「下の者を守れ」という言葉を権力や地位の高い人間が意識できるのか？
最近のニュースで騒がれている話題は、些末な展開や不快感しか人に与えないものが多い。
日大アメフト部の危険タックル問題は、選手という弱い立場に押し付けた典型例だからこそ、憤りを感じて議論を読んでいる。
何を守るのか。個人なのか、組織なのか。
組織を守ろうとすると、ヒエラルキーで上位の立場のものを守ることになる。
個人を守るならば、最下層のものを意識しなくてはならない。
私は非力な人間だ。それ故に 全てを守るには君達の協力が必要だ。私が君達の命を守る。君達はその手で守れる数だけ･･･。わずかでいい。下の者を守れ。その下の者は更に下の者を守るだろう。何があっても生き、意地汚く生きのびろ。生きて皆でこの国を変えてみせよう。（ロイ・マスタング）
私の大好きなアニメ「鋼の錬金術師」のキャラクター、ロイ・マスタング大佐の言葉が胸に響く。
彼は戦乱の中で、どんな未来や理想について述べるシーンで、この言葉を呟いている。
公文書を隠したり、書き換えるような隠蔽工作は見苦しい。
これも組織や上位者を守ろうとした事例。
また、立場を利用しての様々なハラスメント行為に関する話題も続いている。
下の者に押し付けるというケース。
構造として、権力や地位の高い人間が、下の人間に対して不利益を与えるという点では類似しているように感じないだろうか。
下の者を守れ。その下の者は更に下の者を守るだろう。
上に立つ方々へ、この言葉を一緒に噛みしめてみませんか？
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー（主宰者）。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える！サードプレイス・メルマガ」（まぐまぐ）の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。