ホリエモン(堀江貴文氏)が飲食業界に深く関わり出して数年が経っていることをご存知でしょうか?
2016年に堀江貴文氏が「WAGYUMAFIA」を設立し、シェフの浜田寿人氏とともにプロデュースを行い、店舗や業態も増えています。
“ニッポンの和牛を世界へ”。日本で生産されている上質な和牛をもっと世界に広めるために作ったのは知っていますが、他の飲食分野にもチャレンジを続けています。
この業界にチャレンジした背景や考えを語ったのが『キャリア不要の時代 僕が飲食店で成功を続ける理由』にまとめられています。
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飲食店に下積みは不要だ!と断言
堀江貴文さんは、物議を醸し出すネタ・話題をを定期的に世の中に展開しながら、さまざまな事業に関わり続けています。
修行・下積みというのは時間の無駄であり、苦労した上の世代が自分の既得権を守るために強いているにすぎない、との内容はインパクトがありました。
料理人は下積みの時代が数年あって、ここを乗り越えてこそ、一人前になる、という考え方が間違っていると言われると、常識的な発想をする側からは、違和感が芽生えてしまいます。
このような古い飲食店に残る古い考え方をアップデートさせようということもあり、彼は、飲食ビジネスにも参戦しています。
「小麦の奴隷」で地方のパン屋を変えて、世界へ和食ブランドを展開する
おそらく、ライブドアの経営者時代も含めて、美味しいものをたくさん味わって、舌が肥えたであろう、堀江貴文氏自身が、顧客という視点から、経営という視点で飲食業に着目したのは理解できます。
日本の高級で美味しいものを海外のVIPは喜んで食べてくれる、ということに気づき、高級和牛の飲食ビジネスで仕掛けて成功しています。
では、「小麦の奴隷」というパン屋の話を知ると、驚かされます。
北海道の大樹町で1号店がオープン後、地方にFC展開してるパン屋なのですが、1次発酵までを終えた時点で店舗に届くというスタイルが特徴。
朝早く、重労働なパン屋の経営の常識を覆し、素人でも美味しいパンが提供できる店を、地方に増やしていこうというアイデア。
もちろん、アプリの開発・提供なども含めて、堀江貴文氏の発信力、経験も加味して展開は広がっています。
確かに、儲からないビジネスを設計することに協力するわけではないので、収支を見越したビジネスプランを設計しているのは事実でしょう。
ただ、今までの常識に縛られないスタイルで、地方の飲食店を救い、世界に和食を広げるという考え方は、日本という国が生き残っていくためには必要な戦略なのです。
料理好きだとレストランが流行らないという意外な話
料理の専門学校に通ったり、親の代から続く味を守って跡取りとして店を切り盛りする料理人たちには尊敬する気持ちしか湧きません。
彼らは、料理を作って提供するのが好きだからこそ、頑張っているという方がほとんどだと思います。
ただ、この料理好きな料理人や店舗側の思いと、顧客の求めるものが合致していないことがあるのではないでしょうか?
料理を作って提供することと、飲食店を経営して行けることの間には大きな溝があるとも言えるのです。
趣味としての料理好きが、小さなお店を出しても、誰も知ってくれなければ足を運んでもらえません。
こだわりの料理だと原価が上がってしまい、提供価格が高すぎるとリピーターは増えません。
「料理が好き=飲食店で成功」という図式は成り立たず、むしろ、料理が好きでない人の方が成功すると断言するのも、堀江貴文氏らしさです。
※もちろん、料理好きで飲食店の経営者として成功されている方もいらっしゃいます。
顧客が美味しいと思っても、飲食店経営が続くとは限らない
私が美味しいとか、面白いと思ったお店は、経営として成功しているのか、という観点で考えてみます。
今までブログで取り上げた飲食店ですが、現在、閉店しています。
オリジナルなお店で、一定のファンもいたはずなのに、惜しまれつつ、もしくは、人知れずになくなっています。
当然ながら、コロナの影響で店舗の維持運営が厳しかったり、店舗の土地関係の権利の問題とか、顧客から見れば、全く様子が見えない実態もあるでしょう。
それでも、細々と続いている飲食店もあり、生き残っているお店もあります。
確かに、飲食業界は経営を継続していくのが難しく、儲かっているのは一部の店舗、もしくは、特定のチェーンに限られるのかもしれません。
今までの常識ならば、この流れは受け止めるしかないですが、堀江貴文氏のようにビジネスモデルとして、どうやれば、飲食店がヒットするのか、顧客も経営も、料理人(技術の高さを求めない)も、うまくいくのかを考えているかどうか。
そういった観点で、『キャリア不要の時代 僕が飲食店で成功を続ける理由』は、私たちの飲食店経営に関する常識を覆す本です。
コロナでも飲食業の未来を見据えていたビジネスの天才
ロケットを飛ばしたり、今までの常識に囚われないビジネスや分野に深く入り込んで、その内容を発信していく、ホリエモン。
彼に対して、旧態依然とする側、常識や領域を持っている立場の人間から見れば異端者にすぎず、叩きたい存在なのはいうまでもありません。
コロナ禍で、飲食店に展開された、持続化給付金は一時凌ぎにすぎなかったので、ランチのテイクアウトなどにチャレンジしたものの、閉店に追い込まれたケースは数多く見掛けられます。
いわゆる逆風の中でも、未来を見据えてビジネスとして成功に導こうとするという意味では天才だと思います。
もちろん、万人に好かれるわけではないのは言うまでもありませんが。
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【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。