ホリエモンが都知事選に向けて6つの公約を追加した本をどう読む?

幻冬舎の編集者・箕輪厚介さんが、ホリエモンに本を書かせるアプローチをして、『ネオ東京改造計画』を2024年の都知事選に向けて、急ぎ出版されました。

前回の『東京改造計画 』に6つの公約を追加したという点ではアップデートされたことは理解できました。
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正直、二番煎じ・焼き直しだから、今回は売れないよ!

東京改造計画 』の増補版として、『ネオ東京改造計画』を出したことで、今回初めて読んだ人は、全編をじっくり読み、前作も読んでいる私は、新公約以外は、復習です。

4年の時の流れの中で、実現に近づいたこともあれば、全然変わってないものもある。

現・都知事が公約を公開する本として出したわけではないので、二番煎じ・焼き直しなので、正直、この本は売れないと思いました。

あんてる
あんてる
インパクトに欠けるよねー、絶対に!

前回の都知事選時にホリエモンは本で政策案を提示!今回も!

前作のまま、東京都知事選を想定した、37の公約を挙げた5章までにまとめられています。(ここを弄らないのは立派です)

第一章 経済
1.本当の「渋滞ゼロ」
2.ETCゲートをなくす
3.パーソナル・モビリティ推進都市に
4.満員電車は高くする
5.切符も改札機もなくす
6.現金使用禁止令
7.東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する
8.Uber解禁
9.東京の空が空いている
10.江戸城再建
11.VRライブのインフラを整える
12.足立区は「日本のブルックリン」に生まれ変わる
13.築地・豊洲市場改革案
14.築地市場跡地のブランド化
15.東京オリンピックはリモート競技に

第二章 教育・社会保障
16.オンライン授業推進
17.紙の教科書廃止
18.学校解体で子どもを解放する
19. 「正解」を教えない教育
20.大麻解禁
21.低用量ピルで女性の働き方改革
22.健康寿命世界一をガンガン延ばせ
23. 「ジジ活」「ババ活」で出会い応援
24.東京のダイバーシティ

第三章 新型コロナウィルス対策
25.ストップ・インフォデミック
26.経済活動を再開せよ

第四章 都政
27.今こそネット選挙を導入せよ
28.QRコードで投票できる
29.記者会見なんてオンラインで開けばいい
30.都職員の9割テレワーク化
31.英語の公用語化で国際化とインバウンド推進
32.東京都のオール民営化

第五章 東京を世界一の暇つぶし都市に
33. 「妖精さん」のリストラ計画
34.遊び場を増やすそう
35.限りなく生活コストを下げる
36.人生100年時代のコミュニティ
37.都民限定の無料オンラインサロン

確かに、現金よりもPay系で決済をするようになりましたし、婚活のマッチングアプリは小池都知事がぶち上げていました。(ジジ活、ババ活ではなかったですが)

都職員のテレワークが進んだよりも、残業が増えた印象しかありませんし。

全部実現できるなんて考えずに自由に書かれている点は、気軽に読めるし、頭を柔らかくする

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今回追加した政策、6つの公約とは

今回、6つの公約を追加しています。(残り10%程度の文量でした)

38.東京30区計画
39.東京の海に超巨大なエンターテイメントホールを作る
40.外貨倍増計画
41.未来人教育を推進する
42.年齢を撤廃する
43.世界最先端の予防医療都市にする

未来人教育というのは、即効性はないかもしれないけども、いち早く実施すべきだとは感じます。

コロナ禍のおかげでICTっぽいことを子どもも先生も利用しましたが、使いこなしていたのか、と問われると疑問だったので、もう一度仕切り直す必要はあるのは納得です。

また、彼自身が予防医療に関心が高いので、最後の公約も理解できます。

治療天国の日本から、予防天国の日本に変われば、もっと幸福感を持ちながら長生きできる人が増える音は間違いないのは当然だと思います。

物議を醸すような切り口で訴えるキャラは普遍

今まで、数多くのホリエモン本を読んできたし、彼のSNSでの発言などは、常に物議を醸し出すような切り口のものが多いです。

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一時ほど、若者がホリエモンに憧れる時代ではなくなったので、彼に共感を持つ人々よりも、反発する人たちの方が多いのかもしれない。

最近、アンチヒーロー的な存在が取り上げられて、注目されていますが、その先駆者は彼なのかもしれない。

だからこそ、もはや経営者にも、政治家にもならないで、自由に生きていこうとする姿勢を貫くことだけは一貫性があります。

本気で取り組んだら、東京は大きく変わるかもしれない

堀江貴文さんが公約本を出したのに、選挙に出馬しないのはどうしてなのでしょうか。

自分がシニア層以上に嫌われて、アンチが多いことをわかっているし、首長という立ち位置では摩擦しか生まないことがわかっているのでしょう。

自由に生きて、好きなことをやりたいと思う、彼のスタイルを縛り付けるのは最適ではないでしょう。(都知事という権力者に興味がないのだと勝手に想像します)

ただ、もし、本気でここまで考えている男が、本気で取り組んだら、東京は大きく変わるかもしれません。

次回の都知事選挙でも本を出すのか?それとも知事のアドバイザーに就くのか

常識で考えたら、できもしないことを好き勝手に書いて本に出しても、批判を受けないのが、堀江貴文(ホリエモン)です。

それだけに、本の中で取り上げられるような大麻解禁などのアプローチも賛否の議論を呼ぶだけで結論は変わらないでしょう。

おそらく、次回も都知事選挙時に本を出すのでしょう。

個人的には、副知事的な、知事のアドバイザーにでも就任して行けば、東京という日本の首都は大きく変わる可能性が生まれそうな気がします。

その依頼を受け入れるとは思いませんし、もし、やったら、社会が大混乱するのも想像できますから。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。