師弟コンビというのは、一定期間は必要だけれども、どこかで分離してしまうもの。
弟子が成長して師匠と離れるか、師匠が別の弟子を求めて離れていくか。
20年以上も続く師弟関係は、長嶋茂雄と松井秀喜ぐらいしかあり得ないのかもしれない。
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天才・長嶋は圧倒的に努力をしていた
「ON」と言っても、何の意味だかわからない世代が増えてしまっています。
読売巨人軍の王貞治と長嶋茂雄のコンビを「ON」と呼ばれていました。
努力家の王貞治と、天才の長嶋茂雄と言われていましたが、もちろん、長嶋さんだって、人並外れた努力をしていて、人には見せていないだけだったのです
才能だけではなく、エンターテイメントとして、どう観客に見せるかということまで配慮した時点で、絶対的な努力を積み上げていた野球の天才としか言いようがありません。
ミスタープロ野球が復活のために必要とした松井秀喜という存在
私は、松井秀喜と同い年なので、彼が、甲子園で、明徳義塾に五連続敬遠をされた場面を、強烈に覚えています。
勝負のためといえ、あのような選択をしたことは物議を呼びましたが、当人の松井の凛とした雰囲気には、末恐ろしいものを感じました。
読売巨人軍は、他スポーツ、特にJリーグの波に押されて、野球人気が低迷しそうな状況と、球界の盟主を西武ライオンズに奪われた状況を奪回するために、12年のブランクを経て、長嶋茂雄さんを監督として再登板させる決断をしました。
長嶋さんが、どうしても欲しがったスラッガー・松井秀喜をドラフトで引き当てることで、2人の師弟関係は始まります。
あくまでも王タイプの松井を育ててみたいという強い思いがあったから
現役時代のスーパースターとしての存在や天才すぎる逸話の多い長嶋さんですが、第1期の監督時代は、地獄の伊東キャンプを経て、若手を徹底的に鍛え上げることで、チームの立て直しを図ったことで有名です。
当時、ミスター(長嶋さんの愛称)は若かったので、当時の若手選手(中畑清、篠塚利夫など)を扱き上げて、一流の選手に育て上げました。
その当時、育てていないタイプの選手に、同僚の王貞治タイプのスラッガーが足りていませんでした。
松井秀喜をどうしても1000日間(約3年)かけて、4番バッターに育てるために、隠れた場所で、マンツーマンで指導を続けた長嶋さんと、私事し続けた松井さん。
根を上げずに続けた松井さんもすごければ、どこまでも、成長させようと踏ん張った長嶋さんの関係性は、表にならない秘話として、今回の『不滅の師弟 絆の物語―長嶋と松井の20年―』の中では、赤裸々に書かれていました。
素振りを続けることで、身体も心も整えていた
筋トレでもなく、テクニックとしてビデオチェックをするのではなく、基本中の基本として、素振りをさせ続けるって、地味ですし、古いやり方かもしれません。
30分以上、素振りを続ける松井と、その姿、スイングの音を聞く、長嶋さん。
緊張感もありながらも、特別な空気をまとっていたことは想像できます。
素振りを繰り返しながら、松井選手の身体と心を整えていたのは間違いありません。
だからこそ、松井選手は、日本を代表する野球選手になり、FA制度を使って、大リーグ・ヤンキースの一員として活躍できたのです。
国民栄誉賞受賞も東京オリンピックの聖火リレーも共に
2013年5月5日、巨人で活躍した長嶋茂雄と松井秀喜が、国民栄誉賞を同時受賞したというのは、サプライズでした。
王貞治さんが受賞して以来、長嶋さんに授与されない国民栄誉賞は、タイミングを逸していました。
松井秀喜選手の引退と合わせたセレモニーのタイミングで、2人で受賞することで、納得感と関係の深さが伝わってきました。
そして、2021年の東京オリンピックの開会式では、長嶋さんと松井さんは二人三脚しながら、王さんと一緒に笑顔で聖火をリレーしました。
晩年怪我をして苦しんだ松井さんと、病を克服するために必死に頑張る長嶋さんは、お互いを支え合いながら、長年の師弟関係を維持していることが伺えます。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。