昔、「ボケ老人」と言われていたもののは、今や「認知症」という症状・病気として語られています。
認知症になりたくない、予防はできるものだろうか、と考えていた私には、一つの回答が得られる一冊でした。
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認知症は予防はできない!と断言されるとぐうの音も出ない
認知症になるのは困るから、なんとか予防する方法、完治につながる治療や薬はないものだろうかと誰もが、少しは考えているのではないでしょうか。
症状や病気だというならば、医療系の研究が進んでいれば、明るい未来が見えるはず。
その点、認知症については、予防じゃなくて、備えなんだと、木之下さんが書かれています。
これが、現時点での答えとしては受け止めるしかないと、諦めながら読み進めました。
記憶しづらいのは仕方がない!記憶を全て脳に頼ることに無理がある!
訪問診療として認知症の患者と向き合ってきた方だけに、事例が綺麗事ではなく、どれもリアルなものを述べられています。
認知症はもの忘れではなく、記憶のしづらさなんじゃないかという点は、私の認識を変えました。
忘れてしまうのは、年齢を重ねた相手には仕方がないものだと諦めています。
何度も同じことを聞かれたり、何度も同じ話をする人について、イライラしても意味がないと。
人間の脳が年齢を重ねて劣化していく、傷んでいくのであれば、そもそも、今の時代、脳に記憶を頼りすぎるのをやめてもいいのではないかと考えるようになりました。
「さっきも言ったでしょ」「また?!」と言われるのは悲しい
確かに、「さっきも言ったでしょ」「また?!」と言われている老人の姿を見たことは何度もあります。
自分の祖父母もそうだったと覚えています。
一方で、同じことを自分が口にしているのは、我が子にも言っていると気が付きました。
忘れているのではなく、覚えようとしない、もしくは、やりたくない意志があって、全く自分の中に留めておかない状態というのは、認知症かどうかではなく、誰でもあるのではないかと。
ただ、この言葉を投げかけられた相手は悲しくなったり、怒ったりしたくなるものです。
明らかに嫌がって、呆れて、口にしていることぐらいは理解できるので。
その感覚がなくなった方が、当事者は楽かもしれないですが。
親が認知症的な要素が見えて、何を感じるのか
自分の親が変わってしまった、とか、どこかおかしいと感じた時はないでしょうか。
もちろん、年を重ねれば、体力も落ちるし、コンディションも正直に老化するのは避けられない。
しかも、脳という目に見えない存在も衰えている姿を目にすると、ついに来てしまったのか、と思い知らされます。
ここで、こちら側がイライラしても何も変えられません。
メモをして渡したり、何度も伝えることを当たり前というスタイルでコミュニケーションを取るしかないと決めてしまえば、いろんな意味で負担が減ります。
100%全てを忘れてはいないことが苦痛かもしれない
もし、記憶がほとんど保持できない、過去のことをどんどん忘れている状態が、常時発生している人は少ないわけです。
つまり、自分が相手や周りに迷惑をかけているという認識を持つことが、認知症の方には苦しいものなのです。
認知症へ争いたい気持ちは、私も、現時点でもあるのですが、そのような状態になったら、どうすればいいのか、どう生きるのか、ということを備えておこうという視点を頂けた本でした。
認める、諦める、だけでなく、備えの対策をしっかりとしておき、正しい知識を持って、自分の認知症、家族の認知症と向き合うことは、これからの時代、避けられないものだと思います。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。