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「弱いつながり」や「ゆるいつながり」の効果は大きい
「つながり」と言えば、「関係」を意味しています。
この「つながり」の話を展開する上で、誰もが記憶に残る説があります。
アメリカの社会学者でスタンフォード大学社会学部教授のマーク・グラノヴェッター が提唱したはアメリカ合衆国の社会学者。スタンフォード大学社会学部教授であり、「弱い紐帯の強み」(”The strength of weak ties”) 説は大変有名なものです。
緊密な社会的繋がり、例えば親友や核家族は力を行使するには適当だが、密なネットワークは高度に冗長な情報を持つため、探索にはほとんど無用であるとするものである。一方、弱いつながり、即ち単なる知り合い関係では情報の冗長性がはるかに低いため、探索には極めて有効である。しばしば情報は力よりも重要であるから、個人が発展していく(求職等)には弱い繋がりの方が家族や友人関係よりはるかに重要となる。(Wikipediaより引用)
強いつながりよりも、弱いつながりが、情報の探索にとって重要という主張です。
弱いつながりを知る為に、強いつながりと対比してみます。
強いつながり=絆、結束、団結 は特別な時に必要
血縁、地縁、出身校、会社などは、日本人にとって強いつながりの証しでした。
1つの目標に向かって、一体感を持って挑むことで困難を乗り越えてきました。
国家的なプロジェクトであった、1964年の東京オリンピックなどは、強いつながりによって成功に至りました。
東日本大震災では、「絆」をスローガンに乗り越えようと強い仲間意識を抱いて頑張るのは、日本人らしさと言われるでしょう。
これからは「ゆるいつながり」の時代にシフトする
では、今の日本に、強いつながりは存在しているのでしょうか?
今後、必要なものなのでしょうか?
この「強いつながり」を「昭和的強制のつながり」と断言し、「ゆるいつながり」の時代へのシフトを説く一冊を見つけました。
『ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代 (朝日新書)』本田直之
時代は、「タテ社会」から「ヨコ社会」へ移り変わり、「協調性」から「共感性」 へと変化していきます。さらに、 「画一的コミュニティー」から「多様なコミュニティ」へとチェンジしていく状況。
読み進めていくうちに、うなづける展開が多いのは、「ゆるい」けど、「深い」関係というメッセージにあります。
ゆるいから、適当でも、いい加減なのでもなく、プロジェクト単位や、複数のコミュニティやグループの中で、お互いを縛り付けない生き方が、これからの時代は必要で、今までの人脈の考え方は通用しなくなるというスタンスは、本田直之さん節を感じました。
まとめ:パラダイムシフトの1つとして「つながり」は重要
人と人のつながり、人脈などに関する考え方、組織の位置づけは、確実に変わってきています。上下関係を重視する風土が根強い人は、なるべく早く、この変化に気づき、自分自身を変えていかなければ時代に取り残されてしまうと思います。
ゆるいつながりを作る為に、個人の力量・能力などが本当に問われる時代がやってきます。
自分がつながりというネットワークの中で、どんな役割を果たすことができるのか、見直してみることが大切です。
<本田直之さん本>
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