読書×モテるって組み合わせを提案するタイトルはインパクトあり
本のタイトルって、興味をひく、ひかないの生命線。
「読書」という文系の黙々した人物のイメージと、「モテる」というガツガツ感を感じる人間にあてはまるフレーズをミックスさせる。
その時点で、この本の著者、長倉顕太さんはタダモノではないということがわかります。
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長倉顕太氏に魅力を感じるのは、生き様とメッセージにある
フリーパブリッシャー、マーケティングコンサルタント。
ベストセラー作家から上場企業まで手がける。
サンフランシスコ在住の著者、長倉顕太氏。
このプロフィールには続きがあって、編集者としての素晴らしい実績。
編集者として積み重ねた実績に安住することなく、自分のビジネスを広げていく姿。
自ら電子書籍を毎月出して、公式サイトも運営して、発信続ける男、長倉顕太。
彼の新刊『頭が良くなり、結果も出る! モテる読書術
“モテる×読書術” の方法論
具体的な読書テクニックを語っていない「読書術」本が存在できるというのは驚きでした。
普通であれば、速読、深読、精読、積読、など色々なアプローチで読書術は語られるものです。
もちろん、スピードを最優先して読むことはアドバイスしていても、方法論はノータッチ。
とにかく「検索」を重視して、周辺に視野を広げながら、本を読みつつ、知らないフレーズに対して、すぐに「検索」をかけて、「メモ」を取れと長倉流の読書術はまとめています。
具体的に、どの本を読めという解説もありません。
はぐらかされたのではないか、と一瞬感じながらも、読み進めてしまうのは、一般的な考え方を否定しながらも、自分の信じるやり方を提示してみせるスタイルにあります。
検索しながら本を読む、そしてメモる
さて、あなたは検索をしながら本を読むでしょうか?
たとえば、翻訳本や専門書を読んだとしましょう。
自分が人生で一度も目にしたことのない単語、人物名、場所、考え方(理論)などが出てくるはずです。
先に読もうと思うと、スルーをしてしまうもの。これがわからなくても、本全体の中身を理解することには影響がないはず、と考えてしまっていませんか。(私は、その傾向が強いです)
辞書を広げるでもなく、ググってしまえば、すぐにわかるのに「検索」行為をスキップするのはもったいない。
そして、スマホにメモをしろ!と言い切ります。
「知らないこと」を知るために読書がある
暇つぶしではなく、自分が知らないことに対して、貪欲に向かうならば、知らないことに対して自分が吸収をし続けるもの。
そして、吸収したものを定着させるにはメモが必要。
納得するしかありません。
書評家ブロガーも、本当のところは自分のためにメモとして書いていると言っても良いのでしょう。
読書だけではないリアルに持ち込め!
並みの読書術本でないのは、第4章以降に書かれています。
好きなことに夢中になれ!
好きなことをして生きろ!
という今の流れに対して、むしろ、新しいことをどんどんやっていく姿勢を重視するのが長倉スタイルです。
ある意味、多動な生き方。
好きなことは放っておいても熱中してしまうもの。その世界にハマると楽しくて、他に目がいかないし、行動も思考も限定されていく。
そうではなく、どんどん、新しいこと、分野にチャレンジして刺激を受けることで人は成長していくという考え方だからこそ、読書だけで満足するな、リアルな世界に落とし込むことを強烈にアドバイスしています。
読んだだけで、わかったつもりになってはいけない。
行動として現実と結び付けないと、その先には変化は生まれないのです。
モテるためにやることは3つ!
モテる人脈術の3ステップという話に期待していたのですが、私にとっては意外性がありませんでした。
「リスクをとりまくれ!」
「ギブギブギブをしまくれ!」
「情報発信をしまくれ!」
そしてネットワークが人生を決めるという話。
リスクを取りたくない生き方は、日常生活、家族、将来の人生への不安などを考えれば、貯金もするし、無茶をしないもの。
日本人の安定志向はここに起点があるから、サラリーマンとして生きる人が多い。
でも、そこに安住することが本当にノーリスクなのかと問われると、正解とは言えません。
ギブについては、私もブログで何度か取り上げています。
ギブを中心に生きると偽善者だとか、腹黒いとか揶揄する人はいますが、テイクばかりを考えている人は信頼ができない存在なのもわかっています。
とにかく、相手にとってなんらかの自分がギブできるものがあれば、躊躇なくギブしまくればいいのです。
情報発信についても、長倉さんレベルではないまでも、私も何度かブログに書いてきました。
どんな情報を自分から発信していける存在になれるのか。
日常生活を晒すのではなくて、誰かの役に立てる情報をアウトプットできる力は、今後、絶対に必要になってくるし、稼げる力、人脈を築くためにも不可欠な要素です。
3つのステップをどこまで自分が高められるのか、是非、この本を読みながら、考えて欲しいです。
ストリートスマートに生きて、運を味方に!
後半、ストリートスマートに生きるためのエッセンスと運を味方に付ける方法まで、読書術を超えて展開していきます。
ここまで振り切れる人は、私自身も含めて難しいと言わざるを得ません。
「会社を辞めろ」
「60歳で死ね」
特に、この2つはYESと気軽にうなづけないものでした。
ただ、「即断即決」をするということで、余計な悩みを持たずに、躊躇するぐらいなら動き回る行動力などは同意できました。
最終章の運については、個人の受け止め方が大きく影響するので、運を考えるときに、まとめて読み直すことで済ませたいと感じました。
ぶっちぎってる男の生き様から何を吸収するのか
長倉顕太さんの本に書かれている内容は、表現が突き抜けすぎて、心地よい反面、その裏にあるメッセージは何を示しているのだろうか。どこまで、相手に刺さるのかを考えながら、強く断定しきることで、個性を出しているというのは、毎回、よくわかります。
誰もが真似をできない生き様なのかもしれません。
それだからこそ、1つでも多くモデリングしてみることをオススメしたいです。
1日1冊読んで、1日1つ新しいことにチャレンジする。
それだけでも人生は格段に変化していくという現れは、彼の人生で証明されています。
絶対に一度、リアルに会ってみたい人リストに加えておきます。(実現させます)
あなたも、この本を読んで「モテる×読書」な人に変わっていきませんか?
<長倉顕太さんの本>
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。