引退しない姿は、身体と心に秘密があると思う
イチローも、カズも、年齢のわりに若々しい姿が印象的なアスリートです。若い頃から才能に恵まれて、トレーニングを積み、実績を残して、第一線で活躍し続けるというのは、本当に大変なことでしょう。
そこを乗り越えられる一人に、スキージャンプのレジェンド・葛西紀明選手がいるのは間違いない。
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今回のオリンピックで引退宣言をするのでは？の予測が外れた
今回、8度目のオリンピック出場、45歳の葛西紀明選手は、正直、引退をするのではないだろうかと勝手に予測していました。
自分と世代が近いので、長く名前を聞き続けたアスリートだけに、そろそろ、肉体的にも、精神的にも、限界が近づいていると考えるのは、常識的に自然な推測だと言えます。
自分の年齢の半分ぐらいの選手とも一緒に戦わなければいけない状況。ストイックな方だとは聞いていますが、怪我をすれば、もう即引退と言われてしまう年齢です。
ジャンプトレーニングドクターとして長年、葛西選手を見てきた、佐々木敏さんの『葛西紀明 40歳を過ぎても衰えない人の秘密』 を読んでみることにしました。
２０歳の頃と変わらない驚異的な身体能力を持つ葛西選手は、心の持ち方まで衰えていないということを語り続けています。他の選手との比較をすることで、葛西選手の特徴が浮かび上がります。
他の葛西紀明選手の本でも同様に書かれていますが、心と身体を鍛え続けてきた姿は本当に素晴らしいの一言に尽きます。
衰えを感じないのではなく、衰えるという言葉が存在しないかのようなコンディション作り。
海外の選手からリスペクトされるのも当然な存在。
もちろん、今回、振るわなかった成績にコメントを述べるよりも、次のオリンピック出場を目指すと早々に言いきれるタフさ。
ポテンシャル溢れる天才が、努力を怠らず、淡々と続けていくことで、奇跡を生むというのは頭では理解できます。
「年だから」と中年であれば、誰も軽く言い訳のセリフをはいてしまいがち。
諦めたり、ケアや鍛錬をしない自分を棚上げして、加齢だけを理由にしてはいけない。
まだまだ、やれるはず。
そんな勇気と叱咤激励のメッセージが、私にはひしひしと伝わってきました。
【レジェンド葛西紀明選手の本】
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー（主宰者）。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える！サードプレイス・メルマガ」（まぐまぐ）の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。