「いじめ」は人の習性だから回避するしかない!

現在、学校の廊下に行くと「いじめはダメ」のようなメッセージのポスターなどが掲示されています。

おそらく、いじめによる問題、被害者の精神的なダメージ(心の傷)や自殺といった件で、社会的なニュースになることが長年続いています。

そもそも、いじめ問題は子どもや学校だけの問題なのでしょうか。

大人社会、人間にとって、いじめとはやめられないものなのではないかと語る、脳科学者・仲野信子さんの『ヒトは「いじめ」をやめられないを読んでみました。

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いじめって絶対良くないけど、人の習性だから根絶はできない

いじめが良い行為だなんて、誰も考えたりしないし、根絶したいものと捉えられています。

ただ、いじめ問題が消えないのは、人間の習性なのだから仕方ないものだと、専門家に断言されると、言葉を失いかけます。

実際、過去も、現在もいじめは存在するし、おそらく、人は未来もいじめということをやめることはないのでしょう。

いじめは、大人も男女も関係なく人としての習性だから回避するしかない

人生で、1度も、いじめられたことも、いじめたこともないと胸を張れる大人はいるでしょうか。

程度の差はあれ、誰だって、誰かにいじめられたり、誰かをいじめた経験はあるものです。

社会通念上、いじめは良くない(悪い)と言う規範は持っているはずなのに、なかなか消えない存在。

いじめなんて、子ども・学校の中だけかと思いきや、実は、大人社会にもいじめがあるという事実をどう受け止めますか?

この問題を、脳科学者の中野信子さんは、いじめとは人の習性なのだ!と断言して、やめられないものという前提で考えて、回避しなければ、という本『ヒトは「いじめ」をやめられない』を読んで、納得しました。

なくならないものをなくそう!とスローガンを掲げるのではなく、なくならないのだから逃げるための策を講じようというのは、現実的なアプローチなのです。

脳内物質もいじめに関与しているから

脳内物質として有名なオキシトシン、セロトニン、ドーパミンもいじめに関与しているそうです。

愛情ホルモンのオキシトシンが高まりすぎると、「妬み」や「排外感情」も同時に高めてしまうことで、いじめを助長してしまうそうです。

安心ホルモンのセロトニンの分泌が少ないと不安症を呼び込み、相手が危険そうだから距離を置こうというスタンスになることも影響するとのこと。

脳内麻薬のドーパミンは「正義感」を生み、いじめを助長していくと中野さんはまとめています。

脳内物質に関する情報は、チェックすればするほど、幸福との関係性もありますが、その反面、いじめを助長してしまうという一面もあることは忘れてはいけないポイントです。

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自分がいじめられた思い出から考える

私も、子どもの頃、いじめに遭った経験が少しだけあります。

クラス(教室)ではなく、登校班の1つ上の学年の子でした。

私のことが気に入らないらしく、蹴っ飛ばしてきたり、ぶってくるような暴力行為や暴言は続きましたし、正直、いつか反抗してやろうかと思っていた記憶がよみがえります。

結果として、私を個人的にいじめ(いたぶりに近い)ていた子は、早々に学校に来なくなったので、登校班で一緒になる機会がなくなり、自然消滅でした。

あのままの関係が続けば、私も、心を病むか、逃げ出したくなったかもしれません。

あの子にどんな脳内物質(ホルモン)や不幸な家庭環境があったのかは謎ですが、気に食わない奴だった私を攻撃することで、発散していたのはわかります。

監視カメラもいじめ回避策として認めるしかない

ヒトは「いじめ」をやめられない』の後半で、教室など学校内に監視カメラを設定することで、いじめを抑止できるという内容が書かれています。

さすがに、監視カメラでチェックされるのはいかがなものかと思いましたが、抑止力(回避策)になるという意味合いでは理解できます。

監視カメラの映像の管理という点では、不安は残りますが。

一方で、街中に監視カメラが増えたからといって犯罪が減っているわけではないので、効果が絶大だとは思えません。(カメラに映らない場所で、という悪事行為は消えないの))

一番大事なことは、子どもであれ、学校であれ、大人であれ、職場や地域社会であれ、いじめという問題は消し去ることは難しく、ある意味、回避する形として逃避するというアクションは有効な選択肢として、頭の片隅に置いておくのは誰にとっても必要なことだと感じました。

少なくとも、身近でいじめの状況があれば、当事者に回避することを促す人間ではありたいものです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。