ドラマ「半沢直樹」によって、久しぶりに、土下座を見たという人は多かったはず。
謝罪記者会見であっても直立で頭を深々と下げる場面は見かけても、なかなか土下座をすることはない。
誰もが、土下座の正しい流儀を習った人などいないはずです。
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土下座をしなければいけない場面なんて、人生に何度もない
そもそも、土下座とはどんな行為なのだろうか。
日本の礼式のひとつで、姿勢は座礼の最敬礼に類似する。本来は極度に尊崇高貴な対象に恭儉の意を示したり、深い謝罪や請願の意を表す場合に行われるため、互礼ではなく、一方のみが行うが、土下座の意図に対して土下座された相手が謝絶を示すために同じ礼を行うことがある。
相手に向かい正座した上で、手のひらを地に付け、額が地に付くまで伏せ、しばらくその姿勢を保つ。現代では土の上とは限らず、本来は座礼をしないような床(洋間の床など)や舗装地などで行われるものも土下座と称される。(Wikipediaより抜粋)
日本の座礼の最敬礼であり、正座して、手のひらを地につけて、額が地面に付くまで伏せて、姿勢をキープする姿。
時代劇ではよく見かけるものの、現実社会で土下座する場面に遭遇することは少ない。
自主的に土下座するよりも、強要されることが事件になる
土下座という行為に対して、良い印象がないのは、一方が相手に対してひれ伏しているからであり、上下関係が圧倒的に感じさせる行為と受け止めるからです。
普通の友人関係、ビジネス上で、土下座をすることはありません。
むしろ、土下座のシーンを撮影して、SNSで流すと強要罪に問われるような刑事事件も記憶にあるのではないでしょうか。
それだけに、土下座は日常よりも、非日常な行為であり、土下座を受ける側の優位感が相当高いと感じるのは、日本人の共通認識です。
中学生で土下座をした私
私自身、中学生の時に、土下座をしたことが1度あります。
あれは、とっさの判断で、その場を収める方法がなくて、私が悪いとは全く思っていないものの、収める術が、それしか思い浮かばなかったので、土下座をしました。
おそらく、学校のクラス内で起きたある問題に際して、双方の立場が相容れず、終わりのないバトルが繰り返される状況に置いて、仲裁するために、私が行った土下座。
周りは驚きました。先生は、すぐに止めに入りました。
でも、この経験から、私は、頭を下げる、謝罪することが負けではないという自己認識が出来上がりました。
頻繁に土下座をするようなことはありませんし、まったく身に覚えのない濡れ衣では頭を下げませんが、平行線のまま、収拾がつかないと判断すれば、心の本意とは別に、詫びることができる人間になりました。
今でも、ふと、土下座をした日のことを思い出します。
あの経験は、自分の正義感や、相手への威圧感を捨てたり、無駄なプライドをなくすために必要だったと考えます。
土下座なんかしなくていい!フラットな関係がベストだから
正直言って、人生で土下座なんか1度もしなくてよいと思います。
どうしようもなく、土下座で許しを請わないといけない場面に出くわせば仕方ないですが。
そんな圧倒的な上下関係や、収拾のつかないほどの拗れた関係で詫びなければいけない出来事がない限り、土下座はする必要はありません。
できるだけ、フラットな人間関係がベストですから。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。