【映画】「いま、会いにいきます」(2004年公開)のファンタージー恋愛物語に浸ろう

2000年初頭の日本映画は、純愛系モノがヒットしていました。

「世界の中心で愛を叫ぶ」「いま、会いにゆきます」などが代表作です。

市川拓司原作の『いま、会いにゆきます』は、竹内結子、中村獅童主演で映画化は話題になり、大ヒットでした。

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竹内結子さんが亡くなった後、映画「いま、会いにゆきます」を猛烈に見たいけど、心が切なくなるので見れないという気持ちで揺れ動いていましたが、Prime Videoで視聴しました。

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雨の季節にママが帰ってくるって約束したんだ

切ない恋愛ファンタジー映画は、恋人同士の関係のものが大半です。

家族を軸にした恋愛ファンタジーは、洋画では可能でも、邦画では不向きなのかもしれないと勝手に想像していた私の考えをひっくり返したのが、この「いま、会いにゆきます」でした。

妻に先立たれ、6歳の息子と暮らす巧の前に、亡くなったはずの妻が、梅雨の季節のある雨の日、森の中に現れる。

ただ、彼女には彼らとの記憶が全く存在しない。不思議な6週間という短い家族生活。

冷静に考えてしまうと、この不思議なファンタジーは非現実的だと片付けられてしまうかもしれませんが、全体を通してみると、この世界観にハマってしまいます。

学生時代の延長で恋に落ちて幸せの未来は

主人公の巧の純朴で不器用そうなキャラクターを、中村獅童が見事に演じ切っています。

そして、妻であるミオの透明感と優しさあふれる女性を、竹内結子がキラキラと輝きながら見せられてしまうと、心が引き込まれます。

二人の学生時代の出会いの話から、恋に落ちる過去のエピソードと幸せへのストーリーは、今は、この世にいないミオを感じると、不思議な感覚に包まれます。

若くして、子どもを残して、この世を去った彼女が、二人の前に現れる。

少し不自然な関係が築かれて、でも、徐々に家族としてフィットしてくる先にあるのは別れ。

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共演が縁でリアルに夫婦になったものの

いま、会いにゆきます」の共演がきっかけとなり、中村獅童と竹内結子は結婚して、一人のこどもとの生活を送るものの、別れを選択していく人生でした。

ゴシップネタとして捉えるつもりはないもの、あの映画の巧とミオの関係性ではなかったのは事実でしょう。

ただ、映画の「いま、会いにゆきます」を見てしまうと、本当にお似合いの二人だっただけに、そのままずっと幸せな夫婦・家族であって欲しかったと無理な願いを抱いてしまいます。

二人の子どもを演じた子役さんも、すでに芸能界は引退。

そして、もはや、竹内結子さんは、この世にはいないという現実を受け止めると、この映画を見ているのがつらくなるはずなのに、引き込まれてしまうのは、彼女が素晴らしい女優さんだったという証明だと感じます。

映画の世界なのに引き込まれた理由は何か

当時も、今も、この映画「いま、会いにゆきます」には強烈に引き込まれるものがありました。

主題歌のORANGE RANGE の「花」がいつまでも口ずさめるメロディなのと同様に、誰にとっても染み渡る作品だったから、引き込まれて、また見たくなる映画なのでしょう。

もし、現実に押しつぶされそうになったり、しんどい思いをしていたら、映画「いま、会いにゆきます」を見て、浸ってみませんか。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。