【映画】「ミッドナイトイーグル」(2007年公開)旬な俳優の熱演と山岳クライシスの先にある印象深いエンディング作品

映画館で見た作品の中で忘れられない映画にはどのようなものがありますか?

私は、「ミッドナイトイーグル」(2007年公開)が記憶の中に根深く残っています。

山岳という自然環境に挑む映画は増えましたが、ここまで俳優たちが熱演し、そのラストシーンが苦しくなった映画は、この作品以外、思いつかないのです。

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戦場での報道カメラマンが命を張るのはわかるが、ラストの終わり方が印象的すぎた

クライシス作品を作らせると、リアルすぎる描写にドキドキさせられる、高嶋哲夫さん。

彼の作品『ミッドナイトイーグル』は、2003年に文庫化されて、2007年に映画化という展開になりました。


あらすじを正確に書き記すために、映画紹介サイトから引用してみます。

かつて報道カメラマンとして世界を駆け回った西崎優二(大沢たかお)は、ある戦場で幼い生命を救うことができなかった自分自身の不甲斐なさに深く絶望を感じた。病身の妻にも先立たれた彼は、写真週刊誌の記者である妻の妹の慶子(竹内結子)にひとり息子を託して、山の中で星空に向けてシャッターを切り続ける日々を過ごしていた。そんなある日、異様な物体を撮影する。その正体は、米軍の戦略爆撃機『ミッドナイト イーグル』だった。北アルプスで『ミッドナイト イーグル』が消息を絶ったという極秘情報は、内閣総理大臣・渡良瀬(藤竜也)のもとにも届いた。核爆弾を搭載している同機の行方は、日本政府にとっても極めて重要な問題だった。西崎は、山岳部の後輩で新聞記者の落合(玉木宏)と共に、北アルプスの落下地点へと向かう。しかし、そこにはすでに工作員たちの姿があり、調査に向かった自衛隊員と西崎たちに銃を放ってくる。自衛隊員は、佐伯(吉田栄作)の他は全滅した。落合から送られてきた写真を分析する慶子もまた、事件の渦の中に巻き込まれていった。一方、佐伯から『ミッドナイト イーグル』の情報を入手した西崎と落合は、工作員たちの攻撃を交わして同機の墜落地点に到達する。すでに核爆弾の時限装置は作動していたが、慶子が入手したパスワードでその爆破を防ぐことができた。しかし、なおも工作員たちが核爆弾を狙って襲いかかってくる。激しい吹雪のために、援助する自衛隊のヘリ部隊も現地への着陸が不可能だった。日本を、いや愛する自分の息子の命を救うためには、自分たちが犠牲になるしかないと悟る西崎。そして彼は、ナパーム弾の投下を渡良瀬総理に依頼する。(KINENOTE「ミッドナイトイーグル」あらすじより引用

当時、松竹が力を入れる作品には、必ず、大沢たかおが主役として抜擢されるので、外すことは考えられていない作品だったのは、間違いありません。

実際の興行収入は、7億7690万円とのことなので、実際の収益という意味での大ヒット映画とは言えないと判断します。

雪の中で敵と格闘する姿は、他の山岳作品と共通するけども

確かに、雪の中で敵と格闘する作品といえば、織田裕二主演の「ホワイトアウト」など数多くあるが、戦う相手のスケールの大きさでいえば、この「ミッドナイトイーグル」が群を抜いているという印象が残ります。

予測できないような敵と退治して、総理大臣まで巻き込む展開力は、最近のドラマや映画では増えていますが(「シン・ゴジラ」など)、先駆け的なものを感じます。

また、吹雪の雪山の中で迎えるエンディングは、必ずしもハッピーエンドとは言えず、リアルティを感じます。

どうしても、正義が勝って、主人公に明るい未来を、という設定は鉄板ではあるものの、シュチュエーションとしては、、「ミッドナイトイーグル」のような形のものが余韻という意味では深くなるのではないでしょうか。

命をかけて戦うのは戦争映画の雰囲気も醸し出していた

不幸な思い(過去)を背負うヒロインとしての竹内結子演じる、雑誌記者・有沢慶子が実にハマり役でした。

果たして、この「ミッドナイトイーグル」で描かれたようなことが起きたときに、当事者だったら、重大な決意をする立場だったら、どう立ち向かい、行動するのか。

出てくるのがミサイルだったりするので、戦争映画の様相は強い作品ですが、そこに吹雪というミスマッチ感が漂っていました。

スカッとしない、もやもやとした余韻を残す作品も、もっと認められてもいいのだと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。