堂場瞬一さんの『沈黙の終わり』(上)(下)を家族に勧められて読みました。
長すぎる展開に、多少焦ったさを感じながらも無事に最後まで辿り着けたので良かったです。
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事件解決と言い切れないエンディング
ネタバレになるので、結末については何も書きませんが、三十年以上隠されてきた連続幼女誘拐殺人に挑む新聞記者の物語です。
縄張りに拘る県警の無駄なプライドと利権を死守したい政権による圧力に立ち向かう姿は、記者魂を感じる作品でした。
爽快な解決という終わり方とは違うので、若干の消化不良感は残ったのですが、ストーリー展開として、この落とし所も致し方ないと思います。
新聞記者という存在は、世の中で薄くなってるのは間違いない
かつては、権力にぶつかる存在として期待されていた、新聞社、新聞記者の存在が、いつからか希薄になったのはなぜでしょうか。
彼らは、情報のスピードはインターネットに勝てないし、購読者数を減らして、明らかに過去のメディアとしての力は失っています。
当然ながら、新聞記者を目指す人材も減り、支局も減っていることを考えると、この流れは変えられないのでしょう。
何のために真実を隠そうとするのか
『沈黙の終わり』に出てくる、県警、警察庁の刑事たちと、そこに潜む闇の部分は、どこかにありそうな設定だと感じました。
隠蔽をしたくなるのは、民間企業の専売特許ではなく、正義を守るべき警察組織にも政治・政府の世界にも十分ありえるのではないかと推察できる話でした。
何のために、誰が真実を隠そうとするのか、それを暴くことができるのか、という前提で追っていくと、大変興味深い展開力でした。
長編の良さと余計なサイドストーリーが多かったかも
登場人物の構成がどこまで増えるのか、メインではない彼らの役回りと存在感は、薄かったわりには、真犯人が見えてくるまでが長すぎて、少しまどろっこし印象が残りました。
真実を追い求める二人の記者がバディのようで、どこか微妙な距離感と類似性に包まれていて、面白いと感じた反面、相手方の存在が最後まで見えなく、急速な回収に向かったのが、どことなく、残念だったと言わざるをえません。
脇役の描き方をもう少し丁寧に書いてくれた上でのボリュームなら満足できたのでしょうが、そこは、なんとなくライトだったもので。
ミステリーや事件解決ものって、主人公のキャラクターに左右されますが、私にとっては、感情移入がしにくいのが残念でした。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。