将棋の世界に生きる若きプロ棋士の物語って、文化系スポ根だよなーと思える映画「三月のライオン」(前編、後編)
「プロ棋士 桐山零には、家族も、家も、居場所もなかった」
という予告編にドキっとさせられました。
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神木隆之介の存在感がハンパないねー
子役の神木隆之介君はかわいくて、演技力のある少年という印象が強かったけど、気がつくと、青年俳優・声優として名前を聞くようになっていました。
子役からの成長って、大成功するケースと残念なケースの両極端な気がします。
今回の「3月のライオン[前編]
原作コミックを知らないまま、映画「3月のライオン」を見て
「将棋しかねーんだよ。強くなるしかねーんだよー」
この将棋に追い込む姿勢こそ、主人公・桐山零の将棋への思いが伝わってくるセリフでした。
家族を事故で亡くし、将棋に打ち込むしかない環境で育ち、小さい頃はいじめられて・・・。
それでも、彼は、関わる新しい家族を得て、幸せになるのかと思いきや、複雑な立ち位置に身を置いて、このセリフを唸るように発します。
「将棋しかねーんだよ。強くなるしかねーんだよー」
本当に、こういう思いを持って、将棋に打ち込まざる得ない姿は鬼気迫るものがありました。
プロ棋士って、選ばれしものしか生き残れない狭き門の世界というのは知っていますが、その世界で生き残っていくためには、本当に厳しいものがあると伝わってきました。
これしかないと追い込む人生の生き様
人生なんて、いろんな生き方を選択できるもの。
なりたいものになればいいし、職業や生き方なんて、自由に変えていけばいい。
フランクで自由である方がストレスがたまらないのかもしれない。
一方で、この「3月のライオン」の桐山のように自分の才能を磨きながらも、自分を高めていくことに必死にならなければいけない生き方もあります。
どちらが正しい、間違っているという判断を下すのではなく、自分に合った生き方をどうするのか、という点に意識を向けましょう。
ただ、これしかないと決めて、突き進む生き方には、他人を圧倒するパワーや熱量が生まれて、その生き様に惹きつけられます。
自分を縛ったかもしれない気持ちで打ち込んだ過去
私は、高校生の青春時代、完全に部活にどっぷり浸かりました。
勉強も楽しくないし、友人たちとバカをしているのもつまらない。
彼女もできないし、とにかく、毎日有り余るエネルギーを吐き出すためには、部活しかなかった。
「部活しかねーんだよ。強くなるしかねーんだよー」
まさに、そんな言葉を吐き出しそうな思いで頑張りました。
結果として、自分がたどり着けるレベルの限界を思い知り、若き熱狂は引退とともに幕を閉じました。
あの時、もっと高いレベルで戦うか、悔しくて、その先も競技を続けていたら、違う人生が合ったのかもしれません。
ただ、自分の能力や才能なんてものには、当人が真っ先に気がつくものです。
ここで戦い続けることの限界というのを思い知れば別の道を探すしかありません。
また、1つに絞って言い切る求道者のスタイルの息苦しさに耐えられるのも、その人のメンタルの強さがなければ潰れてしまいます。
自分は、ここで引退・終わりだと決めたことは間違っていませんでした。
映画「3月のライオン」をまとめ こんな人に見てほしい
囲碁・将棋 と一括りにされがちで、どちらかといえば、地味な世界の印象が強いのではないでしょうか?
「3月のライオン」「ヒカルの碁」などのマンガの世界でも作品が増えていることで、興味関心を持つ人は増えているようです。(実際の囲碁・将棋を楽しむ人数が増えているというデータはありませんが)
この沈黙と頭脳戦の続く将棋の世界を、人間ドラマとしても成り立たせるのは、キャラクターの存在が全てです。
どこにでもいる普通の若者が主人公では、勝負の世界では成り立たず、師匠・弟子・仲間の関係は合っても完全に個人戦です。
映画「3月のライオン」は、役者さんの本気で将棋を指す姿があって、こちらもハラハラドキドキさするものに仕上がっていました。
自分が将棋を指すことはなくても、プロ棋士さんたちが、どんな人物で、日々の鍛錬によって、自分を磨き、相手との心理・頭脳戦を戦っているのかを知ることができました。
周りになんとなく流されて、時間が過ぎてしまうような人にこと、この「3月のライオン」を見てもらいたいと思います。
「3月のライオン」関連
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
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