“豆腐屋あこ”感動の物語は「ありがとう」の言葉が胸に響く日常への憧れ

なぜ、この人は、あんなことを続けているんだろう?と疑問を持つ相手はいないでしょうか?

私は、菅谷晃子(豆腐屋あこ)さんがなぜ、リアカーを引いて、豆腐の引き売り17年も続けているのか、不思議で溜まりませんでした。

インターネットでポチッとすれば、なんでもモノが届く時代なのに・・・。

ありがとうは幸せの贈り物『あこのありが豆腐』-「何のために生きているんだろう」と思う人へ届けたい-』 を読んで、その真実を理解できました。

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「ありがとう」の言葉を交わすために、あこさんは毎日、豆腐をリアカーで引き売りする

豆腐の引き売りをラッパを吹きながら町を歩く姿って、正直言って、私が生まれる前の時代の光景なので、リアルに見た記憶は残っていません。

豆腐屋あこさんは、毎日、リアカーで自分の担当する町で豆腐などを売っています。

移動販売車ではなくリアカーという自力で歩く彼女は、「ありがとう」の言葉を交わすために、コツコツと続けているのです。

人との触れ合いが大事で、豆腐を売ることが目的じゃない

ありがとうは幸せの贈り物『あこのありが豆腐』-「何のために生きているんだろう」と思う人へ届けたい-』を読んでいて気が付いたことは、豆腐屋あこさんが、豆腐の販売実績(量や金額)を目的に仕事をしているわけではないという点に驚かされます。


当然、仕事ですし、積み込むと80キロ近いリアカーを引いて歩くのは体力的にもハードなはず。

しかも、季節も天候も関係なく(台風や大雪を除く)、続けているのは、豆腐の売り上げが目的ではなく、担当する町の方々との触れ合いを大切にしている点に感銘を受けました。

当然ながら、日常的に、引き売りの豆腐を買うのは、高齢者が中心なのは想像ができます。

彼女は、高齢者たちとコミュニケーションを取りながら、豆腐を売っているのです。

自分の存在価値を知れない苦しみから救ってくれた

ありがとうは幸せの贈り物『あこのありが豆腐』-「何のために生きているんだろう」と思う人へ届けたい-』を読んでいると、彼女が青春時代に、いじめを受けたり、周りから認められないことで傷ついていたことが伝わってきます。

世の中に、同様のエピソードを持つ人は多いものの、彼女はへこたれず、自分のできる道を模索していたそうです。

自分の存在価値を認めてもらえず、自分が何をすればいいのか迷っていた時に、豆腐の引き売りの仕事に出会います。

彼女の重く苦しい悩みは、この仕事を通して、町の中をリアカーで歩いて豆腐を売る中で変わっていったと言います。

便利にものが自宅に届く時代に、誰が買ってくれるのかわからないのに歩いて売る。

変わった存在に見えたであろう彼女は、仕事へのやりがいというよりも、人との交流によって自分を磨き、優しさを持って、アピールを続けています。

「ありがとう」と言われる仕事、人生って素晴らしい

世の中に、苦情を言われる仕事は山ほどあるし、仕事なのだからやって当然という形のコミュニケーションは多いものです。

儀礼的な挨拶のメール、電話などのコミュニケーション。

なんとも事務的で機械的なものが当たり前です。

その過程で「ありがとう」などと言われてしまうと、ドキッとするのではないでしょうか。

自分のために、何かをしてくれている相手への一言が「ありがとう」という感謝のメッセージなのに、あまり耳にしない、口にしていない人が多いもの。

ネット通販(ECサイト)でモノを買って、「ありがとう」という言葉は、テンプレート以外で触れることありません。

豆腐屋あこは、高齢者を中心とした常連のお客様の「ありがとう」の言葉を大切にしながら、毎日、リアカーを引いて歩いています。

人と人が普通にコミュニケーションをできる姿は自然だけど貴重

本を読みながら感じたのは、いつの間にか、当たり前の人と人の普通のコミュニケーションが減ってしまっているという現状に気付かされました。

昔なら、1つのもの、サービスを受けるのに、誰かと言葉を交わし、無駄話をしてでも、やりとりがあって、笑顔が存在していたはず。

便利な世の中で、お得にモノを手に入れられることで失いかけている何か大切なものがあるのではないでしょうか。


あなたの町に、豆腐屋あこ がリアカーでやってこないとしても、こんなスタイルで働き、生きている人がいたら素敵だと思いませんか。

私は、いつか、彼女から豆腐を買って、お話をしたいと思えました。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。