱を起こすなんて、彼らの立場からすれば許せない設定です。

当時の防衛庁長官の石破茂氏が、原作を読んだ上で、関係各位との合意を進めて、ようやく2005年に公開できたという経緯があります。

映画化に際して、福井晴敏さんの原作をもとに、映画以外にも、漫画化、PlayStationのゲームなどにコンテンツが展開されたことは、多くの人に伝わるコンテンツだったのは間違いありません。

created by Rinker
¥3,347 (2024/11/22 16:59:38時点 Amazon調べ-詳細)

原作を知らないと、誰が味方で、敵なのか、よくわからない

某国の工作員を中井貴一が演じてしまうことで、最初は、誰が味方で、敵なのか、立ち位置もよくわからない状態で巻き込まれていくストーリーに戸惑います。

まして、猛毒の化学兵器「GUSOH」なるものもイメージが追いついていきません。

最後まで、護衛艦の中で、死闘を繰り返しつつ、政府要人たちは判断に迷い続けていきます。

この作品の恐ろしい部分は、化学兵器も含めた、危機的な状況を国民に一切説明を行っていないという点に尽きます。

もし、類似のケースがあったと仮定して、ちゃんと我々、市民に事実を正しく伝えてくれるのかは、疑問と不安が残りました。

真田広之はアクションスターだったと感じる作品

護衛艦「いそかぜ」の先任伍長を演じる、主演の真田広之の存在が効いている作品です。

人間としは欠陥も多そうな人物なのに、正義感を持って、相手と対峙して戦う姿を見て、真田広之という国際的映画スターは、元々、千葉真一の主宰する「ジャパンアクションクラブ」に所属していたことを思い出しました。

彼は、当時の日本では少なかった、アクションスターでした。

今でこそ、スタントを使う、使わないはあるものの、アクションシーンを演じる役者は増えていますが、自ら身体を張って演じられるのは、真田広之と志穂美悦子ぐらいだったのではないでしょうか。

それだけに、この「亡国のイージス」という作品の中で、アクションを伴うシーンは鬼気迫るものがありました。

created by Rinker
¥3,347 (2024/11/22 16:59:38時点 Amazon調べ-詳細)

あわせて読みたいブログ記事
最近、戦争映画を見ましたか? バーチャルな宇宙戦争的なものではなく、リアルな戦争の姿を語る映画です。 映像としては技術によって、リアルに...
過去の歴史を辿る上で、「もしも」という考え方は禁句なのかもしれない。 それでも、歴史上に存在しない1名の人物次第で、大きく転換点を迎えてい...
軍事兵器を使って戦う映画作品は、平和国家の日本では認めてもらえないのは仕方ない。 それでも、定期的に作品化するのは、私たちの側で、紛争や戦...

毎月開催【サードプレイス・ラボ】

サードプレイス・ラボでは定期的にイベントを開催しております。

★イベント情報★は >>こちら(随時更新)

ご都合が合えば、是非、ご参加いただけると嬉しいです。

関連ブログ記事

[各種SNS]サードプレイス・ラボ

サードプレイス・ラボは各種SNSで情報発信をしております。

是非、フォローやコメント、グループへの参加をお待ちしております。

 ◆ サードプレイス・ラボ(Facebookページ)

サードプレイス・ラボ(Facebookグループ:非公開のため、申請・許可制です)

【サードプレイス・ラボ】居心地の良い第3の居場所を拡げる!(Twitterアカウント)

◆ サードプレイスラボのあんてる(note)

◆ サードプレイスラボちゃんねる(Youtube)

◆ サードプレイス・ラボ(Peatix)

サードプレイスラボ(専用サイト)

[週刊]サードプレイス・メルマガ

仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ

「まぐまぐ」毎週火曜日発行 月額:800円(税別)※初月無料です!

仲間と一緒に執筆している週刊メルマガです。

メルマガの詳細は こちら をご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

【サードプレイス】ブログへのご意見・ご要望・ご相談、ご依頼などは下記まで

 お問い合わせはこちら

投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。