「I Have a Dream」(私には夢がある)
この言葉は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが、人種平等と差別の終焉を呼びかけた有名な演説のフレーズです。
あなたには夢がありますか?どんな夢ですか?
「学校を作りたい」という夢を掲げた彼の思いと、現実、その後をまとめてみました。
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夢って、個人の満足度だとレベルが低いと思いません
お金持ちになりたい、有名になりたい、社長・経営者になりたい、モテたい・・・。
人それぞれ、レベルは違っても夢はあるものです。
実際のところ、個人が満足する、主観的な夢というのは妄想や自己満足のレベルなので、周りは誰も喜んでくれません。
世のため、人のため、社会をより良くするために、実現しようという夢にはロマンがありますので、多くの人を巻き込んでいける可能性があります。
大きな夢を抱く男の話
昨日、私は、ある人物にアポイントをとって会いました。
一度、簡単な挨拶だけで済ませた彼に、人を惹き付けるような魅力を感じたので、彼のビジネスと夢、自分のビジネスと夢に接点が何か生まれてこないだろうか、と模索したいと考えていました。
ビジネスのラインナップを聞きつつ、最後に、彼の夢を聞きました。
「私は、学校を作りたいんです!」
学校を作る?!
新興国などで学校を作るのではなく、この日本に、今、学校を作るというのは驚きの発想です。
出生率が下がり、今後、公立学校の統廃合は進み、私立も生き残りの選別が始まることが明らかな時代に、あえて学校を作りたいというのは意外な夢でした。
「学校で習ってきたことが、実社会で通用しない現実。社会で活躍することを前提にしない学びでは意味がない。若者に活力とやる気が溢れる世の中にするために、人材を育成できる学校を新規で作りたい。」
目をキラキラさせながら、訴えかけてきます。
社会人向けのビジネススクールではなく、大学的な機関を作る。社会人のゴールの目標・夢から逆算してくる発想。
「もちろん、学校を新規で立ち上げにかかる費用を作るために、数年以内に、今のビジネスで成功させてみせます。自分の目標ターゲットは、33歳で慶応義塾を創設された福沢諭吉なんです!!」
膨大な資金調達が必要で、手続きも煩雑な学校法人設立
彼の夢を掘り下げて調べるために、もし、私立学校を設立するとした場合の前提で調べてみました。
(1)寄附行為
学校法人の定款のことを「寄附行為」と呼びます。学校設立には、必要な土地・建物・設備・人員等が法律で決まっています。株式会社でいうところの定款にあたるため、先の法律に定められた事項のほか、任意的な事項を定めることが出来ます。また、寄附行為の変更を行うためには所轄庁の認可が必要になります。
(2)管理運営
学校法人を設立するためには、役員として理事5名以上、監事2名以上を置かなければならないとされています。また、各役員については、法人の公共性を高めるために、その配偶者または三親等以内の親族が一人を超えて含まれることになってはならないとされています。また、評議会の設置も行わなければなりません。定数に関しては、理事定数の2倍を超える数の評議員をもって組織することとされています。
(3)校地・校舎
学校の校地・校舎に関しては、原則借用ではなく自己所有である必要があります。理由としては、安定した学校経営を継続するためにも、それを担保とする資産を有しなければならないからです。ただし、法律規定により譲渡が出来ない土地などの理由がある場合、20年以上の長期にわたる貸借が確実であるならば上記の要件の例外として扱われます。また、平成19年12月の文科省の通知により例外の範囲は実質広がり、より弾力的になりました。
単純に既存の学校法人の理事に就任するというレベルではなく、新規立ち上げの学校法人となると、監督官庁の許可と資金が莫大に必要です。
学校を作るという夢にはハードルが高く、もし、立ち上げても経営基盤として学生・生徒を確保し続けていくとなると、想像しただけで気を失いそうです。
日本は、少子化が進んでいる国ですから、既存の学校の存続も今後、危ぶまれる可能性があることを念頭に置くと、厳しい現実が横たわると言わざるえません。
壮大な夢を追いかける彼を応援したい!
自分の夢のようで社会に貢献する、未来につながる夢を抱く彼を応援したくなりました。
彼の夢までの期限は、6年。
長いとみるか、短いとみるか。おそらく、1人では実現できないスケールの夢です。
熱を持つだけでは、達成できない以上、どれだけ周りを巻き込んでいけるかがポイントになるでしょう。
彼の今までの人生で達成してきた実績からすると、この夢も達成できるにちがいないと感じるようになりました。
何らかの形で自分もサポートや関わることができたら、と妄想をし始めました。
あなたは、大きな夢を持っていますか?
目の前の小さな夢を積み上げることで喜びを感じますか?
漠然とした夢を抱きながら、自分には難しいと何も行動を起こさないですか?
夢を叶えるためには、まずは、最初の一歩踏み出すことです。
自分の夢を具体的になるまで考え抜き感が抜き、必要なことを調べ、人に会い教えを乞う。
たった1人で夢を達成できるとは限りません。
ワクワクする夢を人に語り、巻き込んでいく。私も、まだまだ、発展途上ですが、皆さんが、悩み、一緒に頑張りたいと思うなら、出来る限りの支援・サポートをしていきたいと考えています。
いつでも構いませんので、ご連絡をお待ちしております。
<追記>6年経過、彼の夢はどうなったのか
このブログ記事を書いて、6年が経過しました。
彼の「学校を作る」という夢には、6年という期限がついていたので、思い出して、連絡をとってみました。
あの夢(学校を作る)は諦めて、今、別のことにチャレンジしています!
がっかりした思いと、家庭を持って現実的に考えた彼の考え方には理解を示せました。
学校は諦めても、後進・人材を育成して、魅力的な社会を広げたいという新しい切り口で、彼は前に進んでいます。
夢なんか持っても、実現するはずがない!
冷たい言葉を投げかけるのは簡単です。
彼自身も夢と現実の狭間で限界を感じて、方向を変えたのは致し方ないことです。
でも、夢を抱かなければ、実現することはないです、周りの反対・批判の声に振り回されず、一人でも多くの協力者・応援者を獲得できれば、どんな夢も実現へ近づくチャンスは得られるのです。
成功する、しないは保証できませんけども、たった一度の人生、夢を抱いてチャレンジしたいですよね。
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投稿者プロフィール
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。