寺尾聰という役者、女優の深津絵里が丁寧に演じる映画「博士の愛した数式」の存在は知っていたものの、なかなか見る機会が訪れなかった。
見てしまったら、この作品の素晴らしさに酔ってしまうのではないか、と考えていたのが理由です。
実際に見て、原作の良さもあるのでしょうが、二人の演技に引き込まれました。
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記憶が持たない天才数学者と家政婦という組み合わせ
80分しか記憶がもたない天才数学博士と家政婦とその10歳の息子。
驚きと歓びに満ちた日々なのですが、まあ、変わっていることは間違いなくて、そんな短時間しか記憶が持たないとしたら、日常生活も他者とのコミュニケーションも成立するはずがないはずですから。
ところが、この天才数学博士と家政婦とその息子は絶妙なバランスで関係性を築きます。
寺尾聰と深津絵里の演技力が光る!
そもそもの登場人物の設定がユニークなのですが、変わり者のような天才数学博士を演じる寺尾聰の味が出ているのが最高に効いていました。
数学に関して、日常会話として、同じことを繰り返し聞いたら、誰だって飽き飽きしそうなのに、それを受け止める家政婦の杏子を演じる、深津絵里の優しい温かさとの組み合わせが良いのです。
どう考えても、周囲に迷惑をかけるだろうし、一緒に過ごすとしたら大変なはずなのに、ルートと博士に名付けられた息子も素直に馴染んでいく関係性。
不可思議な部分があるのに、卒なく展開していくのは、この二人の俳優の力量以外の何者でもないと思いました。
どんな役もこなせるのに、元の俳優の色も残せる二人だけに、惹きつけられるように、最後まで映画を楽しむことができました。
スピード感がない雰囲気が合う作品
映画となると、スピード感やスケール感が大事にされがちですが、この映画「博士の愛した数式」は、どことなく淡々とした日常の延長線を描いています。
その雰囲気が、博士の特殊な部分が、どこか当たり前の姿のように感じられてしまう。
同じセリフを、同じように繰り返すなんて、本来は、お笑いのコントのような設定なのに、真面目に、その姿を描いています。
素直な息子、ルートくんの存在も絶妙です。
普通なら、あんな変わったおじいさんを見かけたら、拒否反応を示すだろうに、彼は、母親の言うことよく聞いて、理解をして、毎日を過ごせているのです。
ある意味、時間を忘れられるような映画です。
私は天才と一緒に過ごすのは、大変だった
私は、昔、ある天才と一緒に仕事をしたことがあります。
世間の常識とかけ離れているので、大半の人は理解をしてくれない、彼の理屈と考えをどうにか、咀嚼して周りに説明し、フォローをする日々でした。
世間的に言われている、特性を持っている人物だったのでしょが、一緒に過ごすのは本当の意味で大変でした。
彼が何を求めているのか、何を始めたのか、わかろうと思っても、一般人な私には意味が理解できないことも多数ありましたから。
天才のことをわかってあげようなんて考えること自体が無駄だったのかもしれませんが。
ラストに向けてどうなるのか、と想像しつつ
この二人の俳優の演技を楽しみつつ、後半・ラストにどんな展開が待ち受けているのか、想像をするのが難しかったのは事実です。
最終的には、ここに着地するしかないのだろうと納得しつつも、十分に満足できる映画でした。
決して、ハリウッド映画や、宣伝しまくりのインパクト映画とは違う、のんびりした時間の流れを楽しめる作品って、少なくなっているような気がするので、心を穏やかにしたい、ゆったりと楽しみたいという方には、いつ見ても満足できる映画が「博士の愛した数式」だと思うので、オススメできます!
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。