つみたて投資って終わり方も考えないとダメ!定額より定率で取り崩せ!

新NISAを学び、実践している人は多いですが、ゴールをどのように考えているのでしょうか?

総額1800万を投資してしまうことがエンディグではないはずです!

投資信託クリニック代表のカン・チュンド(姜 忠道)さんの『つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!』をKindle unlimitedで読みました。

参考サイト

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積み立てて資産を増やした先に、どうなるのか考えてる?

新NISAを始めた方は、コツコツと資産を増やすために、どの金融商品をどう買っていくのか、実際に増えたのか、減ったのか、ということに一喜一憂しているのではないでしょうか。

でも、何のために、積み立てて資産を作っているかといえば、老後を踏まえて、自分の生活を支えることを前提にしている方が大半のはずです。

だって、使うために積み立てて運用しているわけですから。

この大事なポイントを見失っていませんか?

積立は定額だけど、取り崩しは定率!という考え方を始めて知る

分散・積立投資で、ドルコスト平均法が良いと信じて、コツコツと運用している方は、この定額での積立の安心感を持ちながら、進めていることでしょう。

ところが、運用資産を取り崩すときは、定額ではなく、定率がいいという話を聞いて、一瞬、戸惑ってしまいました。

なぜ、定額で取り崩してはいけないのか。

積立と同様に、取り崩しも定額であれば、シンプルなのに、と頭の中で整理するために、『つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!』を読んでいき、ちゃんと理解できました

定額で取り崩す資産は、現金なのか、運用資産なのか

定額で取り崩す資産を全て、現金などの安全資産に振り替えてしまうならば、定額で取り崩す方がシンプルです。

でも、定額で取り崩すと、正直、残額とゴールのタイミングは明確になります。

完全に固定の引き落としみたいなサブスクのようになるので、なくなるXデーを念頭に置いて生きなければなりません。

もちろん、年金やその他の資産(退職金やiDecoなど)も加味しての判断とはいえ、減り続ける気持ちは、株価の暴落以上に不安を感じるはず。

ここを定率で取り崩せば、一定の割合である以上、資産の残額のパーセンテージで決まります。

後半に行けば行くほど、取り崩し金額は少なくなるものの、必ずしも、均等な金額にする必要はないと理解できます。

しかも、運用資産(投資信託など)と安全資産(現金)の割合で考えてバランスを取りつつ、実施すれば、結果として、資産を延命できるというカラクリを知り、驚きつつも、納得できました。

取り崩す日のために、準備をしているのに、ノープランだった

今、コツコツと積み立てて運用している資産が増えるか、減るか、という短期的な話ではなくて、自分自身が稼ぐことをやめてしまった時に、どのように取り崩して生活していくのか。

わかった上で、準備をしていると信じていたのに、自分指針がノープランだったことに気づかされました。

もちろん、10年以上未来の資産がどうなっているのかは分かりません。

わからない状況ではあっても、その未来を考えてゴール設計を逆算しておかないと、何のために、投資や資産運用をしているのか、わからなくなってきてしまいます。

マネーゲームをしたいわけでも、FIREを目指したいのでもなければ、安心した未来のために、具体的にどうやるかは作戦を頭に入れておくのは不可欠です。

取り崩して、減っていく資産の度合いを下げる方法として学べた

ジリジリと資産を取り崩して、減っていく姿を想像することは、今の私には難しいです。

でも、必ず訪れる未来ですから、その時に焦らないために、方法や対応は知っておいて損はありません。

さすが、投資信託クリニックの代表だけに、どのように取り組むのか、考えればいいのかを、数字を提示しながら、展開してくれる内容だったので、ものすごく理解が進みました。

目の前のことに夢中になりすぎて、興奮しながら、資産運用をしている方には、一度、冷静になるためにも、この本『つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!』を読むことをオススメします。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。