目の前にあるもの、自分が手にしているものにどれだけの人が関わっているか考えたことはありますか?
ユニクロの衣料品は日本で作ってないことでしょ。コストの問題でしょ。
いやいや、ビジネスの構造ではなく、そこに関係する人のことを考えてみましょう。
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児童書を読んで、些細なものに関わっている人へ感謝したい
最近、大人の本ではなく、子供と一緒に児童書を読む機会が増えました。
『 いっぽんの鉛筆のむこうに (たくさんのふしぎ傑作集)』を音読しながら読んでみました。
一本の鉛筆ができるまでに関わる世界の様々な人と仕事を順に追っていく一冊。
鉛筆の芯の材料となる黒鉛をスリランカで採掘されて、芯を包む木材を育てて切り出す人がいて、材料が船で運搬されて、芯と木材をつなぐ肯定があって、文房具として売られていく。
考えてみたら、当たり前の話。
そこの工程として仕事をする人は、生活を共にする家族がいるわけで。
たった1本の鉛筆を作るにも、色々な人が関わっているという事実を知る、気づくには最適の一冊でした。
目の前のこと・モノ・サービスだけを考えているのは背景を考えていない
単純に、児童書に感動するのではなく、自分ゴトとして見つめてみます。
店舗でもモノを選ぶ、イベントに参加して体験する、新しいサービスを利用する、などの目先の楽しさ、喜びも大切です。
そのためには、事前に準備や用意をしている人がいて、企画して制作した人がいるわけです。
誰もが100%満足できるものは作るのは難しいのは当然ですが、安易にダメ出し、文句を言うのも良くないはず。
目の前に見えない人・モノなどのことを想像して感謝する思いに至れるかどうか。
日々の中で意識しないものに対して、想像を巡らせて、感謝の思いと言葉を発してみると、世の中を見る目が変わります。
夜店で買ったおもちゃを即壊されて激怒した私
数年前の夏祭り、自分の子どもが夜店でおもちゃを欲しがるので、買ってあげました。
喜び勇んで触っていたら、早々に壊してしまいました。
「コラっ!!何するんだよ!今買ったばかりなのに!」
私は、瞬間的にしかりつけました。
その時に、私は何を考えていたのかといえば、数百円を無駄にしたことに対して、本人が何も感じていない様子だったので。
夜店のおもちゃですから、安価で雑な作りだったからかもしれません。
いや、その安価なおもちゃを作るために、誰かの手や工数はかかっているのです。
いつかは壊れる、捨ててしまうモノだとしても、すぐに壊していいわけがない。
思い出してみると、ここまで説明を仕切れなかった自分の不手際だったと反省しています。
目の前の人に感謝して、見えない相手のことも考える
目の前にいる人に対して、「ありがとう」と言葉にして感謝の気持ちを伝えましょう。
その上で、モノ・コト・サービスについて考えて、目に見えていない相手を慮う気持ちを抱く。
決して、忖度とかじゃなくて、普通に想像するだけで十分です。
そうすると、自分のやっているコト、モノ、サービスなど全般も、誰か知らない相手があなたへ感謝しているのかもしれない。
見えない感謝の縁のつながりって、感じられる人間になれたら、誰もが幸せを感じられる社会になるんじゃないかと思います。
この本、是非、大人でも考えさせれるから読んでみることをオススメします。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。