歴史上の人物を取り上げるのが大河ドラマ(日曜8時のNHK)ですが、一方で歴史上の人物の存在を使って地域活性(主に観光客を増やす)の起爆剤としたい地域は多いと聞きます。
今回、映画「大河への道」を見ながら、歴史上の人物、伊能忠敬の知られざるエピソードに焦点があたり、驚きました。
まさか、彼が亡くなった後に、「大日本沿海輿地全図」(伊能図)が完成していたなんて、知らなかったという方は多いはずです。
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歴史の教科書で習った話が違うなんて!伊能忠敬の業績を否定はしません
どんな映画なのか、全く事前情報がないまま、Netflixのオススメで見てみた作品が、映画「大河への道」でした。
中井貴一主演であれば、ハズレはないだろう、と思ったものの、なかなか秀逸な作品でした。
歴史の教科書で習った、日本を歩いて地図を作った人、伊能忠敬の業績を否定するのではなく、彼の周りで、必死に支えた人の物語だった点が素晴らしさだと感じます。
現代劇の割合よりも、時代劇として、伊能忠敬の周りの人が活躍する!
作品の冒頭は、千葉県の香取市役所の総務課から始まるので、現代劇なのかと思いきや、予告編通り、メインは、江戸時代の展開でした。
中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、西村雅彦などの顔ぶれを見れば、外れる作品ではなく、どんどん引き寄せられます。
「伊能忠敬は地図を完成させてない。だからドラマにはならない!」
と脚本家に言われてしまうことで、誰もがよく知らない事実にぶち当たります。
実際は、彼の死後、3年を経て「大日本沿海輿地全図」は完成していたのです。
この3年間の話をメインにストーリーが展開されていきます。
実は、映画の中にも伊能忠敬は出てこない!
映画「大河への道」の中で、伊能忠敬役というのが出てきません!
つまり、ストーリー上、幻の存在として、伊能忠敬を語るためには、いかなる役者も演じてないところがポイントなのです。
主役は、高橋景保、という江戸時代後期の天文学者が、彼の偉業を完成させるために必死に進めたということに価値があるのです、ここまで隠しきれたのか、というと疑問が残ります。
ただ、73歳で亡くなるまで、高齢者(当時の60歳以降は、ご隠居と呼ばれる、Theお年寄りだったのです)である、伊能忠敬が歩きながら、正確な測量を続けて全国を歩いたという事実は、間違いではありません。
もちろん、一大プロジェクトだった以上、一人で完成させたわけではなく、チーム一丸となって日本地図を作り上げたという点は、納得できます。
何歳であってもチャレンジできるモデルは、カーネル・サンダースと同じ
伊能忠敬の話は、何歳になって始めても遅いとは限らないので、何歳であってもチャレンジしよう!という理屈で語られることが多いです。
同様に、65歳で「ケンタッキーフライドチキン」を起業した、カーネル・サンダースも事例として挙げられます。
二人にとって、重要なのは、偉業を成し遂げたのが高齢になってから、という点よりも、それを支える健康状態を保った身体があったことではないでしょうか。
体力が落ちて、夢中になって頑張れなければ、おそらく、二人とも歴史に名を残してはいません。
もちろん、成功するまでの回り道にも意味があり、突然、大成功を収めたというよりは、元々の実績と、自分の興味とあくなき追求力があってこその話です。
コミカルだけど、真面目な中井貴一は派手なアクションはないけど引き込まれる
結局は、名もなき人たちの努力により、伊能忠敬は歴史上の人物となりました。
その名もなき人の代表、当時でいえば、有名な天文学者、高橋景保をコミカルな部分を持ちつつ、真面目に演じ切れる、メリハリをもった演技といえば、中井貴一が群を抜いているはずです。
スピード感や派手なアクションを伴う芝居をやる人気役者は多いですが、中井貴一に、そんなイメージはありません。
それでも、さまざまな作品で必要とされ続けるのは、37歳の若さで亡くなった、戦後の映画スター、佐田 啓二のDNAが、脈々と受け継がれているのだと感じます。
「伊能忠敬記念館」に行ってみよう!
施設名 | 伊能忠敬記念館 |
---|---|
住所 | 千葉県香取市佐原イ1722番地1 |
電話 | 0478-54-1118 |
最寄駅 | R成田線佐原駅から徒歩15分 |
開館時間 | 午前9時から午後4時30分まで |
定休日 | 月曜日(国民の祝日は開館)、年末年始 伊能忠敬旧宅は年末・年始のみ休館です 休館日年間予定もご確認ください |
URL | https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/museum/guide.html |
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。