地域×学校で日本の関係人口を増やして、コミュニティ・スクールの仕組みが広がってほしい
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みです。
コミュニティ・スクールでは、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができます。<文部科学省>
コミュニティ・スクールを自らリードしながら、運営して実践している塚本忠行さん
どんな思いで作り上げて、学校の教員、PTA、地域、子どもたちと関わっているのでしょうか。
また、その行動を多くの地域のヒントにつなげつつ、働く大人を教育の現場に関わってもらう姿なども興味深いのです。
(2024年7月26日開催)
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コミュニティスクールはうまく行ってるところが少ない
全国でコミュニティスクールはものすごい数があります。
学校運営協議会の設置が努力義務化の影響で、15,000校(2022年度)もコミュニティスクールを導入しているのに、なかなか運営がうまく行っていないところが多い。
学校関係者も、コミュニティスクール(CS)との関わり合い方は悩んでいる可能性が高いと言えるでしょう。
コミュニティスクールは誰のためにあるのか
今回、塚本さんが、コミュニティスクールの活動、成り立ち、など様々な点について話をしてくれました。
学校は教職員と子どもが中心であることは普遍ではあるものの、子どもたちの親(PTAなど)との接点だけでなく、地域の大人たちもどう関わっていけるのか、という話は興味深いものでした。
コミュニティスクールがあることで、学校関係者も助かり、子どもたちにとっても、地域の大人たち(地域に縛る必要はない)も加わることで、より良いものを作り上げていっているというエピソードは参考になりました。
塚本忠行さん(会長)さんのプロフィール
・MAGICAL READING-LABO代表
・板十小コミュニティスクール委員長
・地域コーディネーター
・ABA-LABO 参事
・TEAM楽描 代表
・NPO SECIプレイス社員
・保護司
学校経営にとっての社外取締役のようなもの
学校を経営するのは校長(学校長)だけかというと、非常に限定的で閉鎖的なものになりかねません。
企業の社外取締役のように、外部の目線を持った方たちが学校経営、方針に携わることで、より良い学校環境を生み出し、教員にとっても、子どもたちにとってもプラスなものになるという話には納得させられました。
日本は、いつからか、学校は治外法権的に、外部の人を受け入れないようになったのでしょうか。
2001年6月8日に発生した、大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校での無差別殺傷(殺人・殺人未遂・銃刀法違反・建造物侵入)事件が契機だったような気がします。
学校関係者以外に立ち入られるとリスクがあって、安全安心な環境のためにはブロックするような雰囲気が当たり前になってしまいました。
私が子どもの頃は、地域の人も出入りができたり、何らかの関わりが自然と行われてきたような気がするのですが、閉鎖空間になりました。
その結果、学校内の問題は、外部から隠すようになり、いじめなどの問題もアンダーグランド化したのではないでしょうか。
だからこそ、社外取締役のように関わるコミュニティスクールと地域学校協働本部があってこそ、健全で開かれた関係性が生まれて、子供にとっても学校関係者にとっても良い方向に向かえると期待できると理解できました。
子どもが通う時しか、地域の学校って関われないのか
子どもの保護者(親)として、当事者の一員として学校に関わろうとすると、PTA的な活動になりがちです。
私は、親として学校関係者との距離感は難しいものだと感じました。
一方で子どもが卒業してしまうと、地域にある学校なのに、遠い存在になりがち。
この関わり合い方は、塚本さんの話を聞くうちに、このままでは良くないのかもしれないと感じました。
子どもと地域・大人が触れ合う斜めの関係性から未来を託したい
塚本さんの話を聞いていて、子どもと地域・大人が触れ合うな斜めの関係性の重要性を改めて感じました。
親でも、先生でも、親戚でもなく、習い事の先生・コーチなどの指導者でもない存在と関わる機会は、現代の子どもたちには圧倒的に少ないのです。
他人がちょっと声をかけるだけで、不審者だと言われるほど、疑心暗鬼な世の中に変わってしまい、知らない子どもへの距離感は遠いものに変わってしまいました。
いろんな大人がいる、仕事がある、という学校では習えないことを知れる機会が多くなれば、子どもの人間関係構築力は格段に上がり、多様な相手とのコミュニケーション能力にもつながるはずです。
そんな子どもたちにこそ未来を託したいと思うじゃないですか。
塚本さんの活動を応援したいと思いますし、私が協力できることであれば、なんでもやりたいとお約束しました。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。