負けない戦い方と絶対に勝てる勝負、どっちが好き?

勝敗にこだわる人は、じゃんけんにだって負けたくない

どんなに小さなことであっても勝敗に、ものすごくこだわる人はいます。

例えば、何気ないじゃんけん1つとっても、負けたくない一心で必死になる人を見ていると尊敬するよりも、正直ひいてしまいます。

勝負の世界に生きていればなおさら、誰にも負けたくないという強い願望を持ち続けている人こそが生き残っています。

負けない戦い方って素晴らしい

誰がやっても勝てる勝負に全力を尽くすのは、実は大したことではありません。

不利な状況で負けそうな状況であっても、引き分けドローには持ち込める戦い方ができる人は尊敬に値します。

例えば、日露戦争で、強国ロシアを破るためには、戦略を練ることが重要でした。普通に戦えば負けてしまう相手と互角以上の戦いを見せるには、頭を使わなければ実現できません。

シュミレーションを図りながら、リスクとチャンスを冷静に捉える力は不可欠。

逆転勝ちまで持ち込めれば最高ですが、その前の引き分けだけども勝ちと同程度、もしくは、それ以上の意味があるのが、負けない戦いです。

派手さも面白さもないかもしれませんが、負けないという基本線さえブレなければ、何をやっても基本的には大丈夫というスタイルです。

負けないので、引き分け以上の計算ができる時点で、このスタイルを貫ける人や組織こそ、最強で素晴らしいと感じます。

絶対に勝てる勝負には重いプレッシャーがつきまとう

逆に、有利な立場や状況で、負けるはずがない、絶対に勝てるという側にいると、重いプレッシャーがつきまといます。

勝って当たり前、負けると避難を浴びるというのは、プロの世界ではよくある場面なのですが、勝負は時の運でもあるので、偶然や、ちょっとしたズレで、絶対的王者でも負けることがあるのです。

例えば、大相撲の白鵬が、若手力士の初挑戦を受けるとしたら、負けるはずがないと誰もが思うはずです。白鵬自身も負けるなど一切考えていないでしょうし、対戦する若手力士自身も、胸を借りるので全力でぶつかるものの勝てないと思って勝負に挑むでしょう。勝負は時の運。このようなケースであっても、ちょっとしたことで、白鵬が負ける場面というのはありえます。

勝って当たり前の存在が負けるのは、油断したわけでもなく、偶然の産物です。それだけに周りの目は厳しい。メンタル面も含めて強くなければ、勝ち続けることはできません。

負けない戦いができる人は相手も勝負も計算されている!

もちろん、勝ち続けるというのは、どんな些細なことでも立派なもの。天性なものも含まれるので、無意識な人もいるようです。

一方、負けない戦い方ができるとしたら、おそらく、頭の中で計算をし尽くして、どのような展開になっても、引き分け以上を確保できるとしたら、スポーツにせよ、ビジネスにせよ、一定の成果を出せるので、地味であっても評価はされます。

負けない戦略を立てるとしたら、1つの事象に対して複数のシナリオを選択できるようにし、相手や場面など状況に応じて臨機応変に振舞うことができるようになっています。

ものすごい計算高さ(ずる賢いかどうかは別)があって成り立つのが、勝負において、負けない戦い方ができる人間や組織に必然的に持ちうるスキルなのです。

私個人としては、何事においても、負けない戦い方ができる存在を目指したいと思っています。全てを勝ち負けで判断をするのではないので、勝負が必要な場面において、という大前提を持った上での話です。

あなたは勝負しなければいけない場面で、どのような価値観で挑んでいますか?

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。