あなたも自覚してる?香山リカの『オジサンはなぜカン違いするのか』を読んで反省しよう

オジサンが、世の中で浮いた存在というイメージとして定着したのは、年功序列が崩壊して、時代の中心から外されたのが原因なのではないでしょうか。

子供や若い頃に抱いていた、オジサンのイメージと、自分自身がオジサンになったことで、その現実を思い知るようになって久しいです。

精神科医の香山リカ(著)『オジサンはなぜカン違いするのか (廣済堂新書)』を読んで、オジサンの分類分けを知り、考えさせられました。

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精神科医がオジサンを分類した上で、アドバイスをする

精神科医・香山リカといえば、テレビにも出ている存在であって、切れ味を持ったコメントもできるので、露出も発信も多い方です。

そんな香山さんが、オジサンを分類して厳しくも温かいアドバイスをするというのは、絶妙なバランス感覚がなければ書けない一冊だと感じました。

令和の時代のオジサンは、時代とミスマッチしていたら嫌われる存在になる

令和の時代のオジサンは、世の中の厳しい変化の流れに揉まれています。

マネジメントは、自分たちが育ってきたようなスタイルでやれば、パワハラだと非難され、異性に対して少しでも失礼な発言をすれば、セクハラだと叩かれる。

出世に必死になれば、同僚や友人から羨望よりも、多少冷ややかな目で見つめられ、些細なことで起こりやすくなってキレる姿は、社会の問題児扱い。

若者や部下に丁寧に、自分語りをすれば、説教オジサンとされ、ITなどの新しい知識にはキャッチアップが苦しいと情弱と馬鹿にされてしまう。

一方で家庭を持つことを望まない独身貴族で生きていれば、親の脛かじり・独り立ちできない存在と馬鹿にされる。

どれにも当てはまらない無難で、かっこいいオジサンなんて、ドラマや小説の中でしか登場しない特別なキャラクターなのかもしれない。

昭和の常識は令和の非常識だから〜7つのオジサンタイプ〜

香山リカさんは、7つのおじさんタイプを列挙して、問題点をマイルドに解説して、アドバイスをしています。

決して、オジサンたちを馬鹿にしているのではなく、世の中に多いタイプとして分類しているに過ぎませんので悪しからず。

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1.パワハラオジサン

オジサンのイメージの典型とも言える、パワハラオジサン。

自分たちや親の世代は無理を強いられても頑張ってきたのだから、後輩・部下の指導でも同じスタイルを行おうとすると、今の時代は許されません。

暴力的な態度、言動などは、嫌われてしまうもの。

本来は、身内に横暴なまでの真面目人間がパワハラオジサンだとまとめられています。

2.キレるオジサン

街中や職場で突然キレる、オジサンって見かけたことがあります。

いったいなんで、あんなに激しくキレるんだろうと疑問に思うほど。

感情のコントロールがうまくできないのは前頭葉の働きが影響しているらしく、突然、沸点が上がってしまうのは、オジサン特有の姿だと決め込んでいますが、穏やかなオジサンもいるので、この感情のスイッチが気になります。

3.情弱オジサン

動画を信頼しやすいオジサン、新しい技術や裏側を知らずに騙されやすいの姿。

イメージとしては、オジサンよりも上の世代、高齢者なイメージが強いですが、私自身、油断すると「情弱オジサン」になりかねないと危機感を持っています。

客観的になって冷静に正しい情報を詳しい人、信頼できる情報元に調べないと、この罠にはハマってしまうリスクが高いのは致し方ありません。

4.セクハラオジサン

今、油断をすると、行動も発言も一発でレッドカードとなるのが、セクハラです。

ほぼ男性上司が、女性社員(社員に限らずですが)に対する行為ですが、軽く、この程度なら、というレベルだと、本当に嫌われるし、危険です。

あなたの周りでセクハラオヤジがいたら、優しく(激しくでもいいですが)注意してあげましょう。

5.文科系説教オジサン

理系だと説教することなく、淡々とやりとりをしていそうなのに、文科系だと、うんちくを含めて知らない相手に説教をしてしまうオジサンいますよね。

相手が知らないことが悪いことではないのに、無知であることを指摘して、徹底的にイロハを教えたがるタイプ。

興味を持って聞いてもらえる相手以外は、正直聞いてないので、無駄な行為です。

6.上昇志向オジサン

今も、ギラギラした出世や給与アップに必死になって、権力欲を目指すタイプのオジサン。

本来は、エネルギッシュで良い存在のはずなのに、相手を蹴落として、上に立とうとして、自分の手柄になんでもしてしまう人って、あなたの周りにはいませんか。

この上昇志向こそが、自分だけは特別だという勘違いから、不正の温床になることもあります。

7.子ども部屋オジサン

初めてのフレーズの響きですが、独身のまま、実家の親に甘えて生きているオジサンの存在。

着実に増えているのは間違いありません。

自分の慣れた環境で、世話をしてくれる親がいて当たり前というオジサンは、そのうち、頼っていた親が年老いた時には、責任を持って介護や支援をできる存在ならばよいのですが、怪しいものです。

私は、文科系説教オジサンとキレるオジサンのマイルドタイプ

私は、この7タイプのどれに該当するのかを自問自答してみました。

極端に、これだ!という自覚はありませんが、比較検討すると、文科系説教オジサンのけいこうとキレるオジサンのミックスされたマイルドタイプじゃないかと考えています。

自分自身が身につけた知識を誇るのではなく、相手に同レベルで話をして欲しいときに、ガツガツと伝えてしまうと、説教オジサンと受け取られてしまうかもしれません。

さらに、温厚だと言われる私ですが、年々、気の短さと沸点の低さが出てしまい、キレ気味になる自分を感じます。

もっと穏やかで、リラックスした関係性を保てるオジサンであり続けたいと、反省しながら日々を過ごそうと決めました。

時代とマッチしないと、年代関係なく取り残されるが、オジサンへの風当たりは厳しい

本来、オジサンって、大人な男で、決断力もあり頼りになる存在のはずです。

ところが、時代や環境とミスマッチしたことに意識が足りないと、完全に浮いた存在になります。

ただ、これは年代に関係なく、社会から取り残されてしまうオジサンへの風当たりは、年々、厳しさを増しています。

自分自身のことを冷静に見て、コントロールできる力は、オジサンに限らず必要です。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。