【サードプレイス】をつなぐブロガー@安斎 輝夫 です。
本を選ぶのは、タイトル、著者が第一優先で、評判・人気、表紙も影響しています。
旬なワードが入っている、人気作家が書くというだけで、ファンが手にとって読んでくれるものです。
『大前研一 ポスト・コロナ時代の稼ぎ方(BBTプレジデントシリーズ) (「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー選書)
ただ、少しだけ苦言を含めてまとめさせていただきます。
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タイトルと中身のギャップの本は読者に残念な気持ちを与える
『大前研一 ポスト・コロナ時代の稼ぎ方(BBTプレジデントシリーズ) (「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー選書)
ところが、この本は「熱海せかいえ」収録が続く、おそらく、継続されたセミナーや講演テキストの内容をまとめた一冊なのです。
編者・大前研一と書いてあります。
当然ながら、ネタ元の話は、大前さん以外の方が分析された企業や業界のビジネスモデルや手法について、特徴を述べて、未来を語るというスタンスは、期待通りです。
読み進めていくうちに、特徴のある業界・企業の事例を語り、分析している点は素晴らしいと感じます。
最後に出てくる「出前館」などは、今後、広がっていくシェアリングデリバリーの話で、ワクワクさせられます。
新聞販売店のリソース(人員・バイクや自転車)を有効活用するという発想の話も、テレビの番組で取り上げられて知っていたものの、改めて文章で読むことで、理解が深まりました。
コロナ前に集めた記事を編纂している
ただ、この本を読む上で、どうしても気になり、納得感が得られないのが、「ポスト・コロナ」という本のタイトルの付け方への違和感です。
本の原稿ネタは、コロナウイルス(COVID-19)などが世界に蔓延する前の2019年以前の話をまとめています。
つまり、完全に売る目的でつけられたタイトルで、中身の話でコロナに関して書いているのは、「はじめに」のパートの大前研一さんの言葉だけなのです。
おそらく、別のタイトルを考えていたのに、売るために、差し込んだワードが「ポスト・コロナ」なのです。
もちろん、売れ行きを重視したい出版社の意図はわかりますが、もう少し、この点を深掘りした再構成や、全体をまとめるパートを追加する体裁をとってくれないと、正直、消化不良な感覚が拭えません。
売れるタイトルやキャッチコピーと価値は異なる
もちろん、本のタイトルが大事なのはわかります。中身よりも前に、生命線になるので、インパクトのあるタイトルや表紙が絶対に必要です。
例えば、この半沢直樹シリーズ本は、テレビドラマの人気を踏まえて、当初のタイトルをサブタイトルのように変えました。
バブル入行の銀行員の奮闘物語なので、本のタイトル「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」などのタイトルを、「半沢直樹1」「半沢直樹2」に変えています。
池井戸潤さんも、まさか、主役のキャラクターが大ブレイクして、ドラマが大ヒットするなんて予想はしていなかったので、当初は、バブル時代に入社したサラリーマン銀行員の物語としてタイトルにつけられたはずです。
ここまでブレイクすると、本の帯に、ドラマ「半沢直樹」とつけるよりは、タイトルにつけたほうがダイレクトでわかりやすく、売れやすい本になるというのは、誰にだってわかります。
稼げる企業の未来は予測できていた!
『大前研一 ポスト・コロナ時代の稼ぎ方(BBTプレジデントシリーズ) (「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー選書)
さすが、大前研一さんが関わった1冊と納得できます。
ビジネスで悪戦苦闘して、ヒントが欲しい方には読む価値があります。
ただ、タイトルに期待感を持って読むとギャップがあるので、注意をされたほうがよいのかもしれません。
※あくまでも、私個人の感想であって、出版社や著者を否定しているものではありません。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。