成し遂げられなかった若者の夢の最後の場面『奇跡のバックホーム』横田慎太郎に胸を打たれる

夢を抱いて、頑張っている姿は、年齢性別や国籍関係なく、心に響きます。

「プロ野球選手として活躍する!」と決めて、2013年、阪神タイガースにドラフト2位で入団した、横田慎太郎選手のことを知っている人は少ないかもしれません。

今回、話題の一冊『奇跡のバックホーム』(横田慎太郎・著)を読んでみました。

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こんなに若く引退しなければならない姿が悔しくてたまらない

選ばれし才能あふれる若者が、全て成功・大成するわけではないというのはわかっていますが、けがや病気で引退を余儀なくされる話は数多くある世界。

今回の横田慎太郎選手も同様で、周りの方から愛されるキャラクター・人物だったと察するだけに悔しい気持ちが伝わってきました。

こんなレーザービームができる選手が脳腫瘍の影響で、ボールが二重に見えるなんて!

お父さんがロッテなどで活躍された横田真之選手(外野手)の息子さん、横田慎太郎選手(1995年6月9日生まれ)は、2019年9月に現役を引退しています。

2017年に原因不明の頭痛を精密した結果、脳腫瘍と診断され、治療を続けてきましたが完全に回復しきれなかったそうです。

ウェスタンリーグの引退試合の8回途中の守備からセンターに入り、直後に2回も打球を処理する展開を迎えます。

センター前の打球を捕球してレーザービームなバックホームでランナーをホームで刺します。

そのプレーは、ボールが二重に見えて引退を決意した選手とは思えないほど、完璧なプレーでした。

こんなすごい選手が、プレーを続けられないというのは残念でなりません。

現役を去る決断は自分で決めるしかない

現役プレーヤーや現役ビジネスパーソンが、一線を引く、引退・退職を迎えるのは、自分の体力・気力など総合的に判断するしかありません。(定年という年齢で縛る時代は終わります)

周りからみて、ピークを越えたと思われることを感じるかもしれないし、自分自身で決断をしなければいけない時期が絶対に訪れます。

横田慎太郎選手も、手術とリハビリを乗り越えて、現役での活躍を目指したものの、身体は戻せても、最後まで視力の回復ができませんでした。

個人ごとに事情は異なるものの、現役を去る決断をするのは、

自分の限界を感じる時、身を引くしかない

今まで、スポーツにせよ、ビジネスにせよ、自分の限界を感じるときは、何度か味わってきました。

これが自分のピークを過ぎていて、もはや、これ以上、成長は見込めない(復帰できない)と判断したら、後ろ髪を引かれるような思いがあっても、身を引く(引退・去る)しか選択肢は残されていません。

趣味として、のんびりとマイペースでやるのであれば、誰も咎めません。

でも、一度、高いレベルを経験してしまうと、妥協や我慢ができなくなるのは致し方ないものなのです。

経験を人に伝えていこうと生きる横田慎太郎さんを応援したい

若くして、セカンドキャリアを目指さことになった、横田慎太郎・元選手は、自分の経験を語ることなどを通して、新しい人生を歩んでいるそうです。

もし、彼に病が訪れていなければ、今頃、プロ野球でレギュラー選手として活躍していたかもしれないのに、取り戻せない夢。

ここから、前に向かって歩いていく決意をした彼を応援したいと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。