【映画】「インビクタス 負けざる者たち」(2009年公開)ネルソン・マンデラ大統領とスプリングボクス(南アフリカ代表ラグビーチーム)の物語

何回も見たくなる映画って、感動のポイントが複数あったり、自分に勇気を与えてくれるものだと感じますよね。

映画「インビクタス 負けざる者たち」は、ラグビーW杯の年には必ず見たくなるのです。

おそらく、タイトルとテーマに掲げられている、インビクタス(invictus)が、ラテン語で「征服されない」「屈服しない」を意味することを、見るたびに、深く考えるからだと思います。

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南アフリカのアパレトヘイト政策を超えて、国を一つにまとめていく

南アフリカのことで何を知っているかと言えば、金の産出量が多いことと、アパルトヘイトという人種隔離政策だけ頭に入っていました。

1990年に反体制活動家だった、ネルソン・マンデラが投獄から釈放されて、黒人大統領になった時代、1995年の第3回ラグビーワールドカップの自国開催を迎える。

黒人と白人の対立を乗り越えて、国を1つにまとめる象徴として、ネルソン・マンデラが「スプリングボクス」に期待を込めた史実に基づく物語を、クリント・イーストウッドが監督をした作品が、「インビクタス 負けざる者たち」です。

人種差別を乗り越える南アフリカの実話

人間同士の差別はなくならないと思い、強者と弱者の壁を受け入れていませんか?

「アパルトヘイト」が、白人と非白人を差別してきた南アフリカの政策だったことは有名な話です。

この課題を変えるのが、ネルソン・マンデラという人物であり、彼が国のリーダーになったことで、壁を乗り越えていきます。

その際に、最もインパクトがあったのは、1995年のラグビーワールドカップ第3回の南アフリカ大会だったという事実に基づく感動の映画でした。

モーガン・フリーマンがネルソン・マンデラ大統領にしか見えない

事実をベースにした物語の場合、登場人物が本人と似ているかどうか、という点はとても重要です。

今回、名優のモーガン・フリーマンがネルソン・マンデラ大統領を演じることで、この作品のクオリティは格段に上がりました。

国を変えるために、必死に世界にアピールをしていこうとする姿。

そこに、ラグビーの影響力を信じて、チームへの期待を真摯に伝える大統領。

もちろん、自国開催で南アフリカの「スプリングボクス」が優勝するとは誰も、予想していなかったのに、決勝で、当時の怪物ウィング選手:ジョナ・ロムーがいる「オールブラックス」と対決する展開にワクワクさせられます。

南アフリカのラグビーチームの愛称「スプリングボクス」とは、アフリカ南部に生息し、驚異的な跳躍力を持つガゼルに似た哺乳類の名前からとったものです。

難しい国の舵取りをマンデラ大統領が進めていく姿を、モーガン・フリーマンが自然体で演じていたことが印象的でした。

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ラグビーの試合のシーンが本番さながら

どうしても、スポーツ系の作品は、選手の動きがリアルに感じられなくなりがちです。

まして、ラグビーなどは、元々プレイしてなければ動けないし、個人ではなく、チームスポーツで相手もいるだけに、映像化するには大変難しいものがあると思います。

チームのキャプテン、フランソワ・ピナールを、マット・デイモンが演じたことで、選手としては少しサイズが小さく感じるものの、チームを率いる姿に映りました。

試合だけでなく、練習のシーンも含めると、ラグビー経験者をメンバーに集めたとしても、なかなか大変だったことが伺えます。

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この作品もドラマ化されましたが、プレーのシーンは撮影も、準備も大変だったと想像できます。選手を演じる役者に怪我をさせずに、本物のように見せるというのは、至難の業なのは言うまでもありません。

スポーツを政治利用してほしくはないけども、国民・国家の統一感には必要な存在かも

世界一になった、「スプリングボクス」とマンデラ大統領の関係性に焦点が当たりすぎると、スポーツの政治利用という批判を浴びるかもしれません。

意図的な活用とも言えますが、あの時、南アフリカのラグビーチームが世界一になるなんて、正直言って、誰も予想していませんでした。

大会そのものが安全に、しっかりと運営できるのかという不安もあったはずなので。

結果としては、南アフリカという国の統一感が生まれ、存在感が世界に伝わったのは素晴らしいことです。

難しい背景を抱えた史実を映画化してしまえる、ハリウッドの関係者の力を感じます。

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安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。